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最低限の幸せ保証

創作を通して実現したいことがあるから、自分の命をかけても良いと思う。
自分が壊滅しようがそれでいいとさえ思う。

どう転んでも苦しい世の中を真面目に努力して「幸せ」に生きていくのが逆に辛い。
努力至上主義に身を任せられるほどの頭が足りない気がしている。
一つ一つやり方は覚えたが、自分の中にある感情がずっと「不快だ」とさけび、いつもいつもそれに引っ張られてしまうのだ。

私は生まれてからこの方悲惨な目にあったことがない、いわば強運である。
親や友達も優しく、自分がいくら病んでしまってもその人たちの前では普段の自分に戻れる最低限の幸せ保証がついていた。保証期限がいつ切れるかは分からない。怖い。突如、他人に危害を加えられ今後生きるのが辛くなるくらいなら、自分の信じる創作に自分の人生を壊された方が都合がいいのだ。

思ってるだけなら無実だ。
―――もう責任を取るしかない。

私の中に熱い想いがあっても、それによって夢が在るわけじゃないのだ。

分からない

なんでみんな「夢がある人っていいよね」って言うのかな。

無責任だ、私も無責任だ
白紙に返してくれ

押し問答は続く。

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