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Wild Guess Second Season 第2話

としおは頬摺りしながら手を握り締めた。
「今度こそあなたを抱きますからね。ふふふ……あなたの裸がまだ脳裏に焼き付いています。見かけによらず体は未発達ですよね」
K子は下を向きながら涙を押し殺した。
「天国から地獄に落とされたような心境ですか? しかし、あなたの涙をこらえる表情は地獄の鬼より怖いですよ? それはさておき、ココは目立つので後ろがガラ空きですし、そちらに移りましょう! 後ろから二番目くらいなら私達が何をしようと見られませんよ。さぁ行きましょう」
K子は従うしかなかった。
「さぁて、お楽しみタイムの始まりですね」
K子の髪をなでながら抱き寄せた。
「抱き合うと、お互いの温もりがわかりますね。あなた、髪だけはとても綺麗ですね」
そう言うと、頬に手をあて、顎をグイと自分の唇に持って行き口付けをした。それは長い長い5分にも及ぶキスだった……。
「今夜は星の数程のキスをしましょうね」
としおはロマンチックな台詞を吐き捨て、二度目のキス、今度は舌を絡める濃厚なキスを始めた。
「お願いです、僕の首に腕を回して下さい。」
としおの目は虚ろで輝いていた。

K子が首に腕を回すと、またキスを始めた。
「ふぅ~、生えかけの頭部の産毛が熱くなってきました。この前、あなたに抜かれましたけど幸い生えてきたんです。僕の頭部なでてください」
としおは頭部の産毛をなでられながらK子の首筋に何度も何度もキスをした。吸い付くように何十回も。
「凄いですよ。あなたの首筋、僕のキスマークでいっぱいです。僕の物になりつつあるあなたを見ていたらアソコがパンパンになってきました。窮屈そうで可哀想なんで、ベルトを緩めてチャックから出してくださいよ。ビックボーイがあなたに挨拶したいそうですよ」

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