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ABSO-METAL 9月8日 ソワレ 大千秋楽 レポ

レポというか感想というか考察というか、とりあえず観劇記録です。こういうの書き始めてからどんどん文章の精度が下がっていってる気がしてしょうがない。

俊吾くん出るやん!遊馬くん出るやん!ってことでチケ取りしました、アブソメタル。
古のテニミュ民の血が騒ぐ井上正大さんが演出、出演。Like Aにも出演していた橋本有一郎さん、黒執事で拝見したことのある和泉宗兵さんも出演されてました。

大千秋楽を見てきたんだけど、きっと何回観ても飽きない作品だなぁ、と思いました。
買うつもりにしてなかったけど、たぶん円盤買います。ブルレイで買います。

スペースゼロ、素敵な劇場でした!全席段差!座席の横幅も広め!折り畳みじゃないタイプの椅子で、フカフカでは無いけど座りやすかった。最近、パイプ椅子にケツの人権を殺されてたからめちゃめちゃ感動した。
ロビーにはフラスタがたくさん届いてて、ロビー中素敵なお花の香り~。正木くん、遊馬くん宛が多かったかな??
俊吾くん宛で手作りの制服が添えてある凝ったフラスタとかあって、まじ凄いなぁ、と。

舞台セットはかなり高低差があって、移動する台座があったり、上手下手に4~5メートルくらいのお立ち台的な足場があったりで、動線めっちゃ大変そう。全体の構造イメージとしてはコの字型の高台+舞台装置という感じ。
最前面のスクリーン(薄手のカーテンみたいなの)が頻繁に開いたり閉じたりするし、鏡張りの箱みたいなのがいっぱいでてきたり、セットの転換がかなり多くて面白い。

お座席が3列目の下手の端っこ(下手から空席、妹、自分)だったので、下手側の奥の方はやや見切れ。あと、スクリーンが近すぎて映像は何となくしかわからない。その辺はちょっと残念。映像は撮影済みのシーン映像とか、特能発動時やメタル移動時のエフェクトとか。あれは全景で観たいやつですね。
ちなみに、前方サイド席ゆえ、上手側の役者の出ハケがかなり見切れてて、それはそれでお得。スタッフさんに小道具預けに行くダミエくん(スタッフさんに渡す瞬間だけ俊吾くん出てる)とかトリカテ時に袖で遊んでるアイコ、ローク(完全に素)とか。可愛い。

本編とは全然関係ないんだけど、客入れの時、客席がめちゃくちゃ静かだった。その時は「なんでかなー」くらいにしか思ってなかったけど、アレですね。客入れBGMのせいですね。ヒーリング系の静かでゆったりした曲で、ボリュームもだいぶ絞ってあったからみんな無意識に小声になってた感じ。
客電も少し薄暗い中に水玉の照明で、スモークもあったから光の軌道がすごく綺麗で幻想的だった。
非日常な世界観に浸れてとても良き。

前説。ポリゴン&ジャンゴ。
携帯の電源落としてねーとか、非常灯消すよーとかそういうやつ。なのにどう足掻いてもコント。
「な、ヒューゴ!」「……」「お前、ジャンゴだろうが!自分の名前分かってる!?」
下手幕前でやってたので、めっちゃ近くて一体感あった。ジャンゴさん天然さんかな??
途中上手側にルカが出てくる。
「セントアモーディ学園は……」
迷ってる。そして、3回左に曲がって戻ってきそうになる。
「あいつ、学園の中で学園探してんの?」

さて、本編。
人のステータスを数値化し、譲渡可能にする"アブソメタル"が絶対的な意味を持つ特殊な学校、"セントアモーディ学園"。そこに転入してきたルカという少年が学園の常識を覆して、自分らしく生きようとするお話。

出来事をめちゃめちゃ丸めると?まぁ、こんな綺麗に丸くなんないし、そもそも収まってもないけどな。今回は風呂敷を盛大に広げた感じ……続編発表はよ。

今回がシリーズ初演ということもあり、アブソメタルのシステム解説やその他人物解説なんかが丁寧でありがたい。考察するには映像で見直したりが必要だろうだけど、ストーリーを理解するのに必要な情報はちゃんと拾えたんじゃないかな。

あの細長い布を使ってやるパフォーマンス、エアリアルって言うんですってね。ジョンヒの初登場シーン、マジでビビった。天井から登場して逆さま状態で布を伝って床まで降りてくる。それも、ほぼ自由落下の速度で。あそこまでギリギリを攻められると観てるこっちが心臓縮むやつ……。
そのあとも「蜘蛛みたい」の表現通り、しなやかに人に絡みつく姿が素敵で。こう、創作世界で見る暗殺者のイメージを初めて正しい形で目の当たりにした気分。音もなく忍び寄り対象を縊り殺す。素晴らしき人類の可能性。

テンマ&レイモン。導入の映像の中で生徒会室に忍び込み、メタルを盗んでいた2人。冒頭のくだりで地下送りにされて、学園の恐ろしさを観客に知らしめるための噛ませ役……かと思ったらそんなこと無かった!学生らしい無鉄砲さはあるものの、ただただ情に厚い、よきクラスメイト。ルカ含めた3人組の3バカ感がとても和やかで微笑ましい。……調子よさげな3人組にはバカをつけたくなるのはワ民の宿命か。
序盤はシステム説明前だったのもあって、レイモンの詠唱とか全然覚えてないので、円盤でしっかり確認したい。詠唱してたよな?
3ヶ月スパンでパンイチキャラを見る事になると思わなかったなぁ。

ローク教諭!めっちゃ声が良くてな!The中二病の化身、みたいな感じだけど普通にかっこよくてな。台詞回しもちょうどよく胡散臭い。

5~14の中で何番を選ぶかの質問。
みんなバラバラに手を上げる。
「みなさん、本日千秋楽ですよ?お分かりですか?」
大多数の人が「7」(7だっけ)に手を上げる。
しっかり観客を手懐ける先生さすが。

楽しみにしていたダミエ。神の子自称キャラと聞いて、ドやべー俺様キャラ来るかと思ったら初登場シーンは割と良識的な好青年風で。「心の中では一般人見下してる系か?」と邪推するも、そんな一筋縄で行く性格ではなかった。

ペットボトルダンス。どうもあれ、失敗したのは千秋楽が初めてだったらしい。
そのあとのルカとの会話全てに草生える、レアすぎる髙﨑俊吾を観られたのは最高だったかもしれない。笑いながらも意地でセリフを言い切るダミエくん可愛いかよ。ルカが思わず「どうしたの?」って声掛けても仕方ないくらい草生えてた。

金色の丸っこいのが付いたダミエの右手の手袋。絶対に外さないマンかと思ったら、普通に外してルカと握手する。礼儀正しい。
金色のはアブソメタルドライバー?あれ、そんな名前だっけか。
このドライバーって、実は全員個別の形で持ってたりするの?
ルカはブレスレットだよね。ヴィヴィアンはネックレス。ポリゴンはガントレットがそれ?映像ではもっと分かりやすかったのかしら??この辺は見逃しポイントかな。円盤に期待。
メタル残量とかがどんな感じで視覚情報として提供されてるのか気になる。ホログラムみたいな?

歌声が素敵なヴィヴィアン。ルカと再会してすぐの時はややツン。別にツンデレキャラな訳では無かったから、ルカに対して思うところがあっての反応だったと思うけど、それは急に会えなくなった過去による?それとも、学園の異様さに気づいてて生徒会に目をつけられてる自分から突き放そうとした?……前者っぽいな。

ルカには過保護なくらいだけど、レイモンがメタル抜かれて倒れた時も保健室に、って言ってるところ見ると、基本的に心優しい行動をとる子。優しさの根源って色々あるから本当に心優しいかどうかはまだ分からないかな。
とりあえず、ルカは正義の、ヴィヴィアンは博愛の行動をとっているように見えた。

生徒会。キャラクター特濃集団。
暗殺者ジョンヒ、露出狂カンヌ様、弾バカミア様、ヤバい人やまだ、引きこもりビーナスちゃん。見せ場のある会長とアイコ様以外もキャラ濃すぎる。ダミエが生徒会に入れたとしてもキャラの濃さでまず負ける。
ナイゼルがダミエに「9」を与えようとしてたの、初めから生徒会に入れるつもりが、なかったから?「9」はマークツーの番号で永久欠番化してんだよね?それとも、出てきてないだけで空いてるナンバーが「9」だけだったのか?出てきてるメンバーだけだと0~9の内、「9」以外に一つ空くはず。
あ、ヴィヴィアンの席が空いてるはずなのか、一応。それぞれのナンバー覚えてないんだよなぁ。会長が「0」だったはずだけど、誰が「1」だった??

アイコ様。「7」。
強キャラの匂いを感じながら観はじめたけど、想像以上の脳筋直情信者キャラでちょっと楽しくなってしまった。遊馬くんの印象はハイキューの及川さんだったんだけど、いい感じに両方のイメージが共存してしまって、頭の中の2人がとてもうるさい。キャラクターの方向性は完全一致ではないけど、地続きなのかなーと。
「土星まで飛ばす」は割とアホだし(表現が)、「ブッ殺」もだいぶアホ(表現が)。
個人的に「7」の数字に女性のイメージを持ってたから、野郎感強いアイコとのギャップがいいなぁって思います。

アイコとダミエ。というか、遊馬晃祐と髙﨑俊吾。体格差が凄い。公式身長差4センチってだけじゃ済まされないガタイの違い。俊吾くんが華奢すぎてしんどい。肩幅狭い……なで肩……制服、作りがしっかりしてるから分かりにくいけど絶対肩余ってる……しんどい。

ナイゼルの指令受けた後で二人がバチバチしてるシーン。アイコの信者具合なかなかだなぁ、と思ってたけど、ダミエくんからもやや小物臭がして、何とも言えない気持ちで見てた。
なんというか、序盤からダミエは怪しい動きしてたけど、こう、今一歩足りないというか。主人公の敵方に回るにしては人間臭いし、道化を演じるには融通が利かなそうな子だなぁって思ってて、まぁ、その予想通りだったから、自分の勘も当たるときがあるんだなぁって。

安心するからって人の声を勝手に録音するのはどうかと思うよルカくん!後にそれがヴィヴィアンを救うわけだけど、それとこれとは話が別よ!
ヴィヴィアンは歌を見込まれて入学してるはずだけど、実は声そのものにもなにか力があるのか?それとも、ルカの方が聴覚的に何かを受容する力を持っているのか。
もしくはただのヴィヴィアンオタク。

マークツーパイセン。登場シーンといい、スタンスといい、そこはかとなく漂う強キャラ感といい、どうしてもアンダーテイカーとイメージがかぶる。和泉さんの余裕のある飄々としたお芝居には安心感あるなぁ。

鏡張りの箱の演出正面から観たいですね。下手からだとパイセンが全く見えず、悲しみが深かった。

ゴキジェット的なアレをシュッシュするパイセン。可愛い。てか、パイセンとゼロピリ達の絡み全般が可愛い。

握手しようとしたら手が落ちるパイセン。笑顔で拾って握手するルカがただのサイコに見える。

パイセンの世代ってどの辺なんだろ??ロークと同世代?パイセンはミモザ博士の弟子(出来の悪い)らしいけど……。
ルカを16歳、博士20代後半頃の子供とすると、現在ミモザ博士を40代前半、パイセンとは7~8歳くらいの年齢差でどうだろうか。つまり、パイセンは30代半ば、とか。
てか、そもそも学生たちもはっきり年齢でてないんだっけ?セントアモーディ学園って高校なの?それとも、もっと違う年齢幅?覚えてねぇ。
最近謎が多い作品ばっかり見てるせいか、舞台上の出来事をどこまで素直に受け止めていいのかわかんなくなってる。

年齢と言えば、ルカとヴィヴィアンが会えなくなったのはいつなのかも気になってる。ヴィヴィアンの言ってた「二学期」がいつを指しているのかがいまいち分からなくてなぁ。私が情報として拾えなかったか、暗黙の了解で明言されなかったか、意図的に秘匿されてたか。
ヴィヴィアン達は新入生で、そこにルカが転入してくる。状況で考えればヴィヴィアンのいう「二学期」は前の年の二学期。でも、本当にそう?ヴィヴィアンのリアクションだと、もっと長いことルカに会ってないように感じたんだよなぁ。

「長い間眠っていた」
長いはどのくらいの期間を指す?ルカの精神は何歳で止まっている??
ルカは他の同世代と比べて幼く感じた。それが幼い頃から病気がちだったことで形成されたただのルカの性格なのか、それとももっと別の理由なのか。
例えば、眠っていた期間が年単位だったとしたら、その期間の情緒形成が欠如したまま身体だけが大きくなってしまった、なんて事もあるのでは?個人的にはルカの精神年齢、小学生辺りだったらエモすぎるなぁって思います。流石に極端すぎるかもだけど。

「受験したことない」
そもそも、勉強自体をあまりしていないのでは?中学生になるとみんなペン回しくらいするじゃない?受験勉強中に限らず。なのに、ペン回しへのリアクションがあまりにも大きすぎるというかさ。
先に書いた精神年齢幼い説前提の話だけど、多くの人が本腰入れて勉強を始めるであろう中学時代を経験していないから大袈裟なリアクションになったとか。

能力をメタルとして譲渡した場合は、譲渡元はその能力を失う。ルカははじめ自分の能力を人に”おすそ分け”できるって言ってたけど、そんなにいいもんじゃないよねってことか。黄瀬涼太じゃなくて灰崎祥吾ってことで。
メタル譲渡は譲渡元の承認さえあれば簡単にできるみたいだけど、日常的に発生するやり取りではないのかな。能力をのせたメタル譲渡はさらにレアケース?

ゼロピリトス。
「才能・容姿・財産・生命力、その人間を構成するすべての要素」を含有するアブソメタルを全て失った人間の成れの果て。
地下に送られ絶望することによって、自我をなくした廃人になるのかと思ったけどそういうことじゃないのか。「生命力」もメタル化されてたんだよね。
でも、メタルを失ったからといって、それはイコール死ではないんだよね。限りなく死に等しい状態だとは思うけど、でもやっぱり死んではいないわけで?
人間は「メタルには代えられないものを持っている」的なことをルカが言ってたけど、それって感情とか心?つまりメタルをすべて奪われた人間は心だけの存在に?なんだかキングダムハーツみたいになってきたな??
ゼロピリトスは人間としての肉体を持っているのか。それとも怨念的な存在なのか。
まだまだ、謎が多いなぁ。

テンマくんのお母ちゃん。今後の展開で絡む可能性があるのだろうか。お母ちゃんの手術が心配で学園から出たいテンマくん、それに協力して危なすぎる橋を渡るレイモンくん。冷静になってほしい。
この二人はいつまでも良きクラスメイトでいてほしい。これまた勝手な想像だけど、いつの間にか敵方に回ってそうなキャラクターしてるんだよ、この二人。テンマくんは家族人質に取られたら本人の意思に関係なく敵方に従いそうだし、レイモンくんこそ味方の振りしたスパイ感がある。
そう言えば、レイモンくんってなんとなく上鳴電気みないですか??いや、別になんにも関係ないんですけど。

暗躍するダミエ。下手席だったので、首痛めながら高所のダミエくんをガン見しました。
怒涛の詠唱。あの詠唱って何語が元になってるんだろ??
「アブソ メトー リタ」
「アブソ メトー メッシーニア」
メッシーリア?ちょっと記憶が。
ダミエのアブソメタル特能は移動させる能力と弾き飛ばす能力?どっちがどっちだったのかあんまり覚えてないんだけど、ペットボトルダンサーズはリタで動いてたような気がするから、リタが物体移動?物体移動の条件はルカに言い当てられたように移動させたい物質に”触れて”いること。
能力的にはサイコキネシス。その割には2つの詠唱使い分けてるし、発動条件も違うから本質はもっと違うのかも。重力を操る?物質の分解再結合?もしくは時間?ちょっとチート臭くなってきたから、素直にサイコキネシスでいいかも。ダミエくんそんなチートキャラじゃないよね、たぶん。
もう一つ特能を持ってるらしいけど、これもサイキネ系統なんだろうか。

特能ってそもそもどういう能力なのか??シェビーやヴィヴィアン、ポリゴンみたいに一般的な才能と地続きな特能持ちもいれば、ジョンヒやダミエみたいな明らかな超能力系統の特能持ちもいる。前者は学園入学前から何かしらに秀でた人間だったといえるだろうけど、後者の場合もそうなのか。学園外の世界観がわからないから、いわゆる超能力が一般的なのかどうかの判断はできないか。
いや、もしかして特能って言葉はもっと狭義的なのか?
レイモンのペン回しなんかは特能でもなんでもない、ただのペン回しだったわけで。だから、ヴィヴィアンやシェビー、ポリゴンの歌、美、力なんかはペン回しと同じで、ただメタル化できるだけの一般的な特技であって、アブソメタル特能ではない。その特技をメタルの力を利用して、さらにブーストした状態のことを”アブソメタル特能”という??
でも、これじゃ結局ダミエとかジョンヒは学園に入るまでは、特に何の力もなくて、アブソメタルを使うことで初めて能力が発現したみたいだな。
あれか、ダミエはマジシャンの息子だし自分も手先が器用だった、とか、ジョンヒはもともと観察眼が鋭くて人の呼吸とか目の動きとかで嘘を見抜くのが得意だった、とか。それをメタルでブーストした結果、人智を超えた能力になってるとか??わっかんねぇ。
そもそも、ジョンヒの能力ってどの部分なの?質問に真実を答えることを条件として身体の自由を奪うこと?それとも、真実を話させるところまで?その割には嘘ついたりしてたような。
そういえば、アイコの二刀流ってアブソメタル特能だったの??もともと喧嘩強かったけど、ブーストしたら死ぬほど強くなった的なお話?
うーん、特能の説明台詞をそこまでしっかり覚えてなくて大前提がふわふわだから、見当違いな考察にしかなってない気がする。

ていうか、この公演通してダミエが特能でやったことって、

・ペットボトルをお茶目にふわふわさせてゴミ箱に入れる(失敗する)
・カンヌのスカート脱がせる
・ヴァイオリン吹っ飛ばす
・ヴィヴィアンの制服の上着を脱がせる
・ルカと喧嘩する
・アイコと喧嘩する

冷静に考えてただの変態かクズ。
いや、アイコとも戦ったりしてたけどさぁ!どう考えても、カンヌ様のスカートはスカートじゃなくてよかった奴やん!なんなん、ダミエくん!シェビーに色目使われた時のリアクションといいむっつりなんか君は!最高かよ!

意地悪3人組。なんだろうなぁ、嫉妬怠惰傲慢トリオ感。傲慢より憤怒かな?七つの大罪に当て嵌めることに、特に深い意味は無いけど、それくらいヴィヴィアンに向ける感情が違ってて。なんなら、シェビー以外は別にヴィヴィアンに感情なんて向いてねぇ。
フルボッコにしてくれてありがとう、ルカくん。でも、女の子の顔殴らせるのは流石にドン引きよ、ルカくん。

父親が世界的マジシャンって聞いて、「あれ、キッド様なにしてんの」って。黒羽快斗はなんも関係ねぇよ。
ダミエが憎んでいるのは、父親のマジックの技術をメタルとして奪ったナイゼル。順当な恨み方だと思う。
なら、メタルを発明したミモザ博士にはどういう感情持ってる?単純な話だけど、ルカとの確執の要因として博士が絡んでくるのはありうる展開かなぁ。
でも、それで敵対関係になるのは……ダミエくんそこまで強い子かなぁ??人間的な弱さというか、柔らかさがある子って感じがしててなぁ。絶望を叩きつけられたら素直に壊れちゃいそうというか、狂えなさそうというか。
うちはサスケにも、高杉晋助にもなれそうになくて、三輪秀次止まりというか。まぁ、高校生だもんな、そんなもんか。

ナイゼルの名前出そうとするダミエを止めるルカがイケメンすぎる。そりゃ、学園内でナイゼルに表立って歯向かうとか問答無用で地下送りだもんな。ロークは察していたけど、言質をとらせないという意味ではナイス機転。この辺から、どうしてもダミエくんが惨め。あんだけアイコに啖呵切っといてなぁ。

唐突な文化祭。本当に唐突すぎてびっくりする。ヴィヴィアンのお弁当楽しみにしすぎるルカ。ルカ、ヴィヴィアン絡むとただの変態になるの最高に面白くて好き。残念な子、ルカたん。

借り人競争。客降りシーン。
レイモン&テンマ「3日間風呂に入ってない人!」
シーン中、客席をうろうろ歩き回っている。

ポリゴン「面白い人!」
ジャンゴを連れてきてネタをさせようとする。ジャンゴ、ポリゴンを巻き込もうとする。
「え?一人?」
「絶対にやんないっすから!」「打ち合わせもしてないです!」
めっちゃ拒否るポリゴン。
「面白いことしないなら私帰る」
本当に捌けようとするシェビー(アドリブ)。シェビーがここまでのアドリブをぶち込んだのはこの回だけらしい??
「ちょっとまって!シェビー!シェビー!!(止まらない)……ショートコントォォオオオオ!!」
地下でルカが録音したヴィヴィアンの声聞いてほっとしてるシーンをパロ。ルカ役ジャンゴ、レイモン&テンマ役ポリゴン、録音されたヴィヴィアンの声役ポリゴン。
ポリゴンの機転に拍手!
「な、ヒューゴ」「ジャンゴだ!」「「おお~!!パチパチ」」
「ちょっと素で笑っちゃったじゃないの」
シェビーちゃんもお気に召したようで何より。

ダミエ「やばい人!」
いったん客席に降りてくるけど、すぐに下手側の扉から捌けていく。ポリゴンのくだりが終わったのを見計らって舞台中央に走ってくるダミエ。
やまだが出てきて、ダミエとポリゴンを操って変身ポーズをとらせる。千秋楽だからかダミエのノリがいつもと違ったらしい。ノリとキレは良かったがテンポはズレていたぞダミエくん。可愛いなもう。

和やかな文化祭コントの流れをぶった斬るアイコ様。
「面白れぇコントやってんじゃねぇぞ!」
ただの秀逸なツッコミでしかなくて、その後の急なシリアス展開で風邪ひく。

アイコがダミエに「指令はどうした」って言うところ。共感性羞恥かなぁ、ダミエくんが惨めで辛くて仕方がない。それでもルカやヴィヴィアンを守ろうとアイコの前に立ちはだかるのは義理なのか、正義なのか。

俊吾くんのやられの殺陣(現代劇では技斗って言うらしい)ってvsルカのときに初めて観たけど、身体が軽そうですぐ吹っ飛ぶ……。vsアイコの時はもっと飛ぶ。やめて~そういうのエモいから~。弱ってる推しってなんとも言えないエモさがあるよね。もちろん幸せになって欲しいんだけどさ。別腹って感じよね。

ダミエを殺そうとしたアイコを止めるローク先生。ダミエのナイゼルへの復讐心を見逃したり、生徒を最悪の事態から守ったり。生徒会に従順かと思いきや一概にはそうではないような。てか、あの人ナンバーズなの?ナンバーズって生徒に限らないの??それとも元ナンバーズ?ちょっとそのへん詳しくお願いします。

アイコがあっさりダミエを見逃したのはロークの能力のせい?アイコがロークの命令を大人しく聞くとも思えないし、メリットがあるとも思えない。なんなら、多少のメリットがあったとしても会長の命令を反故にした人間を生かしておかないと思うんだよなぁ。捨て台詞のひとつもなくアイコが去ったのは、流石に不自然だよな。
なんだろうなぁ、人の意識に介入できる系なのかなぁ。ロークならダミエと違って多少チート臭い能力でも納得できる気がする。

ダミエがルカに自分のアブソメタルを99%を譲渡するシーン。既にアイコにボコボコにされてフラフラなのに、メタル譲渡で更にボロボロに。そよ風が吹いても死ぬんじゃないか、このダミエくん。
メタル返還の承認をしようとするルカの口を手で塞ぐところとか、しんどくてしんどくてな。言葉を遮るという本来は強い仕草のはずなのに、その手があまりに弱々しくて。
その後、立ち上がる時はルカの肩を借りるけど、保健室には「一人で行ける」とよろけながら階段を上がっていく。保健室といえばカンヌ様、と思ってたからこのまま洗脳とかされて生徒会に取り込まれるか、普通にコロコロされるかとヒヤヒヤしてたんだけど、何事もなくルカアイコの決闘見に来ててちょっと安心した。
一匹狼キャラなせいで、バディ感強い他の1年生達の中で基本ぼっちなの寂しいねぇ。

ここのダミエの行動も義理なのか、もっと感情的なものだったのか。ヴィヴィアンを生徒会に売ろうとしてたことへの罪悪感とかありそうだけど。
復讐のために手段を選ばない心づもりだった人間が、自身の命に近いメタルを譲渡するほどの心境の変化ってなんだろうか。何がダミエを変えたのか、むしろ本当に変わったのか?ルカvsアイコ以降、ダミエくんは復讐についてどう思っているんだろうか。

そういえば、この時ダミエが渡したメタルには何か特殊能力がのってたのかな。ルカたん素で能力コピるから分かんないしなぁ。ヘロヘロダミエくんはリタ使えたのかな?
てか、決闘見に来てたダミエくんかなり元気になってたし、生命力を司るメタルはもしかしてある程度は自動回復するのかな。あれ、だとしたらメタル抜かれても単純にゼロピリトスまっしぐらなわけではないの?残量”0”と”極僅か”は別物ってことだろうか。分からん。考えれば考えるほど分からん。こういう話すき。

メタル譲渡なしに他人の能力を模倣するルカ。マークツーパイセンによると、ルカは自身の記憶を犠牲にしてその力を発揮しているらしい。地下でレイモン達としたペン回しの話を地上に戻ってヴィヴィアンとその話をしたときにペン回しのことを綺麗さっぱり忘れていた。こっわいなー。
ツイッターで「FF8のジャンクションシステムみたい」って言ってる方がいてなるほどー!と思った。FF8のジャンクションは自分の記憶領域にG.F住ませてるんだけどね。そういう意味では最後のルカとヴィヴィアンはFF8のラスボス後のスコールとリノアと重なるところがあるかも。

ルカvsアイコ。
ルカって"目には目を歯には歯を"の精神で行動してるから、正義の人であったとしても善人ではないんだよな、たぶん。一般的な倫理観が欠如してるのか、それを持った上で半沢直樹してるのか。なんかどっちでも割とヤバい子だなぁ。

そして二人のライトセーバー対決。青いライトセーバーと赤いライトセーバー。
このシーンはマジで引きで見たかった!近すぎて全部見える!セーバーが光る前から戦ってるのが全部見える!本人たちペアの他にももう一組ダミールカアイコが出てくるから、引きで見たら瞬間移動してるみたいに見えてたんだろうか。
さすがに闇の中の殺陣の動きは何も覚えてない。アイコへの決定打も覚えてない。記憶どこに置いてきた。

負けそうになるルカを歌で激励するヴィヴィアン。やっぱり歌声が素敵。スクリーンの映像を駆使した楽しい学生生活回想演出。これも正面から見たかった!黒執事の死神のシネマティックレコードみたいだった……ってさっきから他作品想起しすぎじゃね?そもそも、シネマティックレコードってフィルム映画を模してるんだから、思い起こすならフィルム映画でいいじゃんね。

満身創痍で辛くもアイコに勝利したルカ。案の定、能力の使い過ぎで記憶をなくす。事前にパイセンに聞いてたのもあって動揺しながらも涙ながらに自己紹介するヴィヴィアンの姿が健気すぎて視界がぼやける。
この後、ヴィヴィアンの涙で?ルカに記憶が戻るんだけど、やっぱりこれは能力なのか。ヴィヴィアンがルカの幼馴染だったから、ではなく。
中盤の話だけど、ナイゼルがヴィヴィアンに目を付けた理由はこの辺に関係あったりするのかな。

エンディング~!!!
てか、オープニングも同じ曲なんだけど、かしたろさんの歌、やっぱりいいよね。あと、OPEDの入り方とか曲調とか演出のおかげでゲームとかアニメ映画を見終わったときみたいな満足感。何とも言えない爽快感あるよね。

ナイゼルとアイコ。
アイコのナイゼルへの忠誠はどこから来たものだったのかなぁ。初めて会った時は絶対に反発してただろうな。
序盤の会話で、アイコが「4人喰った」て言ってたけど、喰われた生徒はメタル根こそぎ奪われてゼロピリ行き?ただ喧嘩吹っ掛けてメタル強奪したのか、食戟的な感じで一応賭けの体をとってたんだろうか。
ラストシーン。ナイゼルがアイコの存在全てをメタル化してゼロピリになるまでもなく消滅した??これ、流石に誰でもできるわけじゃないよね?ナイゼルだからできるのか、ナイゼルくらい膨大なメタルを保有すればできることなのか。
逆に、ナイゼルが意図的にメタル放出すれば何人か人間が復元されそうだな。いや、譲渡じゃなくて放出とかそもそもできるのか?
いやー、アイコさん次回作あったら出てきてくれるのかなーむずかしいかなー。

書く場所なくて最後になっちゃったけど、この学園について。
最近、オカルトだのホラーだのの話を読むことが多いからこういう思考に陥ってるってわかってるんだけど、どうもこの学園やってることが”蠱毒”っぽくてな。文化祭に乱入したアイコが「お前らメタルを奪い合えよ」的なこと言ってたし。
生徒たちが持ってるメタルを生徒会が集め、更にそのメタルをナイゼル回収する。最終的にナイゼルを強大な力を持ったナニカにするのが目的なのかもしれない。

もっと言うなら、ナイゼルはラスボスじゃないんじゃないかと思うんだよね。意外性がなさすぎる。ルカに興味は持ってるけど、明らかな異分子に対する感情にしてはなんか平坦なような。ナイゼルも何か理由があって生徒会長の役割を演じさせられている可能性とかないか?
歪なシステムの学園を、自分を壊してくれる存在としてルカに興味を持っている、とかエモくていいよね。これまたありがちな展開だけどね!
となると、ラスボスはミモザ博士とかかなー。学園を操る黒幕がいて、博士がそいつと敵対してて、人体改造した何も知らない息子を学園に送り込んでめちゃめちゃにしようとしてる、とか。でも結局、博士もまともじゃなかったぜ!俺があんたを止めてやる!みたいな。……ルカくんそんなキャラか?ちょっと自分でも何言ってるかわからなくなってきた。

なんだかんだで普通のハッピーエンド方向で想像してるけど、メリバはないとしても、FF15みたいな世界は救われたがプレイヤーは虚無感で殺される、的なエンドもないとは言えないし……今後の観劇、心構えが必要か。

カテコの話とかしようかと思ったけど、もうほとんど覚えてないし、流石にここまで書くの疲れました!
とりあえず、正木くんと遊馬くんが稽古~公演期間で痩せたっていうお話は心配なので、目いっぱいご飯食べて身体戻してください。あと、俊吾くんも痩せすぎだからしっかりご飯食べてください。
正木くんが夢を語りまくって、”アニメ化”とかいうとんでもないお話が出てきて、まーくんが「あいつそろそろ止めないと」的なこと言ってたのめっちゃ笑った。でも、本当にいろんなメディアミックスの可能性がある世界観だからね。

レポがここまで肥大化すると思ってなかったんだけど、思いの外ABSO-METALの世界観に惚れ込んでるらしい。
続編の発表が楽しみですね!

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