27歳が初めて金超人に挑戦した話
初めまして。 CHELINKA(チェリンカ)と申します。 太鼓の達人で使うSNや仲の良い友人には「なお」と呼ばれています。
普段は社会人として社畜生活をしている傍ら、太鼓の達人やSDVXを嗜んでいます。
タイトルにもある通り、今年で28歳になる代です。アラサーです。アラウンドどころかもうすぐ「サー」だけになる年齢です。(←は?)
そんな私がつい先日、人生初の金超人になってしまいました。この世代で、今年"初めて"金超人になった、という人はあんまり多くなさそうなので、主に同世代、または近しい世代に向けて、金超人挑戦の裏話をしていきたいなと思っています。自己満noteです。(上達法とか体験談書く奴なんざ生存バイアスマシマシのオ〇ニーマンだろ失せろや、って方はブラウザバックしてください。)
自己紹介
前置きで、簡単な自己紹介しましたが、私のことをよく知らない人(そんな人がそもそもこんなnote読むのか?)に向けて、詳細な紹介をさせてください。
①太鼓の達人
私が触れた原初の音ゲーです。(厳密にいえばリズム天国ゴールドなんですけども)
今回のお話のメインになります。
新筐体無印から触り始め、難易度「おに」を本格的にプレーし始めたのはカツ丼〜ソライロver.あたりでした。歴で言うと12年程ですかね、所謂ドン老害ってやつです。(ドン老害って言葉自体もはや死語じゃね?)
【バージョンごとの段位】
カツ丼 ・・・ 次鋒
ソライロ ・・・ 赤八段
モモイロ ・・・ 赤九段
キミドリ ・・・ 受験のためAC未プレイ
ムラサキ ・・・ 金名人
ホワイト ・・・ 金名人
レッド ・・・ 赤超人
イエロー ・・・ 金玄人
ブルー ・・・ 赤玄人
グリーン ・・・ 赤玄人
2020 ・・・ 虹枠金八段
2021 ・・・ 銀枠赤名人
2022 ・・・ 銀枠赤十段
2023 ・・・ 銀枠赤超人
2024 ・・・ 金枠金超人
↑レッド超人 受かった後喋りすぎだろ。自己完結型共感性羞恥。
こうして並べると一応どのバージョンも段位道場自体はプレイはしているんだなーという印象。(サボった時期はありつつも、この継続って意外と大事なのかも?)
全良数は削除込み975譜面(☆10全良 186譜面)
全良など、曲の詰め方に関してもこの後色々書ければいいなと思っています。
②SOUND VOLTEX
太鼓の達人がメインの記事なのでこちらは簡潔に。
VF20.828 (他に特筆すべきところがない…)
始めた時期は2016年なので、太鼓はホワイトver.、ボルテはIIIの中盤くらいの時期だったと記憶しています。太鼓の段位がパッとしないところは全部このゲームのせいということです。
ボルテは楽しいですよね、ただしVFが伸びればの話ですけど。
ボルテはインぺⅡになったらこういう記事書きたいなぁなんて思ってます。まあなれないので一生そんな記事は生まれないんですけども。
③その他
筆者は俗に言う音ゲーの「才能」や「センス」というものはからっきしです。0です。普通に欲しかったわそういうセンス。
1年で数字段位から達人まで上り詰めたとか3桁クレでインペリアル到達とか、そういう宇宙から襲来された方々とは違い、The・凡庸って感じのポテンシャルです。
なので「ああーパンピーのアラサーがこんな感じで頑張ったのね、おつかれー」くらいのテンションで読んでほしいです。
これまでの太鼓の達人遍歴
これまでの私の太鼓の達人遍歴を振り返ります。今回の金超人合格に直接的には関係ないです。あくまで筆者のバックボーンを紹介するだけなので、興味がなければ読み飛ばすことを強く推奨します。
①無印〜カツ丼
始めたての時は難易度おにはおろか、むずかしいですらおぼつかなかったので、むずかしい☆6、7のクリア増やしが中心でした。カツ丼でようやくおにの☆6〜8のクリアができるようになってきたかなーといったところ。(一生エンドリ表と季曲裏やってた記憶)
②カツ丼〜ソライロ
カツ丼終盤から、☆10のクリア増やしをやっていました。黒薔薇表が☆10の初クリアでしたが、ちゃんと嬉しくて近所のモーリーファンタジーで発狂する不審者になってたのを覚えてます。
ソライロにアプデした前後くらいで☆10のフルコンボがようやく1つ2つってところでしょうか、黒薔薇表とミンティアあたりがなんとか……といったところ。
ソライロ前半は☆9の好きな曲のフルコンボ増やしがほぼ中心でした。人生リセットボタン、赤薔薇、エンドリ裏あたりには本当にお世話になりました。マジで曲が老人会。
③ソライロ〜モモイロ
ソライロ真ん中らへんから☆10のフルコンボが増えてきました。印象に残ってるのはきたさいたま、リボルバー裏、またさいたま、ドドンガ裏、カラ鞠辺りのフルコンボがめっちゃ嬉しかったかも。
その甲斐あって、ソライロ八段までは余裕を持って受かれたかなーといったところです。
モモイロでは、☆9の精度詰めをしてたような記憶、それでも可20〜30が出たら発狂もんみたいなそんなレベル。
段位道場がアプデされて、いざ八段を奪還するぞ!と息巻いていたら、課題曲は……
てんぢくが本気でできなかったので、あえなく断念。とりあえず七段を受けて合格しました。
そんなこんなで、段位は下がってしまいました。そこで当時のCHELINKA少年は、
「八段が受からなければ九段を受ければいいじゃない。」
と、マリーアントワネットが憑依しました。パンがなければ普通に白米食うだろ。
CSや太鼓さん次郎をフル活用して、3月に九段合格をしました。写真残ってないけど、内訳は35-35-43でした。ギリギリ。
その後なんやかんやあってモモイロ九段可30でピッタリ落ちするなど、苦すぎる思い出を作りながらモモイロは終了。
④キミドリ
高校3年生だったので、受験です。流石に勉強しなきゃいけないと思ったので、バナパスを友達に預けていました。(その間、ぽたでらと太鼓さん次郎ばっかしてたから意味あったかは……うん。)
ぽたでらで蟹蟹を全良するなど、下位を20譜面ほど全良埋めしました。このときから初めて全良を意識するようになって、後のムラサキver.に大きく役立ったのかな、と思います。
⑤ムラサキ
大学生になり、バイトをして高校生よりも金銭面に余裕が出てきたのでひたすらバイト代を太鼓の達人に突っ込む生活になりました。
☆10初全良(弩蚊怒夏)も出して、ムラサキver.だけで150譜面近く全良しました。
思えばここで下位曲の全良に極振りしたのは悪手だったとも思います。せめてXa裏くらいは本気で詰めておくべきだったかも。(でもこれがなければ今の理論値に対する強みもなかったから結局はトレードオフの関係か……といった所感ではある。)
⑥ホワイト
ムラサキまでは割と身内の中で最前線近くを走ってた1人だった自負はありますが、周りにバケモンが生まれ、初めて挫折に近い経験をしたのがホワイトver.でした。それでボルテに熱中したみたいな側面もあり。でもなんやかんや全良増やしも継続して、ここで総全良数250譜面近くまでいった記憶。紫薔薇とか潰せたのはちゃんと嬉しかった。
⑦レッド
初の超人。レッド超人は正直自分でも存在しないってくらい簡単な超人ではあると思いつつ、色ver.で超人ってまあまあ頑張ったかなーという感じ。60fpsで音ゲーって今の時代から考えたら縛りプレイでしかないだろ。
あと当時の私からしたらFLOWER裏可6は結構頑張った方。
⑧イエロー
郢曲/暁闇のせいで完全にボルテに移行しました^^
サモンデルタとか夜咄ディセイブとか☆9の高難易度を全良でき始めたのはこの辺かな。
⑨ブルー
段位は全然ダメだったけど、ハニハ裏を始めとして質も量も頑張って全良増やしたver.ではあります。あと暴龍天も取りました。
⑨グリーン
社会人になった年だったのでほとんど触れず。
特筆することなし。
⑩2020
120fpsになった影響でガンガン☆10全良増やしました。でも結局途中から上限地力が足りず、地力A+以上はもちろん、その他も増やせる譜面がなく、ボルテへ逃避。
⑪2021
シングルの練習をしはじめたのがこの辺。今の私の半分くらいしかシングル力なかったけど、指シングルを必死に練習してなんとかアルマゲドンやスカランを全良できました。
⑫2022
インペリアルになりました!
VFを20.65あたりまで伸ばしました!
⑬2023
1年半近くボルテ一辺倒でしたが、VF20.770(18PでVFが伸びない、所謂定年退職というやつ)に到達して、太鼓に戻ってきました。
全良でいえば、せこせこ増やしてこのver.は343譜面増えました。異常樽しばき遊戯。
このver.の人段位が私の大きなターニングポイントになるわけですが、復帰したのが6月。人段位を見据えていた、という感覚はあまりないですが、7月と8月は仕事柄休みが取りやすいのでひたすら全良、特に2021までに潰せなかった☆10を中心に取り組みました。
そして9月、ドンだーの血が騒ぎ、ゲーセンでは仁義なきモブキラーが行われ、毎年すごい盛り上がりをみせる人段位がやってきました。
名人金合格を比較的早い段階で達成できました。Nosferatu裏は末代まで祟ってやりたい。
そして、7年振りの超人奪還を試みました。
この辺は正直地力も足りていなかった状態での2023超人への挑戦だったので、今年の金超人と同じくらいしんどかったです。(これ語るとキリないので割愛。感じたことや取り組んだことの本質は概ね今年の金超人と変わらなかったかも。)
CUT! into the FUTUREは曲が本当に好きだし、私を大きく成長させてくれた楽曲です。太鼓の達人全楽曲の中で思い入れが段違い。(知ってる人は知っている、私のリスドンヴァルナの黄昏への思い入れも中々のものですが、正直あれを超えてます。)
全良も後々やりたいと思っています。
その後、金超人まではまだ見据えてはいませんでしたが、このあたりから金超人が自分の音ゲーの引き時かなぁなどと感じていました。
来年も太鼓の達人をするつもりで、とにかく超人維持をするための地力上げをしようとさらに☆10を詰めようと思い立ちました。
☆10の難しい譜面の全良に取り組み始め、ソライロ時代には一生不可能だと思っていた消失裏や、2021段階でも不可能だと思っていたモノクロボイス裏を全良できました。2021の時には消失裏を潰したら太鼓引退できるとまで考えていたので、感慨深いです。(結局やめられてないんですけども)
以上が私の太鼓の達人遍歴になります。なっっっっっっが。
これ読んでくれた人相当な物好きです。でもちゃんと読んでくれたから好き。愛してる。
2024超人金合格への道(本題)
さて、ここからが本当に書きたいことです。(前のパート、要る?)
ここでは社会人アラサーが初の金超人を狙う上で意識したこと、あとは普通に感想を書き連ねます。
①金超人から逆算した自分の地力
2024の超人は比較的受かるのが早かったです。
今作は手前2曲が下限地力マシマシ老人向け選曲 地力譜面だったこと、オペレート・ミーが初見ドッキリ系だけど、魑魅魍魎、狂瀾、CUTよりかは局所難箇所が少ないことや、全体的に要求される地力水準がまだマシだったことが功を奏したかなと思います。後はシンプルに流石に去年よりかは上手くなってたのもあると思います。
とはいえオペレート・ミーは地力Sなだけあって、これ以上詰めるのは億劫でした。
周りの友達の後押しがなければやってなかったと思います。友達大事。ようかい体操第一でも言うとる。
そんなこんなで金超人を視野に入れ始めたのが10月頭。まだ心持ちもプレイスタイルもガチで狙いに行く感じではなかったです。
この時点で理論値は0-0-7(1)
まだ理論値合格すらしていない状況でした。各課題曲の自分の課題分析をすると、
1st Don't Stop the Game
この時点では苦手意識なし。(後に悲劇がCHELINKAを襲う……)
強いていえば、低速がなぜ全良通過できているか言語化できていない。←これ本当にやばかった。今思うとこの時の自分をひっぱたきたい。
2nd 其方、激昂
得意譜面ではあったものの、要所要所で苦手意識がありました。(下図3つを参照)
其方、激昂ってザル譜面にみせかけて詰めれば詰めるほど細かいところが難しく感じるよくできた譜面だと思う。
3rd オペレート・ミー
BPM255がそもそも暴力的で、速度慣れできておらず、全体的に安定していない。ライオッツとほとんど変わらんもん。
その中でもこの時点でとりわけ安定していなかった部分をピックアップします。
以上が赤超人時点での課題点でした。オペレート・ミーに関しては赤合格と金合格時点で要所で運手を変えました。
最終的にクソ長い面16分と最後の24分4打地帯以外はシングルにしました。(太古の運手すぎ)
課題点を踏まえてここから地力上げのフェーズが1ヶ月弱ほどありました。
前2曲は下限地力に自信があり、譜面に対する上限地力は足りていたので、ほぼオペレート・ミーに対する地力上げでした。具体的には、
①BPM255に対応し、安定して精度が取れるようになるため、高速物量譜面の全良増やし
②ロール処理に安定感を上げるための処理練習
③低速を克服するための、低速譜面(BPM128前後)の精度上げ
これらを意識して練習を始めました。急がば回れ。しばらくはオペレート・ミー単曲を詰めるのではなく、他の曲で地力上げをすることに専念しました。
①に関しては、オペレート・ミーと近い、もしくはそれ以上のBPMの☆10の全良増やしで対応しました。
≠MM、Irregular Clock、束ね糸は高速物量対策で全良しました。(≠MMしれっと地力Sだからちょっと上手いかも)
②に関しては、地元にロール処理バケモンのグリーン達人、2021金達人がいるのでカド処理等はもちろん、単色ロール処理に関しても練習法や意識を教わりました。私のプレイを見てその都度のアドバイスの言語化が上手くて助かりました。モノクロボイスなどの経験から、単色処理には少しは自信があったものの、まだまだだなと痛感させられました。
双竜ノ乱や、疾風怒濤裏などを詰めることで少しは単色ロール処理がさらに上手くなったかな、という感じでした。
③に関しては、やろうとして結局取りかかる必要がなかったものです。金超人があまりにも沼りすぎたらOK I'm blue ratなどの低速譜面を全良していく予定でした。正直その辺の譜面は苦手意識が強いのでやらずに済んでほっとしています。笑 (いずれちゃんと向き合わないとな、とは思っています。)
以上に取り組み、金超人に挑戦する土台を整えました。
余談にはなりますが、全良増やしに関しては上達を意識した増やし方が非常に重要だと思います。
闇雲に☆10を潰したり、☆9以下を潰すのは得策ではないんですよね。もちろん☆9以下で下限地力を上げたり、☆10で上位耐性をつけるのはそれはそれで大切なことだとは思うのですが、自分が目標とする段位や地力(今回の私でいえばこれが2024金超人でした)から逆算して、全良増やしをする譜面を具体的に定めることが上達の近道に他ならないはずです。
言ってしまえば、今の私が上手くなるために☆8や9の比較的易しい譜面を全良しても得られるものはほぼ皆無ですし、☆10に関しても地力C以下を考え無しに潰しまくっても得られる地力、経験値は非常に少ないと言えます。なんなら上限地力を解放していく観点ではほぼ無意味です。
どの音ゲーにも言えることだと思いますが、なかなか上手くならないなぁと感じる時こそ、自分の目標から逆算して、今の自分に不足している地力を育てられる要素を持った譜面を詰めることが必要になると思います。上達は常に効率を求めないとな、と感じます。アラサーなんか特に音ゲー寿命が迫ってますからね。(偉そうにすみません。)
②コンディションについて
歳をとりたくないなーと切に感じたのはコンディションの部分です。20代前半までは特にコンディションなど気にせず、なんならオール明けでも音ゲーの記録を出せることもありました。
しかし27歳ともなると、仕事帰り平日に音ゲーするにも、日によっては何も認識できない、腕が動かないことなどざらにあります。
モチベーション維持という観点でも、ゲームセンターに行く1回1回を最高のコンディションで迎えられるように必ず調整をしていました。(金超人という可を5個しか出せない、非常に精密なプレイが求められるという観点でもコンディション調整は必要不可欠でした。)
以下は私が気を遣っていたコンディション調整です。
①睡眠時間は必ず8時間以上取る
これは私が睡眠を多く必要とする体質なのもありますが、睡眠時間8時間がボーダーラインでした。下回るとパフォーマンスは悪くないものの、細かいミスが出がちという状態になっていました。
そして、睡眠時間帯も気をつけていました。普段は平日6時半起床、22時就寝が基本です。仕事嫌すぎ。休日は遅寝遅起しがちなんですが、生活リズムも体のパフォーマンスを100%発揮するためには必要なことです。なるべく生活リズムを乱さないため、休日も遅くとも朝9時には起きて、日付が変わる前後に寝るようにしていました。
②食生活
私は基本的に好きな物食って生活したい欲が半端じゃないので、この辺はあまり気をつけられなかった部分ですが、最低限気をつけていたのは、
・就寝の2時間前までに夕食を済ませる。
・音ゲー前には満腹近くまで食べても良いが、糖質がしっかり取れる食事にする。逆に夜は糖質を制限した食事にする。
この2点でした。1つ目はよく言われる、睡眠の質のためのポイントです。胃袋くんは労わろうね。
2つ目は多くの人が音ゲー前は腹八分目が良いと言っていると思いますが、私の場合はあえて満腹まで食べて脳に糖分を行き渡らせ、エナドリをぶち込んで血糖値スパイクを乗り越えた+カフェインが効いてくる頃合で1番脳みそが冴えてパフォーマンスが出ていました。正直食事の後は帰って寝たい欲がすごかった。
どうしてもモチベが抑えられず、仕事帰りに音ゲーをする場合は、ウイダーinゼリーのブドウ糖のやつ、キューピーコーワi、モンスターエナジーの3点セットをぶち込んで音ゲーしてました。(早死セットなので良い子はマネしないでね。)
そしてこれはプラシーボ効果もあるとは思いますが、キューピーコーワヒーリングを必ず寝るまでに飲んでいます。起きた時のスッキリ感が違います。直接的に音ゲーのパフォーマンスに関わってるかは正直不明ですが、睡眠の質という点では結構効果アリかも?
※私は興和株式会社の回し者ではありません。
③ゲーセンに行く前日は必ず湯船に浸かる
湯船に浸かるはオールシーズンマジで大事です。筋疲労が取れます。あたりまえ体操。
できればスーパー銭湯に行って、サウナもキメられれば文句なし。(ひとしきりボルテをした後にサウナキメてボルテに戻ったら、エンブリオ白がS乗ったことがあります。)
音ゲーガチ勢からしたら至極当たり前のことばかりですが、どれも本当に大事なことです。ぶっちゃけどれかひとつでも欠けてたら音ゲー老人の私は100%のパフォーマンスは出ません。アラサーこそ、隅々まで自分の生活を音ゲーのために見直す必要があると思います。
③メンテ、環境の合うゲーセン
これ、ドンだーの永遠の課題だと思うんですよね。
そりゃ誰でもメンテがりんたいこ並に良くて4曲台で周りが静かで人が来ないっていうゲーセンでプレイしたいですよ。私は常にそう思ってます。わがままだね。
私の家から近いゲーセンは軒並みメンテが終わっています。なので、ゲーセンの開拓を不定期にやっていました。幸い、車が使えるので移動時間1時間以内ならホーム台にするのは現実的だな、という感覚で探していました。
結果、今のホーム台は金超人も受かったゲーセンですが、移動には45分〜1時間かかります。
ネックなのは、それだけの時間をかけて行ったけれども、太鼓の達人が大人気音楽ゲームになっていた時ですね。(社会性フィルター)
結構真面目にモチベーションに関わるので、そこに行く時は確実に人がいない曜日、時間帯を狙って行っていました。
なので、準ホーム台(ある程度環境やメンテを妥協し、移動時間が極力少なめに済むゲーセン)を定めておくのが良いと思いました。
もう恐らく行くことはなさそうですが、準ホーム台は家から30分、メンテはそこそこで台数が多いゲーセンでした。こういうゲーセンがプランBとして用意できると、特に段位道場を詰める時にはモチベ維持や頻度維持がしやすいかなと思います。住んでる場所にもよるので難しいですけどね。
④金超人の狙い方、心持ちの話
ここからは金超人に挑戦しているときの話です。
私の金超人の挑戦回数は約200回でした。(うち、50回はドンゲーの開幕で演奏スキップしました、どうしてこんなことに……。)
Ⅰ. 課題曲の内訳、可を出しても良い箇所の計画
友人とも話していましたが、理想の内訳は0-0-5、もしくは1-0-4。あらためて思うけど全然可出せねぇなこれ。
メンタルが激弱なので、できるだけ3曲目に余裕を残しておきたいタイプです。(後述しますが、これらとは全く異なる内訳で受かりました。何があるか分からんね。)
各曲ごとのイメージは、
・Don't Stop the Game
可0〜1 通過目標
低速で1個出しても萎えないような目標設定。その他の部分はアレンジマシマシなので可は出さない想定。
・其方、激昂
可0〜1通過目標
こちらはドンゲーよりかは安定していた方なので0〜1とはしているものの、きちんと全良で通すことを強く意識していました。1出たら「まあ〜〜〜〜〜しゃーないか……」くらいになるような設定です。
可を出す箇所としては先程上げた譜面画像の箇所のうちどれか、を想定していました。
・オペレート・ミー
可2〜3通過目標
先述した通りメンタルが弱すぎるので、余裕を残しておくというのと、シンプルに地力S以上の曲に対してやはりまだ地力が足りていないのでこのような想定。
一応可3通過想定で、合格時のイメトレをずっとしていました。
1個目→低速
2個目→kdkd dk
3個目→ラストにかけての面と縁ラッシュ(または最後の面ラッシュからの24分kkd)
これを以って、理論上いけんことはないかなということで金超人生活のスタートです。
Ⅱ. 金超人生活におけるウォーミングアップ
そんなわけで、コンディションを前日からバチバチに整え、休日は毎回ゲーセンに向かう生活が始まりました。
1クレ目は、その日の精度の感覚を掴む(たいてい1週間ぶりとかなので…)のと、腕をなるだけ早く温めるため、☆9~☆10地力Cの曲をできるだけ再全良を出す意識でプレイしていました。(腕が温まるまでは本当に下手くそなので、滅多に一発全良は出ませんでしたが。)
2クレ目~4クレ目にかけてはとにかく腕を温めるため、☆10上位のフィジカル要求譜面をプレイしました。
よく選曲していたのは、
・モノクロボイス裏
・CUT! into the FUTURE裏
・チャーリーダッシュ!
・そして勇者は眠りにつく裏
などです。BPM240帯はすぐに腕が温まるから最高です。オペレート・ミーに対する体の慣れを作っておくという意味でも最適な選曲かな、と思います。
あとは味変で、memoria fictaのでたらめなどもやるようにしていました。基本、でたらめは下手どころの騒ぎじゃないんですが、これはやり続けてたら可10台は安定して出るようになってきました。でたらめも練習って大事。
☆10のでたらめをやると、その日の譜面認識力のパフォーマンスが2割増しくらいになって、叩き間違えが減ったなーという印象でした。そういう観点ではウォーミングアップに取り入れて良かったなという所感。
歳を重ねるごとに、体が温まるのが遅くなり、その日の調子のピークを迎えるのも遅めだなぁと感じます。
私の場合は、1時間ウォーミングアップしてようやく体が音ゲーガチモードに切り替わります。さらに、集中力がもっとも高く、体の動きに最も精彩が出てくるのがウォーミングアップを始めて2~3時間後といったところ。
逆にあらゆるパフォーマンスが下降していくのは、大体6~7時間後くらいです。
これを把握した上で、1日のウォーミングアップ量(何クレまでにするか)を決めて、自分のパフォーマンスのピーク時に段位道場を受けられるように毎回調整していました。なので、帰宅時間もあらかじめ決めてゲーセンに行っていました。(だからこそなんの成果も出ずに悔しい思いで帰る日がほとんどでしたが…。)
記録狙い等に関わらず、自分の調子のピークがどのくらいの時間で来るかは、なんとなくではなく、細かい時間やクレ数で把握し、必ずそれを意識してプレイをすることが上達や目標達成には必要不可欠だと感じました。(プロプレイヤーなんかは当たり前にやってることだとは思いますが。)
Ⅲ. Don't Stop the Gameの開幕と低速キモすぎる高校校歌
さて、そんなこんなでウォーミングアップが終わると、次は課題曲の調整になります。
金超人生活の最初の方は問題なかったドンゲー。やればやるほど暗雲が立ち込めてきました。
超人課題曲プレイ時には必ず動画を撮って、スロー再生で可が出た箇所と、遅可か早可かを把握、などの分析を行っていました。が、しかし動画をいくら見ても明確な原因特定には至らず、どうしようもなかったので24分の運手を1-2に変えました。リズム通りではあるし、こっちがむしろ教科書通りの運手、という感じではありますが、私はロール処理の切り替えが下手過ぎて、結局この3小節に5000円持ってかれました。
開幕で可が2個出たら演奏スキップすると自分ルールを作りました。金合格の見込みが薄い回でプレイを続けても非効率だと判断しました。課題曲の練習のためにやり通すのも大事ではあると思うのですが、金超人狙いにおいては可の許容が残っているときの緊張感の中で、その曲を練習することに意味があると考えました。
ここも、赤超人~3回目の全良らへんまで金合格時の運手が違う箇所です。
当初は、24分7打シングル、そのあと逆手入りで、24分3打は2-1という運手でしたが、結局全部シングルに変えました。
やっていくうちに、低速での早可にひよって、24分のkkkkkkdが上手く叩けない、癖のようなものがついてしまったんですよね。で、そこが上手く叩けてないから直後の2-1ロール処理も入りからズレる、みたいな。
シングルにすべて変えて意識した点は、kkkkkkdは逆手に全神経を集中させて早めに叩く、24分3打の前の1打の入りを目押しで合わせて、あとは遅れないように叩く、でした。なんとか通過率は最終的に8割程度までには盛り返せました。セーフ。
IV. オ〜ペミ〜、だからオ〜ペミ〜(電話保留音地帯)
ドンゲーは癖っぽい何かに悩まされましたが、オペレート・ミーは自分の上限地力不足と、3曲目の緊張感によるシングルやロール処理のパフォーマンスといった点が大きな壁となりました。
こんな感じで、前2曲を0-0通過だったり、可1通過などをすると、シングルが詰まって落ちることが多かったです。
やらかしポイントをまとめていきます。
運手は先述した通り、シングルマシマシの原始人運手にしたわけですが、全体的な意識のまとめを書きます。
・低速の24分はdkkkの後のd kkkd dはリスドンヴァルナを死ぬ気で頭の中で流す。
・緊張してるとそこで早可出るからびみょーーーーに遅め意識。
・103〜107小節は107小節から目線を右に移して利き手と逆手入りの認識を固める。
・意外となんとかなるから弱気にならない
概ねこれがオペレート・ミーの意識になります。
⑤超人、金合格。
そして………
11/11 超人金合格!!
今までの私の太鼓の達人の集大成かなと思います。
結果的に内訳は2-1-2、どれも全良してない、かつ3曲目が比較的上手くいってるのは私にしては珍しい内訳でした。
前2曲で事故気味だったから、3曲目にリラックスして臨めたのはかなり大きいと思います。(許容自体はオペレート・ミー開始時で2しか残ってなかったから精神的余裕はもちろんなかったですけどね。)
ちなみに最終理論値0-0-1(1)でした。
理論値がどうのこうのみたいな話をよくSNS上で見かけますが、私の持論は「可の数が合格条件の半分が合格ボーダー」だと思っています。
玄人や名人辺りまではその限りではないとは思いますが、赤超人からは個人的にはこうかなと思います。なので、金超人を特攻し始めたのは理論値0-0-2の段階でした。
金超人生活を終えてみての感想は、「とにかくしんどかった、でも終わってホッとした」だけです。マジでこれに尽きる。語彙力なし。
自分が金超人なことにしばらくは実感が湧かなかったけども、友人と金超人セッションをしてようやく実感が湧いてきたなぁというところ。少しでも彼らと同じステージに食らいつけたことが何より嬉しいかもしれないです。
その他
その他、金超人合格にあたって支えてくれたもの(人)を紹介。
①おうち太鼓環境
去年の11月頃にtaiko forceを家に導入しました。友人から中古の安値で買取り、別の友人たちからシミュレーションソフトの導入を手伝ってもらい、なんとか完成。
本当に私の周りは良い友人ばかりです。私の才能ナシをカバーし、上達できる環境に身を置けているのは、友人関係のおかげだと本気で思ってます。
おうち太鼓がなければパンピー才能ナシが上手くなるのは今の時代不可能だと断言できます。
特訓モード等があるシミュレーターで練習が、上位曲上達にあたっては一番効果がありますね。(あたりまえ体操)
よく、「動画を見ながら、適宜再生速度を変えて空打ちが良い!」ということを耳にしますが、個人的にはそれで運手が身についたり最上位曲等ができるようになるのは、その時点で音ゲーのセンスを持っていると思います。私の場合はまずそれでは一生上手くなれませんでした。
とある方がSDVXのnoteで書いていらっしゃいましたが、「実機とできるだけ齟齬のない環境で練習するのが上達の近道だ」(意訳) ということを仰っていました。
まさしくその通りだな、思います。
シミュレーターを使うことの最大の利点は「プレイに対してのフィードバックがあること」です。
自分の1回1回のプレイに対して「良」「可」「不可」を表示してくれて、さらにリザルトまで出しくれます。実機と同じように何が良くて何がダメだったかを判定や数字を元に家でいつでも分析、練習できるのはやはり大きいです。全人類taiko force買え。
参考文献↓
この方のnote、これまで読んできた音ゲー系noteの中で一番参考になりました。本当にありがとうございます。
② 支えてくれた曲
金超人生活、もちろん毎回意気込んでゲーセンに行く訳ですが、受からんくて撤退することがほとんどな訳です。特になんの自己ベストも出ず、進捗を生まずに帰る日ほど虚無で悔しい日はありません。
そんな日の帰り道は絶対コレを聴いてました。
角巻わためさんの「my song」です。
ボルテやってる人はみんな知ってるはず。譜面アレだけど。
全人類聞け、マジで。歌詞が良すぎる。何もかも良すぎる。
この曲のあらゆる歌詞に支えられました、本当にお世話になりました。
③モチベーション維持のための動画視聴
太鼓の達人に対して常にモチベーションはメラメラであるべきだと考えていたので、努めてYouTubeで見る動画は太鼓の達人関係のものに絞っていました。(ホロライブの切り抜きもめっちゃ見てたけど)
以下よく見てたチャンネルのご紹介
↑いがぐりさん
努力のレベルが半端じゃなくてとても真似しきれないけど、努力量と熱量が本当に尊敬。よく金達人配信を風呂で見てます。
↑やざせろり
僕の友人です。というか彼からtaiko force買った。笑
僕の今のプレイスタイル、「(記録が)出るまでやる、何があってもぶち㊙️す」の始祖。彼の心構えを常に見習っています。再制覇頑張れよー!
↑team RNHさん
企画の一つ一つが面白すぎて毎日投稿して欲しいレベル。主に通勤退勤のお供にさせてもらっていました。
おわりに
ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。(そんな人いるん??)
初めてのnote執筆で拙い箇所が多々あったと思います。次に反省を活かしたい……。もっと色んな人のnote読んで研究します。
次はきっと達人取れたら書くかもしれません。
うーん、取れるか分からないので次回作はないかも。とりあえず今は幽玄ノ乱を1から必死に練習してます。上手くなりてぇ。
また機会があったら次のnoteでお会いしましょう!!それでは。