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2023ライブ感想

多分399本ライブに行った中で、特に楽しかった32本に絞って感想を書く。割合でいうところの8%。
私は配信でも躊躇なくライブを見るけれど、キリがないので数えていない。

1月

さすらいラビー新ネタライブ ラメン

今と未来が詰まっている気がするから私は新ネタライブが大好き。逆に新ネタライブが全然刺さらなかったら「この先も見ていく」という気持ちを強く持つのが難しくなるような気がしてしまうので、ドキドキする。
ネタロット2(と2022年9月のソロライブ)以来の新ネタライブ、本当に面白かった。
さすらいラビーのコントの"なんか見たことあるシーンだけど他のコントでは切り取られないおもしろ"が爆発している「知恵原さん」、私が大好きな"癖(へき)"と"論"のネタ「宅飲み」、感情動かし放題の「僕のお父さん」、さすらいラビーの"好き"の表現が好きだなって実感した「名前で呼んでよ」(このネタ他のライブでも観たいのに全然観られない!!)、全部全部良かった。漫才2本もめっちゃ笑った。今年あった新ネタライブを並べて振り返って気がつくラメンのクオリティの異常性。
この人たちを絶対にこれからも観ていきたいと改めて思わされたライブだった。

ほぼ演芸場<第一部>

8組がネタをやって軽くトークをする、とてもシンプルな寄席なんだけど、とにかく面白かった。相当理想的なライブ。渋谷PARCOが会場なのもウケた。
来場者はハリセンをもらえたんだけど、さすらいラビーの写真が宣材写真ではないけどなんか見たことあると思ったらドカントのアザーカットだった。ここから私と宣材写真代わりに使われるドカント(ドカ宣)の長い戦いが始まる。

トッパレ(A)#216

宅飲みでさすらいラビーが2連覇した。
レインマンズが若武者を2連覇してトッパレに出演していて、どちらのバトルライブも優勝とか絶対無理じゃん…とへそを曲げていた頃の私に見せてあげたいと思った。かっこいい

その他
・沼津のライブがとても楽しかったのでまた呼ばれてほしい。
・ヤレロマ初回に行った。なんなら2020年2月のTSUMANにも行っている。この2組はずっと変わらず面白い。

2月

2月に閉じ込められてしまう、とツイートしただけあって、メモリアルに楽しいライブが今まででダントツで多かった。

怖いネタライブ

滝田さん主催のライブ。面白いメンツで、コンセプトがしっかりしていて、ネタとコーナー両方楽しい、これも理想的なライブだった。
怖いネタ縛りで久々に観るネタや観たことないネタが多く新鮮だったし、企画の怪談のオチを当てるクイズ(たしか)もとても楽しかった。
元祖いちごちゃんがトム・ブラウンになったり、中田さんが車椅子そのものになったり、堀越さんが何も分かっていないガリレオになったりした。「何も分かってないガリレオ」が2023年爆笑した平場ランキング首位を守り抜いた。堀越さんの顔は天下を獲れるくらい面白いと思っているし、周りから「ガリレオ?」「もっと数式書け!」「床とかにも書け!」と野次を飛ばした先輩たちも天才だった。

おもしろい3組が異端なネタを3本ずつやって沼にハマらせるライブ

にぼしいわし、小松海佑さん、レインマンズの3組が異端なネタを3本やり、MCのフランスピアノも1本ネタをする(ラッキー)ライブ。
新鮮な組み合わせの3組(とフラピ)、まずネタが好みだし、レインマンズはここでおろした誠意の新ネタをキングオブコント準々決勝で披露していた。嬉しすぎ。
トークの話題は専ら独特な主催者の方への疑問で持ち切りだった。
ライブタイトルがマリブラ井上さんのnoteの影響を受け、三位一体→三業ときて分かりやすいタイトルに変更になったことや、ポリゴンショックを心配される映像、動線に使わない丸椅子が置いてある、など引っかかる点がやけに多く、その反動で出演者が結託していた。「ハッシュタグ、沼ハマで呟いてください!」と急にポップなハッシュタグを指定されて「そうなんだ笑」となる演者、なぜかガッツポーズをする赤瀬さん、最後まで掴みどころがないライブでもう夢中だった。
あとこの日誕生日だった♪

清和漫才道場

沼ハマの次の日。
私はさすらいラビーの「嘘」(ナオちゃん)というネタが大好きなんだけど(理由は面白いし、さすらいの「好き」の表現が好きだから)、秋まではそんなに頻繁に観られるネタではなかった。なのでこの日久々に観られて嬉しかったし、清和さんと仲嶺さんがすごく褒めていた。
さすらいの「(方向性は)間違ってないってことですかね?」という問いかけに「間違ってないよ。」と即答した清和さん、なんか救いみたいだった。
メモを見返したらネタ以外の部分で「真面目で損をする山名さん」と書いてあったけど何も思い出せない。面白かったんだと思う。

カラオケビンゴ

カラオケビンゴとは5×5のマスに任意の単語を書いたビンゴカードを作成し、他の人が歌った曲の歌詞にカードに書いた単語が含まれていたらマスを開けられるゲーム。
今回のメンバーはモンローズ宮本さん、ストレッチーズ高木さん、フランツ馬場さん、レインマンズ赤瀬さん、そして主催の大仰天木場さん。
毎度のことながら、夢みたいに楽しかった。
高木宮本の先輩組の飲酒による盛り上げのおかげで、これまでの回でも有数の、ゲーム性だけでなくカラオケとしての盛り上がりを見せた回だった。
赤瀬さんの海雪や馬場さんのガラナ(それに対する高木さんの「俺が初回で歌った歌!」)、全部全部ハイライトだけど、赤瀬さんの真ん中のマスに書かれた「ファンタスティポ」を開けるための茶番ファンタスティポが素晴らしかった。
カラオケビンゴは誰でも楽しめるのが最高なんだけど、私の中で"言葉に関心があって、歌うことが好きな人"は特にカラオケビンゴに向いていると思っている。赤瀬さんは向いてるだろうな〜とずっと思っていて、フォロワー0の鍵アカウントで1年前からこんなことを言っていたら、出演者に追加された。

木場さんのセンスってすごい。私のようにミクチャ配信を見ていたわけでもなかろうに。
ありがとう、カラオケビンゴ。これからも大好きです。

その他
・ナルロクという私が今1番大好きなユニットライブにレインマンズが出て大活躍していて嬉しかった。面白かった。
・2月はさすらいとレインマンズが一緒に出たライブを多く選んでいるけれど、2組が揃って出たから印象に残るライブに選んだわけではなくて、大好き!と思う2組が出たライブは結果として大好き!と思う確率が高いだけで…という言い訳をさせてほしい。

3月

さすらいラビー新ネタライブ カリィ

田村夫妻という、本人曰く準備がすごく大変だったけれどウケ量が伴わなかったネタがあった。逆に、とかではなく、すごく好みのネタだった。どこかで見たようなシーンなのに、ジャンルで括ることが難しい独特なネタで、筋が通っていない部分も、筋が通っている部分もずっと面白い。一貫して説明が足りなくてワクワクする。愛おしいネタだった。
二度とやらないからという理由でこのネタの衣装がトークライブの抽選の景品になり、運良くいただくことができた。二度とやんないんだって。私は田村夫妻のことをこんなに愛しているのに…

あの子の自転車vol.10

ダウ90000のAKIRAのネタと最後の長尺ネタがとても好きだった。馴染みのゲストももれなく面白くて、この人たちを面白いと思う自分の感覚を大切にしたいと思えるライブだった。

キモい学校

谷口つばささんの主催ライブ。コンセプトがあって企画も楽しくて、こういうライブが定期的に観られると嬉しい。

ナルロク

ナルロクは毎回楽しいけど、この回のさすらいがとっても輝いて見えて印象に残っている。
企画の中田さんがキモすぎてMCの松村さんが踊ってキモさを中和させようとしたり、企画を引きずって中田さんがなかなか本ネタに入れず、宇野さんがなんとか窘めて本ネタに入ったと思ったらめっちゃキモい設定だったり、ネタも脱線に次ぐ脱線で、すごい楽しかった。さすらいの独擅場すぎて「今日嫌われちゃうかもしれない」という心配をする中田さんの気持ちも、分かった。

その他
・さすらいがスロイジに出演して、テス(犬)と一緒に撮ったオフショットが見られて嬉しかった。

4月

ナルゲキ最強決定戦

初回から見ていたけれど、この回だけは絶対絶対さすらいに優勝してほしくて、さすらい以外の優勝は考えたくないとまで思っていた。賞レースよりムキになっていたかもしれない。
結果としてとびきり面白くてとびきり好きなネタで優勝して嬉しかった。これがあったから名古屋も大阪もバスツアーもあったと考えると、ありがとうねえと思う。
最強決定戦で勝って、テアトロコントに出てくれたので、どうしてもライブで見たい姿というのはかなり叶った年だった。単独とかマンゲキとかまだ見ぬ楽しいライブとか、見たい姿は尽きないけど。

レインマンズ堀越が100kgになるライブ

2人が誠実にふざけていて、レインマンズのことをもっと好きになるライブだった。
100kg達成した時の高揚感、今でも覚えています。

その他
・さすらいラビーの90分
レインマンズのラジオやらせてください!
トークライブが連続してあった。2組とも頻繁に開催するわけではないのでとても楽しかったし大事な時間だった。
・学生芸人の集い
お客さん少数精鋭のかざあなだった。それぞれのネタの面白さに加えてお客さんが少ない時特有の熱狂的な盛り上がりがあって良いライブだった。この日は鯖のTシャツで出てた大矢さんの頼もしさを知った日。

5月

VIVA LA GARDEN

けやきひろばへのお出かけも、出店のごはんも、フォロワーとのおしゃべりも、営業形式のライブも全部楽しかった。はしゃいで麦わら帽子を買って良かった。

さすらいラビーのみなぎるエナジー寄席

冠がつくライブは出演者の熱量があって盛り上がる!全組面白かったしトークも楽しかった。さすらい本人が幸せと言っていて、こんなに素晴らしいことはないと思った。ラブレターズの大好きなネタ「光」が観られて泣くほど嬉しかった。

全員「降りてる」ライブ

無尽蔵野尻さんと元IOKの大野さんがやっているミームを考えるというYouTubeチャンネルのキラーコンテンツ「降りる」をテーマにしたライブ。降りるとは、会話において状況をメタ的に俯瞰した発言をすること。(引用)
企画コーナーであえてみんなで「降りて」みようという実験的ライブで、降りについて考えるアフタートークもついてくる。
私自身降りてたまるかと思いながら生活している部分があるので共感できる部分が多くて楽しかったし、不器用に降りないお笑いを突き進むみんなのことをもっと好きになった。

その他
・行列の先頭
晴れ舞台!という感じがして楽しさが上乗せされた。爆笑問題面白かった。
・ツギクル予選会
さすらいの初詣がウケすぎており、決勝に進出していて良かった。

6月

第7回 GEO

清水駿平さんと猛者さんの新ネタライブ。
サイハテがゲストと聞いて池袋に駆け込んだ。
ここでサイハテの恋愛が絡まないネタを初めて観て、劇団かもめんたるを観た時と同じような心の動き方をした(これはめっちゃ好きってこと)。オリーブゴールドの手売りを買った。

庭のコンピューター

えびしゃとレインマンズのツーマンライブ。今まで見たバティオスの中で1番椅子をぎゅうぎゅうに敷き詰めていた。熱量と面白さともに大満足だった。
ユニットコントも楽しかった。

カラオケビンゴ

懲りずにカラオケビンゴ。
中田さんの日食なつこ聴けて嬉しい〜
この日のハイライトはしらすさんがリクエストを受けて「ラブストーリーは突然に」を歌ったんだけどサビ以外あまり知らなくて、でもサビはみんな分かるからサビが来るたびに大盛り上がりしたところ。カラオケが大好きだからカラオケあるあるで盛り上がるの大好き。

ヘビセン
FANTASTIC MAGIC

ABC最終予選を観に行って、決勝に進めなくて、ラストイヤーとかもあって、勝手にけっこう食らってしまって、次の日仕事を勝手に早くあがってヘビセンに行った。ネタというよりかはABCの振り返りトークをしていて、気持ちが清算された気がした。
FANTASTIC MAGICで久々に「嘘」が見られて、完全に前を向くことができた。


7月

ナルゲキ4大エースサマーツアー2023・名古屋 2公演目

インドのお笑いというコーナーがめちゃくちゃ楽しかった。面白いことを言ったらインドの踊りをできる♪というご陽気なコーナー。気づけばお客さんもインドを待ちわびていて面白かった。

サイハテのネタを体育座りで見る

サイハテが新ネタ3本やって、それを右手でグーパンチさんや無尽蔵、えびしゃ中村さんしみしゅんさん嬉しい朝よしださんが体育座りで見る、というライブ。
3本とも面白く、私がサイハテを好きな所以をひしひしと感じる最高のネタだった。
このライブを観たあとしばらく、上手く消化できなかった。輝きすぎて眩しい。
無尽蔵のネタ後のコメントがずっと良くて、これも満足感に大きく貢献していたと思う。
BIG LOVE

8月

えびしゃとレインマンズの大部会

お台場冒険王からのネイキッドロフト横浜。"リモートワーク"と"フレックス"にかこつけて通常勤務の日にこのハシゴをした。
赤瀬さん持ち込みの、本の一節を引用して大喜利する企画がとても楽しかった。勝手なことを言うようだけど、あの企画すごい楽しいから他でもやったらいいと思う。
庭のコンピューターのユニットコントや昔のアクシデント映像も見られた。

その他
さすらいのKOC準決勝進出があり、良い月だった。

9月

さすらいラビーのソロライブ

堀田吉永一気見ライブ。キモ中(漫才)と堀田吉永という私のさすらいラビー入口二大巨頭、だんだん次のフェーズに進んでいってあまり見られなくなっていくんだろうなという気がするので、セーブポイントとして刻みつけた。

キングオブコント2023準決勝

準決勝進出、ほんとにすごいと思う!!!!
空気階段頑張れ〜♪みたいな気持ちで観に行った2019の準決勝と同じステージ(会場は違う)にさすらいラビーが立っていて、あの頃の私にもリーチしているということがなんか嬉しかった。1日目の感じで"行ったかも"って思えたのも嬉しい!(2日目も良かった)
「客票しか信じられません。審査とかもういいです。」となる機会がなかなか多いわけだけど、ちゃんと通してくれることもあるんだという、どこか救われたような気持ちにもなった。
(「客票しか信じられません。審査とかもういいです。」の一例: ラフターナイト、お笑い有楽城)
よしもとの劇場とか、もっと呼んでくれてもいいのに

テアトロコント


10月

「勉強」のお笑いライブ

アニメ、音楽、みたいな括りで勉強・受験が好きなので、勉強に関するあれこれを山ほど浴びられて幸せだった。

レインマンズの休日

レインマンズのロフトのライブは映像の準備が丁寧で、ずっと面白くて、毎回来て良かった〜!と思える。赤瀬さんのM-1落ちフラグ、悲しいはずなのに爆笑してしまってこれぞお笑いという感じだった。

その他
バスツアーが楽しかった。
バスツアーの次の日の試験に受かったとか言ったけど、9月に45本ライブに行って10/8の試験を迎えたことの方がよっぽどおかしかったことに気がついた。

11月

ネタコメ!!

感想はこのnoteにほとんど全部書きました

12月

怪奇!YesどんぐりRPGのオールナイトライブ 『4時間耐久プレイヤーチェンジ』

間違いなくライブ通い生活のハイライトに入る。
全員が活躍し、個人プレーもチームプレーも全部詰まっていた。4時間半通して笑ってなかった瞬間がない。
替え歌お題に強い中田さんを見られて嬉しかった。

渡部オリジナルクイズ大会3

ついさっき行ってきたけど、すごいライブだった。節々に見受けられる渡部さんの「やってあげる」という思考の受けつけなさ、会話のラリーにおいて引っかかるポイントがゲリラ的に襲いかかってくる感覚、無性に腹が立つ感覚、全ての"嫌"の大きさと同じくらいの爆笑でずっとおかしくなりそうだった。悔しい。面白い。

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