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おとぎ裁判 第2審 ~戦慄の誘拐パレード ビッグマウスにご用心♪~ 1月12日 ソワレ レポ

□注意

見逃し、独断と偏見、何でもアリの観た人にしかわからない仕様レポ。内容は初回観劇時の感想です。

□要項

とき:2020年1月12日 18:00~
ところ:CBGKシブゲキ!!
ないよう:
おとぎ裁判 第2審 ~戦慄の誘拐パレード ビッグマウスにご用心♪~
でるひと:
古谷大和、芹沢尚哉、東拓海、ロッキン=ヨーコ、廣野凌大、横井翔二郎、碕理人(敬称略)

□経緯

言わずと知れた東拓海出演!!(大きな拍手)
第一審はDVDで観て、めっちゃ楽しかったので自分なりに観劇回数は盛りめに5回観劇予定。(結局2回追加して、7回観ました)

□あらすじ

裁判官・アケチ 絶対絶命の危機!!
被告人ハーメルンの笛吹き男
新たに現れた検察官は、
Killerから解放される“鍵”をかけた
とんでもない勝負を挑んで来た!

負けられない裁判!
交錯する思惑!
暴かれる秘密!
そして、最後に笛の音が奏でる意外なシンジツとは・・・・

□印象に残ったキャラ

出演人数が少ないのもあるけど、誰が、とかではなく全員何かしらの印象に残ってて。情報量が多すぎた。

・アケチ(ライオン属性)
チョコレートが絡むと精神年齢が5歳になる男。周りがボケばっかでツッコミ疲れが心配になる。
偽りを焼き尽くす炎は美しかったか??

・ロブ(トリ属性)
相変わらずのベイベー。劇中何回ベイベっているのか。
舞台上でボケが大渋滞しているので極たまにまともに見える。でも、大体ボケ。
今回、ブルーとの関係性がだいぶ匂ってきた。

・ジュード(ハリネズミ属性)
妹曰く、ジュードオンステージ。色んな意味を包括した上で怖いという感想が出てくる。同じく色んな意味で、アケチ様には頑張って欲しい。
ジュード様、第一審からお鼻のシェーディングが濃かったので狐かと思ってたけど、ハリネズミだった。
2幕以降の闇ジュード様時の笑顔がピエロじみてて怖い。口元は綺麗な弧を描いてるのに目が全く笑ってない。怖い。
温度差がありすぎて風邪引く。
暴力とパクチーは許せない。

・メロディ(おっさん属性)
メロディちゃん可愛い。もはやそれ以上の言葉は要らないまである。
メロディちゃんもジュード様と同じく何か知ってる風なのがやっぱり気になるところ。
ラガーマン・メロディ。

・アベル
生意気ショタ。いつまで経っても廣野くんに生意気な印象しかないのは何故なのか。
たまに舞台上の葉っぱを掴んで遊んでる。可愛い。日替わりのお遊びシーンで甘やかされる最年少。可愛い。
衣装に蜘蛛の巣と半分ずつの蝶が付いてる。羽根(脚)をもがれて蜘蛛の巣(ハーメルンの街)に囚われてるという暗示??
オープニングの歌はアベル。

・ルータス
イケズな京都弁でナチュラルにボケ倒す胆力の強い男。
客席のリアクションへのレスの柔軟性が高い。ファッションのおセンスがよろしくていらっしゃるMr.ハイブランド。
意味深な行動が多くて、悪役なのか悪役に見える役なのかよく分からない。鞭の出番が一度しかないのは勿体ない。
すっごい照らしてー!

・ピート
ファッションセンスをどこかに忘れてきたイケメン。心のオアシス。おとぎの国の良心。衣装は1番とち狂っているのに、言動は一番まともという、観客の脳をバグらせる存在。
良い奴以外の何物でもない。
行動が人間ぽくない。椅子の上にしゃがみ込む。可愛い。
お帽子が縦長くて身長が異常に高く見える。
指先がお綺麗。

□印象に残ったシーン

・日替わりネタ
多すぎてネタを記憶しきれない。そして、その中でもジュード様の暴走比率が高すぎて、東拓海ファンとしてはしんどい(いい意味で)。

~本日の日替わりネタ~

ピートが飲んでいる飲み物
→マウントレーニア黒蜜きな粉ラテ。
ピート「マウントレーニア黒蜜きな粉ラテ~豆乳仕立て~。気概の料理人黒木純とコラボした新提案のカフェラテ。やさしい甘さの黒蜜ときな粉の香ばしさが加わった、贅沢なコク深い味わい。お問い合わせはもりなg・・・」
ロブ「待て待て待て!」
ピート「だって、お問い合わせ先・・・」
ロブ「ダメだ!」
ピート「皆さん、黒木純って知ってます?」
この後、随所に出てくる”黒木純”。結構後半まで引っ張るのが面白すぎてしんどい。

口の中がぱさぱさになるもっさりした食べ物
→バウムクーヘン。
「丸くて可愛い形をしているのに口の中に入れると、水分全部持って行かれる!私はその丸い穴の中に飛び込みたい!」
サーターアンダギーとかもオススメですジュード様。

アケチ様を起こすシーン
→アケチの夢を想像して逆切れ。
ふわんふわんと漫画で夢を表現する吹き出しを自分で作って、夢の中のアケチを演じるジュード。
「ジュードのやつ、チョコぐらいいいじゃねえか!ケチ!アケチだけに!つまんねえ夢見てんな!」(アケチ様をぶったたく)(可哀そう)

外に出れないアケチ様に運動を提案
→ボルダリング。
アケチ「俺だって屋敷の外に出られれば運動とかするよ!ランニングとか、ボーリングとか、ボルダリングとか!」
ジュード「ボルダリングの壁なら屋敷にもあります!」
アケチ「見たことねぇよ!」
ジュード「あれです!」(奥の石のゲートを指さす)
アケチ「えwwあれ??wwうそでしょ?ww」
ジュード「あれです!」
アケチ「つ、掴むところ少な!w」

アケチに伽相手を聞かれてはぐらかすジュード
→朝(昼?)食べたハンバーグが喉に詰まる。
アケチ「お前の伽相手は誰なんだ?」
ジュード「・・・!!・・・・!!!」
喉を押さえて口をパクパクさせるジュード。
アケチ、困惑しながらジュードを見る。ジュードは腰を屈めて背中を叩くようにジェスチャー。
アケチ「え、そういうシステム?w」
ジュードの背中を叩くアケチ。
ジュード「っはぁ!朝食べたハンバーグが!」
アケチ「ハンバーグかよ!」
ジュード「私も朝食べたのが今詰まるとは思いませんでした。アケチだけに!」
アケチ「いや、それどこに掛かってんだよ!アケチ関係ねぇじゃねーか!」
その前のネタがよぎったのか脈絡なく「アケチだけに」と口走るジュード様。本当に思わずだったのか、その後、拓海くんが苦笑いしてたのが見えて大笑いした。

アケチ様のフェンシングの相手をするジュード
→何故か右膝ばっかり狙う。
アケチ「あ、痛い!って、お前なんでここばっか狙うんだよ!」
再び、膝を攻撃するジュード。
アケチ「だから、痛い!ぼ、ぼうろぼくろく」(暴力を噛んでしまったアケチ様)
ジュード「噛んでんじゃねーよ!」(アケチをバッサリ袈裟切りにするジュード)(噛んでんじゃねーよは私の妄想かもしれない)
アケチ「うわー!暴力反対!」(ガァッとジュードを押し返すアケチ)
ジュード「あぁ、すみません。まず、機動力を奪おうかと・・・」
アケチ「こわ」
ジュード「そのあと、馬乗りになって・・・」
アケチ「こえーよ」
足潰して馬乗り、という発想はさすがに怖いっすジュード様。

ルータスの登場シーン
→勝手に暗転明転して、スタンバイ位置間違える。
「暗転!」本当に照明が少し暗くなる。「明転!」センター”居た”なのに、場ミリ見間違えて立ち位置がずれて、センタースポットに入れてない。

ルータスがアケチのファッションセンスをなじる。
→白黒の方向性の定まってないファッションセンス。
”方向性の定まってない”がぶっこみワードだったっぽい。

神の子を聞き取れないジュード
→数の子?たけのこ?

アベルの登場シーン
→指パチン「ルータス!」が楽しくなっちゃってパチンパチンしまくる。
アケチ「甘やかすな!」
超高速指パッチンにも付いてくるSE「ルータス!」に思わずキャスト観客ともに拍手。

カッチーンくるルータスとピート
→ルータス「ストッキーン!」
ピート「ストッキーング!」

ジャッジメントタイム
→ロブの頭の飾りと、ルータスのスカーフ。
ルータスが有罪!有罪なのに勝ち誇るルータス様と無罪なのに笛ピーに怒られるロブ様。

~日替わりネタおしまい~

・導入の朗読
→ルータス
ゲストがいない日はルータス固定なのか、持ち回りなのか??

・オープニングで蝋燭を吹き消すジュード
→実は前方ドセンだったので頭かぶりでちゃんとは見えなかったけど、そんなの当たり前に最高に決まっているやつ。
第一審からだけど、そもそも火気厳禁が原則の舞台上で本物の火を使っているところにこだわりを感じる。

・チョコレートポイズン
→振り付け、どっかで見たことある気がするけど思い出せない!一昔前のアイドルとかかな!チョコチョコチョコレート!ポーイズン!

・ようこそまほろびの館へ
→第一審のヘビメタは何処へ、まるで舞浜。足蹴にされまくるジュード様、可愛いかよ。

・冒頭のアケチとジュードの会話
→とりあえずジュードの暴れっぷりがえげつない。2人とも全力すぎて喉から血が出そう。

・美意識がどうかしてしまった笛ピー
→ちょっとくすんだ肌、には噴出さずにいられなかった。

・笛ピーの腕時計
→心はいつも虹色!普通に素敵やん??って思ってしまった。
初めはなんてトンチキな衣装かと思ったけど、見れば見るほど可愛く見えてくるし、終わってから見るとかっこよく見えるので碕さんの演技すごい。

・エルメスの発音の話
→くしゃみ顔のルータス様可愛いかよ。その後ろで葉っぱ振りまくアベルくん可愛いかよ。

・ロブ様の寸劇
→ハリネズミ属性だからとネズミ役を、おっさん属性だからとおっさん役をそれぞれ任されて憤慨するジュードとメロディ。
ネズミと一緒にされて激おこなジュード様があまりにも激おこでメロディちゃんがなんて言って怒ってたのか聞こえなくなるくらいだった。喉から血が出ないか、大丈夫か。

・おっさんジュードとねずみメロディとピート
→なんか、拓海くんのこの芝居、どっかで見たことある気が……どこだ……12人とかか……。
ピートとメロディがお互い意識しまくってんのに笑う。絵面が色彩の暴力。一周回ってドキドキした観客が私になります。

・定期的に入る笛ピーの慈愛の言葉
→アベルへの慈愛のセリフが序盤からバンバン出てくる。第一審履修者は分かりやすく察する。道化キャラしてる時とのギャップが凄まじくて、それぞれの言葉がやたらかっこよく聞こえる。

・チョコレートは明治
→私はガーナ派。
奪い取って豪快にトライするラガーマン・メロディ。

・ベルの音がうるさすぎる懐中時計
→そもそも懐中時計は鳴るのか。

・覚醒ジュード
→メイクがばっちりなのと、顔の造型が美しすぎて、そういう人面のマスクみたいに見える。怖い。
そして、動きも言動も声色も全てが荒っぽい。怖い。
歌のメロディで、何故かリボーンXANXUSのキャラソン「誇り高き憤怒」を思い出す。言うほど似てるか??

・めっちゃ燃えるマッチ
→めっちゃ燃える。

・駆け抜けていくネズミ
→そして、ジュード、メロディのネズミちゃんパペット。

・いつの間にか現れた舞台セットのギロチンに「ひぇ」ってなる
→そもそも、なんでただの村に処刑場があるのか。原作準拠だから突っ込む余地はないところだけどさ。

・キアーヴェは手袋から出てくる
→ルータスはん、キアーヴェのタッセルしわしわになっとったで。

・ブルーがヒロイン
→次回作はブルーさん出てきますよね??その時はおとぎの世界の仕組みをもっとkwsk。

・【譲渡】
→求:チョコレート

・チョコレートポイズンは伏線
→ジュード様ったらうっかりさん~!
もしかして、ルータス様が帰りにぶつかったときに掏られてる?

□考察ポイント

考察したりとかしたのは、また今度書きます。

・マッチ売りの少女とは

・ジュードの特殊能力について
→激昂してルータスに掴みかかったロブを止めたのはジュードの能力に見える

・キラーキアーヴェの詳細

・ブルーとルータスの元ネタ
→シェイクスピアが元ネタなのはどっち?
→ルータスはデキムス・ユニウス・ブルトゥス・アルビヌス?(カエサルの腹心。カエサル暗殺に参与した裏切者)(この時代親兄弟と同名の人物多くてこの人かは分からない)(アルビヌスって言ってたのは覚えてる)

・ピートの元ネタについて
→なんかどっかで聞いたことあるような気がするけど神話に詳しくないのでわからない

・ルータスの目的
→本当に解放されることが目的か、裁判後、出口を間違えたのはわざとか(館に探りを入れるため?)

・プリズントーチの意味
→幻火の監獄。真の意味は

・獣落ちについて
→キラーの仕組み、ルータスは何なのか

・ブルーの主人格について
→ブルーなのか紅蓮なのか。黄狐の人格は今後登場するのか。ブルーのキラーキアーヴェもあるのか

・ジュードの衣裳について
→鍵、錠前がたくさんついてるのが気になる

・アケチの記憶について
→偽りを焼き尽くす灯火は美しかったか。というジュードのセリフも気になる

・人魚姫も重要ワード?
→マッチ売りの少女も前作でグレンが名前を出していた

・子供たちが避難した世界は?
→ピーターパンとか?

・「鍵を預かる者がカギ」
→ジュードはアケチの伽相手ではない可能性。前作含め、アケチは一度も伽相手を「ジュード」や「あなた」とは言っていない、はず。ルータスも「預かる者」という言い方をしている。
アケチがそれを知っているかは不明。アケチの本来の伽相手は一体???

□まとめ

今作も前作同様、思いもよらないおとぎ話の解釈。
正義だのなんだのと劇中では語られるけど、結局は”優しさ”のお話。上にも書いたけど、一番のトンチキ衣裳を着ているピートが随分とまとも。そういう意味ではジュードが1から10までまともじゃない。ブラックジュードも含めて。
囲み取材か何かで拓海くんが「ジュードは純粋な気持ちで行動してる」的なことを言っていたけど、純粋の方向性が常人とは完全に違うんだろうな、と。当たり前だけど、純粋とか無邪気って、正しいとか善良とは違うわけで。物事を穿った見方をしがちな人間からすると勝手に「無邪気=残酷」の方程式を脳内で組み立ててしまうわけですよ。
まぁ、ジュードを突き動かす”純粋さ”が具体的に何なのかは今後の続編で明かされると思うけど、原作・神楽澤さんのこの作品の作り方からして、ただ残酷、冷酷な理由にはならないと信じたい。いや、悪役をやってみたいとのたまっていた拓海くんのファンからすれば、ジュードが作中唯一の純粋悪でもそれはそれで美味しいんですけど。

とりあえず、初見の感想はこのくらいにします。


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