二人三脚の受験奮闘記2

当然のことながら大事なポイントはどこに行っても同じなため、予想された問題がほとんど当たっており再試験はすぐにクリアー。さて、これからどうするか。こればっかりは私がどうこうする問題ではない。

一つ、問題があった。すでに今までの体験でセルフイメージが縮んでいるのである。ここから将来のことを考えてもろくなことはないだろう。とりあえずは教科書を一緒に読み直すことから始めた。1年生の教科書は取ってあったというか整理されていなかったのでまずまず安心。

英語、国語、数学をとりあえず何とか春休みのうちにクリアーしておこう。

まず1番手っ取り早いのは現代文なのだが、、、これは数学と一緒じゃないといけない。幸い文系なのでセンター数学くらいが当面の目標でよい。授業も復習が始まるはずなのでちょうどよい。教科書の例や定理を繰り返し自分で書き換えしながら証明していく。そこに論理構造を含めて現代文の学校のワークなんかを加える。これですぐできるはず。幸いにも中学までは勉強をしているのでこれで十分である。英語と古文は速読と読み解きを毎日読んでもらう。教科書の基本文のおさらいをしていった。難しいことをあれこれするよりまずは簡単な文章を読み解きできた方がよい。

嬉しいことに漢文が少しできるようだった。簡単な単語や語句を加えていけば良いので助かった。そして漢文ができるということは基本的な構造のあるものに対する理解は問題ないということだ。二次試験で選択できる入試だと数学が良いかもしれない。なぜなら覚えることが少ない上にポイントを押さえればほとんど教科書の内容だけで東大までちゃんと入れるからだ。

模試はもちろんちっともできないが学校の定期テストではいきなり結果が出てきた。答案を返す教師の手が震えていてどうやって勉強したのかきかれたそうだ。それもそうか。クラスの順位はだいぶ上位に上がっていた。