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今日の所感(2023年4月28日)

4回、アッという間の5失点

本日は大谷選手の二刀流デー。今日の試合を振り返っていきます。

今日は3回まではパーフェクト投球。

さらに!チームとしても、3回に、自身を援護する大谷選手の二塁打(打点1)を皮切りに、チームとして一気に5得点。

大谷選手が投げていることも踏まえると、「今日はもう勝ちだな」と勝利を確信して、さらに「完投ペースじゃんか。・・・ほぉ。」なんて余裕ぶっこいて見ていたその瞬間でした。

4回表、アスレチックスの攻撃。

四死球とホームランで、3失点。
その直後も、死球とホームランで、さらに2失点。

1アウトもとれないまま立て続けに5失点をしてしまいました。

普段ランナー溜まっている状態で大谷選手の投球を見ているときに感じるような独特の高揚感を伴う緊張を一切感じる間もなく、文字通りアッという間に5失点となりました。

昨年のブレーブス戦を想起させる4回の投球

5失点をして、ふと私の中で想起されたのは昨年7月23日のブレーブス戦でした。昨年は、オールスターゲーム前までのエンゼルスでは、「大谷しか勝たん」と巷で言われていたくらい、エンゼルス先発陣で唯一、毎試合で最高の投球を見せてくれていました。
特に6月・7月は、『1試合13奪三振(MLB自己キャリアハイ)』『4試合連続2桁奪三振』『32イニング連続無失点』という快挙を成し遂げたり、前半戦の成績だけでも、9勝(4敗)、防御率2・38と、昨年を上回る勢いの好成績を残していました。
※余談:
私は昨年からMLB.TVでエンゼルス戦を観ているのですが、この時期から、大谷選手のピッチングに対して過剰ともとれる期待(『なにか起こしてくれるんじゃないか』『どんなすごいピッチングを見せてくれるのか』というような)を現地放送局の試合中継からひしひしと感じられるようになったと思います。
このころのエンゼルスは、悪夢の14連敗を経験し、さらに大谷選手登板日以外は全く勝てなくて、地元放送局も大谷選手の記録づくめ好投だけが唯一のトピック…みたいな状況というのも影響していたかもしれませんね。
そして、現地放送局での投手大谷への期待度は、昨年に引き続き今年もしっかり健在しています。今でも、毎試合「エースでスーパースターな大谷選手はどんな好投を見せてくれるのでしょうか!?」と言わんばかりの期待値MAXな雰囲気(圧力?プレッシャー?)で試合前日から大谷選手がプッシュされており、そんな風に注目をされていることをファンとして嬉しく思いつつも、若干気の毒に感じている今日この頃です。

そんな状況の中、オールスターゲーム後のシーズン後半戦、最初の試合、7月23日のブレーブス戦です。
先発の大谷選手は6回まで完璧なピッチングをしていました。私はNHKでこの試合を観ていましたが、解説の方が「大谷選手のMLB初完投を見ることができるのでは」といった主旨の発言をされていたくらい、圧倒的な好投をしていました。私も「確かに。今日は昨年の覇者ブレーブス相手に完投をできるかも!スゲェぞこりゃ!」なんてちょっと欲目を出したその瞬間でした。

両チーム無得点で迎えた7回裏、大谷選手は、四球からホームランを打たれたのを皮切りに、1アウトはとったものの、最終的に6失点をして降板となりました(その回でも2HR(5失点)を打たれましたね)。その日は、1-8でエンゼルスはブレーブスに敗れました。

あのときの私は、テレビの前で呆然としてしまいましたね。

5点差を追いつかれても・・・

さて、今日の試合で、このブレーブス戦と大きく異なる点は、”5失点をしてもまだ5-5で同点である!”ということです。

さらには今日はチームのエース大谷選手の登板試合です。エンゼルスは今日の試合を絶対に落とすわけにはいきません。

5失点されたとき、しばらくは思考が止まっていましたが、すぐに私の頭はそのショックから立ち直り、「大谷選手がどんなに打たれようが、勝てばいい。勝てばもう何でもいい」という思考へと切り替わっていました。

といいますのは。
今年の私は、大谷選手がどんな素晴らしい成績を残すのかということも楽しみにしていますが、それよりも!なにより!ともかく!チームがその試合に勝つこと、そして大谷選手属するエンゼルスがポストシーズンに行くことを本気で願っています。
そんな私なので、大谷選手がどんなに失点しても、大谷選手がどんなに打てなくても、最後には試合に勝てば、全部OK!みたいな感覚で毎試合を観ています。
※余談:
反対に、昨年のブレーブス戦は、ポストシーズンがほとんど絶望的だったので、大谷選手がどんな成績を残すかということくらいしか楽しみがなく、7回の6失点にかなりショックを引きずっていました…(苦笑)

さて、5失点直後の大谷選手の投球です。

早速2塁打を打たれて、無死2塁の状況。

ここから、大谷選手は踏ん張りました!ライトフライ、三振、四球(←審判のせい泣)、三振で、勝ち越しを許さずに4回を締めくくりました。

4回を投げ終えて、球数は73球でしたので、5・6回も大谷選手はマウンドに上がります。
5・6回では、死球がひとつあったものの、4回の5失点が嘘であったかのように、完璧に相手打線を抑える投球を見せてくれました。

今日の大谷選手は、結果だけを見れば6回5失点で、いつもより苦戦した印象があります。
しかし、1~3回と5・6回は、無安打無失点(1死球)のパーフェクトピッチングでした。なんていうか、こういうあたり「流石すぎる…!」って思ってしまいます。
そうなると4回にはマジで何があったんだ!?ということになりますが、私は、先頭を出してその次の打者の時にピッチコムで何かトラブルが起こったようなので、私は、全てはピッチコムのトラブルのせいにしています(笑)。
※ボヤキ:
大谷選手が投げるときに高頻度でピッチコムトラブルが起こっているような印象があるので、機械側で耐久性とかの問題があるなら、早急にピッチコムの会社に何とかしてもらいたいと思っています。値段が数十万円する割に、トラブルが起こりすぎ!!しっかりせい!!

なお、エンゼルスの攻撃では、5回裏にレンドン、レンフロー、ドルーリー、レンヒーフォの連続出塁もあって、エンゼルスが2点を追加しました。「お前ら最高だぜ!漢だぜ!」って感動してしまいましたね(特にレンヒーフォの押し出しの四球のとき)。

さらに、6回裏では、大谷選手の3塁打からのレンドンの適時打で1点を追加します。

こういうあたり、今年のエンゼルス打線は、点を取られても、それ以上に打って取り返すぜ‼というような強さを感じます。
今年は開幕してから安定してほとんどの試合で一定の得点力を見せてくれているので、誰かが調子悪くても他が打ってくれるといった、結果に基づく確かな実感として、打者陣の層の厚みを実感をさせてくれます。
※余談:

なので、エンゼルスのポストシーズン進出の命運を握るのは、全てはピッチャー陣の頑張り次第。と私は考えています。

6回終了時点でエンゼルスが8-5でリード。

大谷選手は勝ち投手の権利を得て6回5失点で降板します。

そんな大谷選手の今日の打席ですが、この回までにヒット、二塁打、三塁打の3安打猛打賞となっています。
そうです。
あとはホームランが出ればサイクルヒットという状況だったのです。

これはただごとではありませんでした。

なぜなら、 ”先発投手(勝ち投手)のサイクルヒット” という、前代未聞・空前絶後の超歴史的快挙まで、あとホームラン1本という状況だったのですから。

誰もが行ったと思った8回裏の大飛球

そして、とうとう8回裏に大谷選手の打席が回ってきました。

この時点で、エンゼルスは8-7で1点差しかなく、ともかく追加点がどうしても欲しい場面ではありました。
はい、それは確かにそのとおりなのですが‼

先述した ”今年は成績云々より勝利がすべて” な私でも、このときはもう、「絶対にホームランを打ってくれ!!」ということしか頭にありませんでした。試合うんぬんより、ともかく、歴史的偉業が達成される瞬間を目の当たりにしたかった。(ごめんなさい。でもまぁ1点差で勝ってましたし…)

そして、迎えた打席、最初の1球目でした。

大谷選手が力いっぱいスイング。
ボールがヒットして勢いよく放物線を描いて飛んでいくのが画面に見えます。

「えっ!?これって!?いった!?行ったよなぁ!?」

そんな当たりと打球速度、打球角度だったのです。

「キタ!コレ!マジか!」

現地実況も、現地のお客さんも、中継を見ている人も、恐らくエンゼルスファンの全員が「行った!」と思った特大の当たりでした。

結果は・・・・・・。

特大のセンターフライ。

あと2mでホームランだったとのこと。

あっ、ちなみに、このフライで2塁のウォードが3塁に進塁しました。ナイス進塁打でした。

した。

ああ。

あと2m。

はあ。

うん。

はい。

・・・。

私はこのとき、正直、5失点のときの100倍はショックを受けていました。

終わりに:試合に勝ったからオールOK!

今日の試合は、ほんとうに色んな出来事が盛沢山でした。

大谷選手以外にも、レンドン選手をはじめとする好守備や、最近打席が絶好調のドルーリー選手についても触れたかったんですが、個人的な今日の試合のハイライトはやはりどうしても大谷選手になってしまいますね。

打席では二刀流の真骨頂(自分で自分を援護する・取られた分は取り返す)を見せてくれた大谷選手、あと2mで前人未到のサイクルヒットだった大谷選手、1~3回と5・6回はパーフェクトだった大谷選手。

本当に、本当に、お疲れ様でした!

投打で若干悔しみは残るけども(私の中で、ですけどね)、チームがこの1勝を重ねられたことは、本当によかった!!
もしも、今日の試合内容で負けてしまっていたら、たぶん、私は絶望していたでしょう(笑)。

さてさて、明日からは17連戦最後のシリーズ。私にとっては完全に未知なるチームである対ブルワーズ3連戦が始まります。

どんな試合内容であれ、1勝は1勝、1敗は1敗。内容よりも結果にこだわりたい!

どんな形でも絶対に勝つぞ!エンゼルス!
引き続き、日本から応援しています!!

以上

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