真珠ができるまで

1.真珠

みなさんは、アクセサリーと聞いて何を思い浮かべますか?

ダイヤモンド、エメラルド、ルビーなど様々だと思いますが、『真珠』を思い浮かべた人はいるでしょうか?

今回はそんな真珠について書いていこうと思います。

2.真珠ができるまで

①真珠の元となる核を貝から作る

核は他の貝を丸く削って作られています。

②真珠の輝きを作り出す「ピース」を作る

貝には外套膜という部位があります。ここは貝を成長させる役割と内側の輝きを作り出す役割を持っています。それを3mmほどに切り分けます。これを使うことで輝きを持った真珠を作り出すことができます。

③真珠を作る母貝にピースと核を入れる

母貝の中にピースと核が一つずつ密着するように入れます。母貝が大きければピースと核を2,3ペア入れることもあります。

④核の入った貝を二年間育てる

核を入れたときのショックや台風、赤潮などの影響で貝が死んでしまうと真珠は取れなくなってしまいます。

⑤貝から真珠を取り出す

ピースと核を入れたすべての貝から真珠が取れるわけでありません。そして取れた真珠のすべてがきれいな形をしているわけではありません。それによって最終的にはごくわずかな量しか集まりません。

★キレイな真珠になった核とそれ以外の割合

核を入れた貝の数を100%とすると、

養殖期間中に死んでしまう数・・・50%、真珠と呼べないもの・・・5%

真珠・・・45%。そして真珠になったものの内でさらに品質によって、

不良真珠・・・17%、良質真珠・・・28%。

さらに良質真珠の内で花珠真珠というより品質の高いものは全体の約5%程になってしまいます。

★天然真珠

人が核を入れるのではなくたまたま貝の中に入った異物が核の役割を果たしできた真珠のことです。しかし、形は歪で大きさもバラバラなものばかりになってしまいます。

3.核が真珠になるまで

①ピースと核が密着している状態で養殖期間が始まる

②核の周りをピースが包み込んでいく

③何層も何層もピースが重なっていく

④真珠が出来上がる

ピースが放つ輝きの色によって真珠はピンク、シルバー、ブルー、ゴールドといくつかに分かれています。

4.まとめ

重なり合っていくピースがキレイに丸くならなければならないと思うと花珠真珠になる割合があれだけ少なくなるのも納得できてしまいます。環境にも左右されてしまうことからも貴重なものであるということが分かります。私はこれを知る前はあまり高級なものでは無いのかと思っていますたが、考えを改めざるを得なかったです。

5.参考文献

サムネイル画像・https://www.photo-ac.com/
ミキモト真珠島・http://www.mikimoto-pearl-museum.co.jp/museum/


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