【この気持ちを抱えたまま社会人に】




皆様、こんにちは!
KOTAです!!!

今回は、ぽっきり折れた心がどう変化したのかを書きました。

夢にまで見た大学に入学。

しかし、蓋を開けてみれば、、、
憧れのジャージに袖を通す事なく、4年間が過ぎた。

自信やら何やらどこへ消えたのか。
残ったのは虚無感。

ただただ迫ってくるのは社会人としての新たな生活。


4年間のラグビーも気付けば終わり。
決まっていた就職の道を残し、一旦実家に戻る事に。

当時、部活と進行し、行っていた就職活動。
やりたい事もない。自分の事すら分からない。
ラグビーだけに生きてきたKOTAは人と接する事が好き!と中途半端な自己分析で自分を決めつけ、大手百貨店での就職を決めていました。

大学時代に部活をやっていた方はある程度想像つくと思いますが、
前半だけ試合に出て面接に行ったりと、とにかく大忙し。
今思い返すと面接に顔中に絆創膏を貼って、日焼けの大男が足引きずってきたら、、、
他の就活生からしたら何者だ!状態ですね。

チームとしては全国2位の最終成績。
けれど4年間出れずにいた事で合わせる顔がない、、
正直、胸を張って戻ることもできない、、、
実家に戻り、4年間を振り返っても未だ消化しきれずにいた。

それでも小・中・高・大学とほぼ休みなく部活動の日々。
社会人になるまでの2ヶ月余り、初めてゆっくりと過ごす事が出来た。
田舎に帰り、自然いっぱいの中でのんびりと。
お世話になった方々へ挨拶に行ったり、家族とゆっくり過ごす日々。
常に戦いの中にいた心を休ませる事が出来た。

家族と過ごす時間の中、あまりにも多くの支えがあった事に気づく。

泥だらけの練習着を毎日洗ってくれ、朝にはお弁当も用意してくれていた高校時代。
施設が整った環境で好きな事ができる。
どんなに下のチームの試合でも足を運んでくれていた事などを思い出し、
本当に応援してくれていたんだなと。
勘違いしていた。
何一つ不自由の無い環境で、やりたいことが出来ていたのは全て多くの人の支えがあったからなんだと。本当に恵まれていた。


ああ、4年間何が違ったのか、、
両親や応援してくれていた方々に
ジャージを着て試合に出ている姿を見せる事が出来なかった、、

申し訳なさでいっぱいに。
そして申し訳なさと共にいつの間にか虚無感は悔しさに変わりました。

あんな思いはもうしたくない。
社会人になったら成功してお金を稼いでやろうとぼんやりと思うようになりました。

今思うと成功って?
と聞いてあげたいですが、やはり分からないものですよね。

そんな実家での時間もあっという間に過ぎ、入社当日。
行事を一通り終え、会社の指針などを改めて聞いていく。
当時、入社した会社は渋谷の再開発の真っ只中。
〜50年先の中長期計画の中進んでいた。

漠然と50年後の未来について話す、いかにも偉そうな人たち。
誰にも50年後なんて分からないのに、なぜその話からは確固たる自信が伝わってくるんだ。

1時間くらい話を聞いていく中で、ふと思いました。
大学時代にたりなかったのはこれか。
会社の指針を聞きながら、当時を振り返り、足りなかった事に気が付く。

『ゴールを設定し、進んでいく事』

小さい頃から憧れていた大学に入学。今まで通りやればたどり着く思っていいたものの、一度もジャージを着る事なく終わった4年間。
私の大学ラグビー人生は入学した途端、もう既に終わっていたのかもしれない。

レベルの高いチームでの戦いの中。また4年間という非常に短い中で、周りも同じく成長し、進んでいく。
その中でジャージを着て、日本一になる。
ただ彷徨うように毎日を過ごしていては、決して成し得ない事なのだと。

誰しもがゴールなど見たことがない。
ただ世の中に出て、世に存在する組織がこうして数年後の目標に向かって進んでいる。

大学時代に足りなかったものを今更に気づき、
ぼんやりと描いた社会人での成功が強い思いに変わる。

絶対に成功してやる。
今度こそ、成し遂げる。
この時強く胸に刻みました

大学時代の同期は大手の会社に入り、ラグビーを続けながら必死に戦い続けていました。
一年目から活躍する同期の姿を見て、再会する時には胸を張って会えるようにと。

いっぱい稼いで、良い場所に住んで立派な肩書きに就いてやる!
そう強くゴールを設定し、再スタートを切りました。

いつの間にか、虚無感は悔しさに、そして成功してやる!に変化。


仕事が終われば遊びにも行かず勉強。
家に帰れば6条一間の部屋にただ1人。
自己啓発やらビジネス書やら、ひたすらに読み漁り、いつの日かの成功を夢見て。
仕事では接客も行っていたので、そこで人間の心理に興味を持ち、
兎に角勉強し続けていました。

時には漠然とした成功の言葉にやるせなくなりながら、
あの悔しさを胸に焚き付け。


成功してやろうと必死に働きながら勉強し、一年が過ぎたある日
たまたま接客をしたとある企業の社長さんから直接お誘いを受けた。

「俺のそばでビジネスを勉強しろ。世界を見ろ。」

二つ返事。

多くの国とも直接取引をしている会社。
一代で築いた圧倒的なオーラ。
俺の次のポストとして勉強しろ。
見に余るお誘い。
成功=お金、肩書きだったKOTAはその場で返事をした。

新たなスタート。
絶対に成功してやる!
俺の人生これからだ。

こうして大学4年間の悔しさが
成功=お金、肩書きに変わりました。


次回【進んだ先で見えたもの】
成功=お金、肩書きなのか?見えた成功とは。

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