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風呂上がりに瓶牛乳飲んだ

突然夏が帰ってしまった。
3日前まで共にいたのに…
朝起きたら窓に秋がいて、原付に乗る私にとってはかなり嫌な季節の始まりだった。

毎日着ていた半袖には休んでもらって、つい最近買った秋服を着て出勤した。
肌を滑るように駆け抜ける風は、袖の中にいるのが心地いいらしい。私は寒さに耐えながら運転を続ける。
今日は12時間も働かないといけないので、気が重かったけど、可愛い服を着ている瞬間はまだ気が紛れた。スピードを上げる程職場に近づく。仕事を始める前から仕事をしている気持ちだ。

朝から晩まで働き、クタクタになった。
締め作業をダラダラしながら、やっとの事で終わり、お店を出てから気づいた。
たくさん働くと体調がすぐれない。
毎日日替わりでどこか身体が痛い。
今日は腰だった。
あ。
家で食べるつもりで買ったかぼちゃスフレケーキを職場の冷蔵庫に忘れたので取りに行かないといけない。
疲れていると何もうまくいかないなあ。

家に帰りご飯を食べずすぐにかぼちゃケーキを食べた。とても美味しかった。食欲の秋の幕開けにふさわしい一品だった。

もう22:30
早くお風呂を終え、寝よう。
そう思いながら湯船でダラダラしてしまった。
オイルのメイク落としがお湯と混じり白く濁る。いつ見ても気持ち悪い。
コンディショナーを付けている時間で体を洗う。
ヘアオイルを毛先につけ、1番嫌いなドライヤーの時間を終えた。
体は熱された。

1日これ以上にやる事はない。
寝る準備を終え、いつものように冷蔵庫から水を取り出そうとした。

キンキンに冷えた瓶牛乳があった!!!!!

今日一嬉しかった。
暑い体に冷たい牛乳を流し込む。
喉に流れる感触。
瓶の心地よい冷たさが唇に乗る。
美味しい。
本当に嬉しい。

たまたま母親が試飲の牛乳を貰ったらしい。
疲れた日にこの牛乳を飲んでいなかったら、こんなに感動はしなかっただろう。
12時間労働して良かった。

うん、それは言い過ぎだね。
全然働きたくは無いし、瓶牛乳はいつ飲んでも美味しいね。

ネルー。


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