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異動辞令は音楽隊!

強面警察官が音楽隊に異動!しかも阿部寛!絶対楽しい面白いやつだー!
と友達と言っていたのにも関わらず…
序盤からめちゃくちゃ怖かった…阿部寛怖い…笑

刑事として何年も戦い走ってきた主人公の男が、本当に犯人を捕まえるためならなんでもする!って倫理観のない男でめちゃくちゃ怖かったです。
こんなの刑事じゃなくて893じゃん…
阿部ちゃんのタッパもあってめちゃくちゃ怖くて、これ見る映画間違えたかな?と思っていたけど、
やはり周囲の反応はよろしくなくて異動になるという……
もっと早く下のものを守ってやれ…と思いつつ、音楽隊に異動になり、イヤイヤながらドラムを叩き始める、という、なんとも悲しい始まりでした。

刑事としての仕事ができなくなってしまった虚しさと市民をこの手で守れない悔しさは、阿部ちゃんの表情や背中からひしひしと伝わってきて、少し同情してしまうほど。
それでもできたファン(おばあちゃん)に楽しんでもらうために、練習を必死で頑張り始める姿はとてもかっこよかった。

娘ちゃんにも一度は嫌われてしまったけど、優しい友人たちの一声でセッションすることができ、音を重ねる、気持ちが通じ合う瞬間は、やっぱり音楽って人を繋げるよな…と感動しました。
良かったね、お父さん。ドラムかっこいいぞ。

自分の今までの態度を顧みて、反省して、仲間に頭を下げることができるようになっていたのも、素晴らしいな、と思いました。
大人であってもやり方を間違えることはあるし、失敗することもあるけど、素直に謝れるって素敵だよなぁ。私もちゃんと謝れる人間になりたい、と常々思っていたので勇気をもらえました。

ファンになってくれたおばあちゃんが事件に巻き込まれてしまったのはホントに辛すぎた。
なんで…
おばあちゃんのためだけに演奏する音楽隊もとても良かった。
特例だけども、これが警察署の音楽隊。

そこからの音楽を使っての伏線回収。
凄まじかった。
音楽を楽しむ人たちだけれども、みんな警察の顔も持っていて。
市民を守るために走り回る姿はハラハラしたけどかっこよかった。

最後はあの彼が逮捕することができて良かったね…!!!


ラストの演奏会。
主人公がドラムだから、カメラアングルが面白くって、音が跳ねててみんな楽しそうで、とても良かった。
みんなで演奏するって、音を合わせるってやっぱりいいよね。

これからも警察と市民の橋渡しになってくれますように。

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