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キツツキと雨

めーちゃくちゃ面白かった!!!!!
南極料理人の監督さん、ってことで、期待はしてたけどやっぱりちゃんと面白かった!!
若い映画監督と木こりのおじちゃんが偶然にも出会い、何故か絡み合っていく様が本当に面白かった。

田舎のおじさんの人の良さと、好奇心旺盛で映画作りに一緒にのめりこんでいく様子が、楽しくゲラゲラ笑える感じで描かれていてめちゃくちゃ良かった。
台本を貰って読み老けるほどハマっちゃって、素直にそれを伝えるおじさんの言葉は、自信をなくしていた監督に確かに響くなぁ、というくらい素直な言葉で。でも大げさではなくリアルで、だからこそ伝わるんだなぁとも思いました。監督良かったね。

どうしよう…ってなってるときに、おじさんが近所の人を巻き込んで映画作りの手伝いを始めたときは、これがジャパニーズ田舎〜〜!と、手叩いて喜んじゃったよ👏

息子さんとのいざこざ、奥さんの法事、親族との衝突はあったけども、時間が解決してくれることってあるよなぁ、男の人ってなんかこうだよね、特におじさん(笑)と思える描き方が、南極料理人もあったな〜と思い出しながら微笑んでしまった。

ほとんどBGMがなく、役者さんたちの演技や間で引き込む技術は本当に素晴らしいなと。
間や空気を切り撮るのがうますぎる。

ラストの雨はめちゃくちゃ良かった。
みんなのあの晴れやかな顔よ!!!
学生に戻ったように走り抜けた時間だったんじゃないかなあ。やっぱり誰かと何かを作り上げるってしんどいことのほうが多いけど、
うまくピタッと合わさって完成できると、喜びも数倍上がるよね。
と思いました。

こんな一生懸命で優しいおじさんに私も出会いたい。

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