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今日の所感(2023年4月25日)

スアレス投手

スアレス投手は、1~3回にはHR5本打たれたりして、結果的には散々でした。しかし、個人的には、前回までは見られなかった“次につながる良い終わり方”をしていたと思います。
具体的には、4回・5回の投球です。4回はチェンジアップが決まっていたし、5回はエンゼルスの逆転に繋がる三者凡退のナイスピッチングでした。
もしかしたら、最後はヤケクソみたいなところはあったかもしれませんですが、結果的には、これまでよく打たれてきた相手打者3巡目を、さりげなく無失点で切り抜けた。
もし次に先発登板をして、苦手としてる2巡目や3巡目を切り抜けることができれば、スアレス投手にはもちろん、チームにとっても大きな一歩になる。応援しています。


デビッドソン投手交代のタイミングに「?」

スアレス投手の5回降板は納得できるとしても、ロングリリーフという形で6回から登板したタッカー・デビッドソン投手は、あんなに好投していたのに、なんで8回1死という中途半端な場面でワンツ投手に交代させたんだろう。

もちろん継投を予定されていたワンツ投手もバリア投手も悪いピッチャーではないですよ?

ただ、素人目にも、今日のデビッドソン投手はしっかりと腕が触れていて、球威もあって、リズムよく無失点できていたのに。相手も打ちあぐねていたので、「早く降板しないかな」とデビッドソン投手に対して思っていたはずです。
さらに、7回にはエンゼルスが大逆転したんですよ!?投打ともに流れがエンゼルスにしっかりと来ていた。
もっと言えば、今日はエステべス投手もキハダ投手も使う予定がなかったんですよね??

試合後のネビン監督の発言によると、デビッドソン投手の交代理由は「球速が落ちていたから」らしい。

……でも、彼はもともと先発候補でしたよね?体力はあるはずですよね?「8回は投げ切ってほしい」と伝えていれば、しっかり投げ切ってくれたんじゃないでしょうか。

現状、エンゼルスの中継ぎ陣は、控えめに言っても、他チームに舐められていると私は思っています(※)。
だから、私は、デイヴィッドソン投手に行けるところまで投げてほしかったし、8回途中の交代に正直ガッカリしていました。
※ 昨年は、大谷選手の登板試合後に相手チームの監督から「大谷に球数を投げさせて早く降板させられたら、その後はなんとかなるかもしれない」という主旨の発言がよく見受けられました。そこから察するに、エンゼルスと対戦するチームは「エンゼルスのブルペン陣なら打てる!点差をつけられない限りは逆転のチャンスが絶対ある!」という考え・意識を、相手ベンチ・選手は内心に持っていると思います。

いかに根拠のある采配であっても、結果が出なければ、それはファンへの言い訳にしかならないと思います。


終わりに

エンゼルスは、まだシーズン序盤なのに、勝てたはずの試合を、何回落としたでしょうか?

今日の試合に関しては、スアレス投手やブルペン陣について批判するのではなく、その前段として、GM含むエンゼルス首脳陣が共有している試合に対する基本的な考え方が、現状のロスターにマッチしているのか、その考え方が果たしてエンゼルスをポストシーズン進出に導くのか、根本的に見直してほしいと思ってしまいました。
試合序盤は色々ありましたけど、9回には1点リードしていたんですから。

今年のエンゼルスは、昨年と一昨年にはなかった、良い打者が揃っていると思います。みんなが年間通して健康であれば、一定の得点力を毎試合期待できる打線だと思います。

それなのに、シーズン序盤からこんな負け方を続けていたら、「今年こそはポストシーズン進出を!」と意気込んでいるエンゼルスの選手たちに、チームに対しての不信感を抱かせたり、チームの団結に亀裂が入ったりしてしまわないか、不安でなりません。

「1点を取る」そして「1点を取らせない」ために、その場面々々で求められる作戦や持つべき意識の部分を、細かいところまでしっかりとチームとして詰めていってほしい。
やってはいけない失点や、得点のチャンスでの凡退は、ちょっとした変化でもっともっと減らせるはず。

選手だけでなく、チームとしても、やれたことをやらずにシーズンが終わる、なんてことはないようにしてほしい。

ミナシアンGM、ネビン監督をはじめとするエンゼルス首脳陣の皆さん、今年こそは、ポストシーズン進出を叶えてください!!日本から応援しています!!

以上

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