オフィスマウンテンプレゼンツ『観る人やる人みんなが主役フェスティバル』開催中止とそれに伴う岡田馬場の対応について
はじめまして。岡田馬場という演劇ユニットの岡田勇人と申します。岡田馬場は私、岡田勇人と馬場祐之介の二人による演劇ユニットになります。私らは二人とも山縣太一主宰の演劇ユニットオフィスマウンテンのメンバーでもあります。
今回、岡田馬場はオフィスマウンテン主宰の『観る人やる人みんなが主役フェスティバル』に参加予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により、当フェスの開催中止が決定しました。これについては、事前に主催者・山縣太一から通知があり、二度、全団体で話し合った上で、最終的に山縣が決定した次第です。一度目の話し合いは中間発表会のあとに参加者が顔を合わせて2月21日に、二度目の話し合いは2月24日にLINEのグループ通話を使って各団体の代表者のみで行われました。しかし、ここでの話し合いは決して各団体の合意形成が確認されたものだとは個人的には思いませんでした。私の意向としては、オフィスマウンテンというアンダーグラウンドな場を活動の拠点としている団体の、このような小さな催しを中止すべきか、未だに疑問に思うこともありますが、団体としていかなる倫理的態度を示すのかを考えたときに、各参加団体の実務的・心理的な負担に対して、未だに主宰から開催中止の公式発表が出ていないことを鑑みて、できる限り迅速に明確な公式発表をした方がいいと思い、本日(2月26日)、山縣へ「僕的にはオフィスマウンテンはコロナウイルスの予防対策として公演を中止します、っていうはっきりした態度のアナウンスを早めに発表してもらいたい」という旨を連絡しました。
その上で、岡田馬場はフェスティバルとは別に、自分たちの作品を上演する場を近日中に設けようと考えています。3月7日、8日に横浜のベルリンセミナーハウスで公演を行うというのが一つの案です。しかし、新型コロナウイルスの国内での感染状況が刻々と変化する中で、公演という形でこの短期間で制作スタッフ、また観劇してくれるお客さんを十分に確保することができるのかという問題から、公演という形ではなく、稽古場を私達のクリエーションを観たいと言ってくれる方々に開放し、公開稽古のような形で上演を行うという事も考えています。いずれにしても急な事態に私らもどうすればよいのか決定しかねる状況にいます。
なるべく早く、どのような形で「時形図」という作品を発表できるのかをtwitterで発表したいと思います。そのためにtwitterのアカウントを開設しました(https://twitter.com/0kdhyt)。フェスティバルが延期して開催された場合、この作品をもってその場に参加することは今のところ考えていません。それは作品の問題ではなく、フェスティバルの中止決定の意思決定のプロセスに対して岡田馬場が賛同しかねる部分があるからです。
いずれにしても、私らが岡田馬場名義で行う上演に関して、オフィスマウンテンの意向は関与していません。私らの判断基準によるところのものです。
noteには、この作品をどのようなバックボーンで作り上げているのかについても、これから記していきたいと思います。自らが社会的責任を負った上で自分のクリエーションについて言葉を発さないと、その活動さえ認知してもらえない、ということに危機感とこれまでの自らの怠惰を感じ、このような筆を取ることにしました。
取り急ぎ、このような報告を以て、オフィスマウンテンプレゼンツ『観る人やる人みんなが主役フェスティバル』開催中止とそれに伴う岡田馬場の対応についてとさせて頂きます。
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