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光る魂

タイトルに強い言葉を使った。
最近強い言葉について考えている。

ジェロニモ短歌賞で警備員さんが詠んでいた歌がとても好きだった。

最下位を走ってたから君が出た スターで僕は虹色になる

好きだ。自分が虹色になる感覚、分かる。虹色になってしまうとも言えるような。
運命とかは分からないけど、縁ってあると思う。

ジェロニモさんはこの短歌を解釈して賞賛したうえで、改善点として最下位、君、スター、僕、虹色、と強い言葉が並びすぎていて流れがやや悪いというような点を挙げていた。

ここで自分が強い言葉の羅列に魅力を感じていることに気がついた。

ジェロニモさんは短歌のことを「五七五七七のビートに乗せたほんとうのこと」と表現をしているのだけど、私はほんとうのことの中でもさらに"切実なこと"に惹かれているんだろうなと思う。

ジェロニモさんが出した短歌の代案はどれも素敵で ほんとうのこと のように感じたけど、元の警備員さんの短歌が一番切実だと思った。

気持ちの強さを伝えれば信じてもらえるのではないか、みたいなぼんやりとした欲求からどうすれば気持ちの強さを言葉に変えられるだろうかと唸っていて、言葉の引き出しを開けたり閉めたりしている。
言葉のインプットを増やしていないので限界があるのだけど。

生き死ににまつわる表現はどうしても強い文章になるよね、といった話を毎週フォロワーと開催しているスペースの中で話した。
「〇〇のために生きてきた」
「〇〇のためなら死ねる」
とか。
死ぬほど、とかもそうですね。

強い言葉を装備したいと考える一方で自分に誠実でありたいと思っているので、これまでこういう言葉をほとんど使ったことがないし、これからもよっぽどのことがない限り使わない気がする。
娘、息子、とかのレベルじゃないとその存在のために死ねなくないですか?野暮ですか。
私が使ったらよっぽどのことだと思ってほしいけど、こんなのは私の中の尺度でしかない。
自分を納得させるための言葉選び

「死ぬまで生きる」という言葉なら1年くらい前、谷川俊太郎の詩からもらって使ったことがあった。
ソロライブ良かったもんね。これは本当だからOK

あとは「言葉にできない」という表現の使い時とかについても考えている。
「言葉にできない」で片付けてしまったら伝わるものも伝わらないよ、そんなのは甘えだよといった意見が(私の中で)ある。
でも、日頃からどうにか適切な言葉を探そうと心がけている人が使う「言葉にできない」なら表現として意味があるんじゃないか、といった意見も(私の中に)ある。
こういうことを考える冷静さが残っている時は言葉を温存する時期と捉えて、「言葉にできない」はしまっておこうと思う。

上に並べたようなフレーズをいつか使ったとしても、「それだけ心が動いたんだね」と優しく見守ってほしい。こんな自分ルールいつ変わるか分からないし。

話は逸れるけど、私は「善し悪しは別にして」と頻繁に言う。善し悪しの話を忌避しすぎていていつかツケが回ってくるのでは?と不安。


大学の頃の友だちとカラオケに行った。
友だちがSubtitleを歌っていて、例のごとく泣いてしまったのだけど、その子は私を冷やかすどころか、その子自身も歌いながら涙ぐんでいて、これからもずっと友だちでいたいと思った。

Subtitle、曲自体もそうだけどミュージックビデオで泣いてしまう。

その子が広瀬香美のロマンスの神様を歌っていて、初めてフルで聴いた。

土曜日遊園地 一年たったらハネムーン

ここ景気良くて面白すぎる。これもある種強い言葉

その子が歌ってたaikoの花火がめちゃめちゃ良かった。aiko歌われて自分に気があるのかと思ってしまう、みたいな男性あるあるに共感した。こういうあるあるってどこで聞いて、いつ身についたんだろう。

私はボーイフレンドのミュージックビデオで、大サビにかけて人が死にすぎている様子(カーボーイ姿のaikoにばかすか撃たれる)を見せることができて満足だった。
最近ハマっていて、カラオケで初めて歌う曲も2曲歌えた。
私はこれを"曲をおろす"と呼んでいる。滑稽だけどしっくりくるので仕方がない。

「曲の合間に収まるようなサイズに会話を収めないといけない」とか、「間奏で話したくてもうるさくて声が届かない」といったコミュニケーションを阻害する要因たちを全部差し引いてもとにかくカラオケが楽しい。

ランチ カラオケ 買い物の間にたくさんおしゃべりして、元気が出た。もともと元気だったけど。最近ずっと調子が良い。

あと3週間くらいで秋がきますか?
秋、愛おしい秋、待ち遠しい。
まだ消化するべき研修や家の片付けが全く済んでいないので、もうちょっと待ってもらっていい。
例年通りのタイミングでやってきて私を喜ばせてほしい。

TEAM BANANA・パンプキンポテトフライ
ツーマンライブ
「チーポテ」

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