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今日の所感(2023年4月23日)

投打の『打』のほう


今年のエンゼルスの試合を見ていると、まだ4月ではありますが、打線の心配はあまりしなくても良さそうです。私自身、今のところ、エンゼルスに対して“貧打”という印象は持っていません。
 
大谷選手が打てなくても、今日の試合では8点も獲れている(普通ならそれで勝てる)。
先日の対ヤンキース第2・3戦でも、大谷選手は全く出塁できませんでしたが、エンゼルスナインは、先制されても同点に追いついたり、5点差を2点差まで追い上げたりできている。
 
今年のエンゼルスの打撃陣は、補強したことで層が厚くなったがゆえに、年間通して安定的に得点力が計算できるチームであると、私は確信に近い印象を抱いています。たとえ大谷選手が不調でも、他の選手が打って勝てばヨシ!大谷選手が打って勝てば一層ヨシ!
 
ただし、これはもちろん、上位打線にいる主力選手が怪我をしないということが大前提になっています!
 

投打の『投』のほう


個人的には、今年のエンゼルスのポストシーズン進出を左右するのは、投打の『投』、特に先発投手陣の出来次第ではないかと私は考えています。
 
どんな試合内容であっても、1勝は1勝、1敗は1敗、数字上ではどれも等しく「1」です。だから、勝ち星を見込める先発投手が登板するときに淡々と「1勝」を重ねていくことが、シーズンを勝ち切るためには大切です。
 
エンゼルスの先発1番手は、いわずもがな大谷投手でしょう。次いで、サンドバル投手、アンダーソン投手、デトマーズ投手、…と続きます。この先発1~4番手は、実力的にも実績的にも、勝ち星を計算できる投手としてエンゼルス首脳陣は認識しているはずです。私自身も、デトマーズ投手までは、ポテンシャル的には十分に勝ちを見込める投手であると思っています。
 
エンゼルスは中5日の6人でローテーションを回していますから、1~4番手の登板日にあっさりと試合を落とすようなことがあっては、エンゼルスのポストシーズン進出どころか、シーズン負け越しの可能性が高くなります。
彼らの登板日で、エンゼルスはあっさり負けるわけにはいかない。ましてや、今日のように9回に2点差でリードしているのを、逆に3点差をつけられて逆転されて、勝てたはずの試合を落としてしまうなんてことは、絶対にやってはならない。
 
 先発投手の仕事は、毎試合を無失点に、そうでなければ最少失点に抑えること。セットアッパーとクローザーの仕事は、同点に追いつかれないことだと思います。
 
エンゼルスはブルペン陣が脆弱な印象がありますが、個人的には、先発投手が試合をつくれたならば、セットアッパー、クローザーもしっかりと仕事をこなす印象を持っています。大谷投手が登板する試合をみていると、強くそう思うようになりました(開幕戦だけは例外です)。
 
だからこそ、先発投手陣は、淡々と着実に、結果を出していってほしい。できれば毎試合クオリティスタートを達成してほしい。
 ここまでのエンゼルスの試合は、先発が試合をつくれないと、ブルペン陣もそれに引っ張られるようにして結果を出せていないことが多い印象ですから。
 

 終わりに


MLBは、シーズン162試合、10月まで続く長丁場といえども、今年は前半戦(4月~7月)のうちにある程度の結果を出せていないと、大谷選手はトレードされてしまうと思います。前半戦が勝負です!
ですので、たとえシーズン序盤といえども、今日のような敗戦を見るとどうしてもガッカリしてしまいます。

2番手や3番手の先発登板日でも確実に勝ちをものにできない今のエンゼルスは、ポストシーズン進出ができるチームに私は到底思えません。
 
大谷投手に続いて、サンドバル投手、アンダーソン投手、デトマーズ投手が早い段階で安定してくれることを、いちファンとして密かに強く期待している今日この頃です。

以上


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