118回医師国試受かるためにやったこと

はじめまして。留年生のぜろわさびと申します。2年で2回も留年しました。薬理学を、許さない。

先に申し上げておきますが、この記事は死ぬほど長いです。
目次から見たい項目だけ取捨選択することをおすすめします。最初から最後まで読んでくださる聖人君子様には感謝申し上げます。
特に、「やってよかったこと①:暗記」の項目だけでも見て損はないと思います。
  
無事医師国家試験に合格したので、「6年生で初めて国試の勉強を始めた」、「学年中位~下位にいる」医学生たちに向けて、
・1年間どうやって過ごしたか、スケジュールや模試の結果
・やってよかったこと
・やらずに後悔したこと
・やらなくてよかったこと
などを紹介しようと思います。
 
ついでにマッチングについても少しだけ書いていこうかなと思います。


5年最後の成績

5年の終わりにあったテコムの模試(5年生チャレンジ模試)の結果を先に書いておきます。

  • 得点:176/260 (正答率67.7%)

  • 学内順位:92位(/120人くらい)

  • 学内偏差値:43.8

  • 全国偏差値:43.6


一応偏差値42以上は安全圏らしいです。医師国試は下位1割に入らなければ受かる風潮がありますよね。
 
ということで、留年は経験しつつもなんとか巻き返して一般医大生くらいになれました。というか薬理学が苦手なんですよね。アゴニストって何だよ(怒)


使った教材とその評価

QB
必須。
 
Q-Assist

100点満点の教材。国試の範囲の90%くらいカバーしています。
特に清澤先生は私みたいなバカが初学でも理解できるようにわかりやすく解説してくれる、本当に良い先生だと思います。ステマじゃないです。
ただ、人によっては先生や教材の合う/合わないがあるので、MEC、medu4、テコムあたりなら好きなのを選べばいいと思います。
 
病気がみえる・イヤーノート
言わずもがな、医学生ならもう持ってそうなので解説略。
でもそこまでゴリゴリは使ってないです。だってQ-Assistがあるし。

辞書的に使うと良いと思います。後述する単語帳作成にも役立ちました。
 
内科診断学
個人的に超おすすめです。中をパラパラ見て、気が向いたらどうぞ。
一見して分厚くていかにも「成書」という感じがありますが、中身を見ると1つの症候に対して数ページしかないし、医学生が読んでもわかりやすい言葉で書かれてます。(標準生理学なんかよりずっとわかりやすい)
病気がみえるは病名から症状、こちらは症状から病気なので、持っておくと結構役に立ちます。

勉強スケジュール

4~6月→模試の結果
7~9月→卒業試験①の結果
9~11月→卒業試験②の結果
11月~国試→国試の結果
の順でご紹介しようと思います。
※私の通う大学は卒業試験が9月と11月の2回に分けて行われます

4月~6月

・目標
7月上旬の模試で30位以内に入る。
80点の友人が20位だったことを踏まえれば、たぶん次の模試ではみんな勉強してくると思うので、80点前半を取れれば30位入れると予想しました。

・やったこと
→Q-Assistを見終わる、QBを1周以上する、卒業試験の過去問を1周以上する

私の大学では9月上旬と11月上旬に卒業試験がありました。とりあえず7月にはQ-AssistとQB一周したかったので、それに向けて、どうするかという話です。
 
6年4月までに終わっていたQ-Assistは、
消化器、肝胆膵、循環器、内分泌、腎、膠原病、呼吸器、小児、婦人科
だけでした。量にして1/3くらいですかね。これはCBTや学内試験のために見た動画たちです。
これだけ視聴済みだと、残りは1日6動画見たら7月上旬には終わる計算です。
あと公衆衛生は1日20分見たら5月下旬に終わります
 
また、QBはメジャー・マイナーは1日50問必修は1日20問進めたら7月上旬に終わる予定を立てました。
 
これが結構大変で、講義動画はちゃんとメモすると10分の動画に30分くらいかかるんですよね。1日6個なので、この時点で3時間。QBも、選択肢1つ1つを丁寧に吟味し、文中の症状や検査を細かく確認するとめちゃめちゃ時間がかかります。
4月の時点で、朝7時から勉強を初めて、16時に帰宅する生活をしてました。
Q-Assistを全然見てない人は、ここで7時〜20時生活とかすれば間に合うと思います。毎日の勉強を動画だけに絞れば10個以上見れるので、授業メモをガンガンするタイプの方でも全然間に合います。
 
このときの目標は、7月の模試で学年30位以内に入ることでした。
92位から30位は無謀なる戦かもしれませんが、暗記量に物を言わせたくて高い目標を立てました。目標は立てるだけタダですからね。
 
光陰矢の如し、3ヶ月などあっという間に過ぎ去っていきました。
結局、模試直前になってやっと
Q-Assist全動画視聴
QB掲載問題公衆衛生以外1周以上(科によって5周してたり1周だったり)
を終わらせることができました。
特に6月後半はマジで必死こいて勉強しました。
 
※4-6月は一番長々と書いています。
というのも、この時期の勉強が一番重要だったからです。
「4月?まだ10ヵ月あるやんw」ではなく、6年になった時点で勝負は始まっています
でも3/31までは遊びつくしましょう。
 

模試の結果

第一回TECOM模試の結果

  • 得点:433/500 (正答率86.6%)

  • 学内順位:22位(/120人くらい)

  • 学内偏差値:59.4

  • 全国偏差値:59.1

このときマジで嬉しかったですね。
B群が1ミスだったのは今でも鮮明に記憶に残ってます。
 
とはいえ、この模試はたまたま22位だっただけでした。これは本当に運が良かったと思います。
B群がマグレで簡単だったから1ミスだっただけで、B群がE群(10ミス)と同じくらいの正答率だったら30~40位台だったはずです。
所詮模試なので、あまり気にしないよう意識しました。
 
また、総合的に見れば良い順位でしたが、やはり詰めが甘かったマイナー科と何もやってない公衆衛生の成績は散々でした。
 

7月~8月

・目標
卒業試験で30位以内に入る。
模試の結果に甘えないよう、後続集団に追いつかれないようにする。
 
・やったこと→公衆衛生のQ-Assistを見る、マイナー科を詰める、卒業試験の勉強
 
7月下旬に事件が起きました。なんとこのタイミングで燃え尽きてしまいました
そりゃこれまでの5年間7年間真面目に勉強せずにいたんですから、急に勉強しろと言われても精神が持ちませんでした。
7/28に前期の授業が終わり、その後8月中旬まではずっと勉強してませんでした。日数にして2週間ほどですが、卒試1ヶ月前の2週間はマジで重いです。
重い重いとわかっていながらも燃え尽きてやる気が出ない。机に向かっても4時間くらいぼーっとしてました
これが良くなかった。
 
結局10日前に卒業試験過去3年分を解き始めました。
もう必死でした。上位30位は無理だなと悟りましたね。
 
ただ、これまでの積み重ねがあったので助かりました。
合格点が75%のところ、1周目の過去3年分の平均点が73%だったのです。
2回目の卒試で挽回できそうだったので、少しだけ安心しました。
とはいえ良くない点数であることには変わりないので、必死に復習し、117回の国試の問題と答えを覚えまくりました。
結局暗記なんですよね。はい。
 
ちなみに8/30のときにお試しで解いた117回(初見)の過去問の成績がこれです(初見の証拠)。
 

卒業試験①の結果

  • 得点:80/100

  • 学内順位:37位(/120人くらい)

目標が30位以内だったので、達成にはなりませんでした。
ただ、そこまで悪い点数ではなかったのでこれが私の限界かなという感覚がありました。
留年経験がある人間にしては頑張って上位の次の群にしがみつけているので、正直言って満足です。卒業できればビリでもええねんボケ
 
卒業試験②の結果と合わせて卒業できるか否かが決まるので、卒業に大きく近づけたのが安心しました。
 

9月〜11月中旬

・目標
卒業する。
 
・やったこと→卒業試験の勉強、残った時間でQB
 
7月の下旬に燃え尽き、それ以降ずーっとダラダラ過ごしていました。
私のTwitterを見ればわかるのですが、スプラトゥーンを毎日のようにやってました。
 
卒試①の反省もあって、卒試1ヵ月前からちゃんと勉強再開しました。
 
第2回TECOM模試の結果(2枚目)です。

 

卒業試験②の結果

  • 得点:85/100

  • 学内順位:34位(/120人くらい)

無事卒業できてすごく嬉しいです。
残すは国家試験のみとなりました。
 

11月下旬~国試

・目標
国試合格
 
・やったこと→QBで今までの復習(過去5年分、1周目問題)
 
12/29にスプラトゥーンを禁止にし、真面目に勉強し始めました。
ここまで来たら、あとは大学受験のときを思い出してがむしゃらに勉強するだけ。
 
過去5年分はやはり偉大です。
この時期は最悪理屈がわからなくてもいいので、本番で同じ問題が出たときに必ず解けるようにしておく勉強がおすすめです。
 
過去5年分のほかには1周目問題もやりました。
5年分だと出題に偏りがあります。出題されてない疾患もあります。
ほぼ全ての範囲を大まかに網羅できる1周目問題もまた、偉大なシステムです。
 
あとは究極マップや直前講座とかそういうのはやらなくていいです。
この時期にそういうのを見て、何か新しい知識を得ているようでは遅いんですよ。私はこういう考え方なので…
「周りがやってることをやって安心したい」派の方は全然見てもいいと思います。
 
以下、私のTwitterにアップした、直前期の進捗です。
第3回冬MEC模試の成績
第4回TECOM模試の成績
2024/1/17 - 1/25時点での過去5年分の成績(ツリーになってます)
2024/2/1時点での1周目問題の正答率
覚えるのを諦めた範囲(ツリーになってます)
※番外:国試本番で気を付けること
 
国試終わった感想がこれです。


やってよかったこと

やってよかったこと①:暗記

まず言っておきますが、私は暗記原理主義者です。「理解が大事〜」だとか「地頭が良い〜」だとか、そういう系の発言は本気で見下してます。嘘です。
でも、それくらい医学部の試験は「覚えているか、知らないか」の2択です。最近の国試は思考力が問われる、といった評価がされることもありますが、思考できるのは暗記あってこそです。
なので、暗記が大事!これ一番大事!
 
一言に「暗記」と言っても、何をすればいいのか。
ポイントは2つあります。

  1. 繰り返しプレイ

  2. 「思い出す」行為が暗記に直結

まず、【繰り返しプレイ】についてです。
生きていれば「忘却曲線」という言葉を聞いたことがあると思います。 
どういう理由かは覚えていませんが、この忘却曲線によると、復習は勉強した次の日、1週間後、2週間後、1ヵ月後にすると効率的に記憶に残るそうです。私はこのタイミングでQBの問題を復習してました。
ただ、1日の時間は有限だし、そもそも勉強は好きじゃないので、例えば2ヵ月前にやったことを復習することはできませんでした。
 
この勉強法を続けると、忘却曲線の他にも良いことがあります。
私は前述のスケジュールをこなしていたので、7月までにQBを全問題1周しました。8月まで同じ勉強を続けるだけで、QBを全問題4周できることになります。これヤバくないですか?

 
次に、【「思い出す」行為が暗記に直結】についてです。
ただテキストを読んで理解しても、思い出せなければ暗記したことにはならないし、知識を本番に武器として運用することはできません。
思い出す行為で一番簡単なのが、単語帳です。
もう、なんでもかんでも単語帳にしてしまいましょう。
そう、こんなふうに。
一問一答形式の問題を滝のように浴びることで、思い出す行為が自然にできます。また、単語帳なら繰り返しプレイが簡単にできるので、暗記し放題です。うれしいね♡
私の尊敬する先生は、ノートの左半分に問題、右半分に答え、1段ずらしながら一問一答をする方法をとっていたそうです。
 
まとめると、

  1. タイミングよく復習

  2. 単語帳は何度も見てゴリゴリ暗記

が、安定して国試を合格するのに一番大切で、特に単語帳はやってよかったと思ってます。(ちなみにCBTも単語帳で乗り切りました。IRTは600行かないくらいでした)
  
じゃあ何を単語帳に書くのか?という話ですが、QBを解いててわからないことはすべて単語帳に書きましょうわからないのはあなたが覚えてないからです。理解していないからではなく、覚えてないから解けないのです。そこをごまかすのはやめましょう。
急性腎不全の鑑別方法は言えますか?分娩の経過は言えますか?クリニカルシナリオとはなんだったでしょうか?
一度は完全に理解したことも、暗記してないと自分の言葉で説明できないはずです。
説明できないのは試験で知識を運用できないのと同じですわからないことは単語帳に書いて、何度も復習して覚えましょう

やってよかったこと②:Q-Assistの問題編を見ない

ほんとに見なくてよかったと思います。
どうせいつか自分で選択肢を吟味する羽目になりますから、二度手間です。
解説を読んでもわからない問題だけ、Q-Assistを見てました。
 
前述の通り、勉強は思い出すことが大事なので、先生に教えてもらうよりも自分で考えて選択肢の考察をするほうが絶対自信になります

やってよかったこと③:苦手疾患を早期発見・早期克服

私は血液疾患の白血病と悪性リンパ腫が特に苦手だったのですが、暗記に物を言わせて克服?しました。とにかく丸暗記ですね。Q-Assistを見ても、病見えで調べても何も理解できなかったので、ひたすら丸暗記して克服しました。
これを6月末までにできたのが良かったと思います。よく「暗記物やマイナーは試験直前に覚える」とかいいますが、前述の通り暗記こそ繰り返しが必要だと思います。

やらずに後悔したこと

後悔したこと①:Q-Assistを低学年のうちに終わらすべきだった

まずは3年のうちからQ-Assistを1日1動画見ておくべきだったと思います。
結局ビデオ講義なんて、内容は記憶に残ってなくても、授業のメモが一番大事なんですよ。メモがあるかないかだけで勉強のスムーズさが違うと思うし、6年開始までにQ-Assistを全部見終わってるのは大きいアドバンテージになっていたはずです。
3年生でここまで見てくれてる諸君、絶対遅くてもポリクリ中にQ-Assistは終わらそうな!

後悔したこと②:暗記事項の優先順位をつけるべきだった

やはり国試、覚えることが大変多いです。
学内順位92位から始まりましたが、この時点で暗記量に差がついています。
暗記量というより「当たり前度」ですね。
例えば、医学部1年に「CRPって知ってる?」と聞いても、多くの学生は知らないでしょう。ですが、6年で知らない人間はおそらくいないです。このような知識の水準のことを、私は当たり前度と呼んでいます。
私は当たり前度が低いので、皆が知っているようなことから覚え始めるべきだったのですが、QBに出てきた枝葉末節をすべて覚え始めようとしていました。例えばPrader-Willi症候群の治療法とか、Wilson病の症状とかですね。
メタボリックシンドロームの基準とか分娩の正常経過は覚えてないのに、そういうレア疾患を覚えることに注力していた気がします。当たり前度が低い弊害は、「何が大事で何が大事じゃないか」の判別がつかないことにも現れてしまったと思います。
 
まずは主要疾患について、症状・検査・治療を言えるようにすべきでした。

やらなくてよかったこと

やらなくていいこと①:模試の復習

みんなこぞって復習してますけど、本当にやらんでいいです。
正確には「Q-Assist1周 + QB1周すら終わってない人は模試の復習なんてしなくていい」というだけの話です。
例えば中学生に医師国試の模試を解かせて、模試の復習をさせて意味があるでしょうか?ないですよね。
基礎事項の知識体系が確立していないのに模試の知識を覚えようとしてもどだい無理な話なんですよ。
 
模試の復習はQBが数周終わってからで充分です。(なんならそれでもやらなくていいです)
 
ちなみに私はこれまでの人生で模試の復習をしたことがありません。結局大事なのは普段の勉強だからです。

蛇足〜マッチング、就職活動

就活、不安ですよね。
たとえ勉強には自信があっても、就職は勉強量とは無関係なので誰しもが不安に思うと思います。私も不安でした。なんせ留年してますから。
 
マッチングでやったこと、アドバイスなどを書き連ねていきます。

そもそもマッチングシステムの流れ

医学部6年はマッチング、卒試、医師国試と、登場人物が結構多いのでわかりにくいですよね。
マッチングに関して、フローチャート的なことを軽く記載しておきます。
 
①医学生がマッチングシステムに登録する。
→(6月くらい)これは医学生がシステムに個人情報を登録するだけなので、10分くらいで済みます。
②履歴書を書く。
→(6月くらい)結構大変です。
③採用試験を受ける。
→(7月~9月)医学生が研修病院に行って、面接とか筆記試験を受けます。
④採用試験を受けた病院の希望順位を提出する。
→(9月くらい)試験を受けた手応えや志望順を加味して、マッチングシステムに希望順位を提出します。
⑤結果発表
→(10月くらい)採用されればここで終了。ダメだったら二次募集、三次募集。

〜6年生5/31まで

5年のときに一度だけ病院見学に行きました。他は特になにもしてないです。
周りはいろんなところに病院見学に行ってたので、合わせるべきだったと思ってます。
研修病院の見学に行っても何を見ればいいかわからなかったので、結局パイパー/ハイポと待遇で選びました。

6月〜7月

模試の勉強に全ての時間をつぎ込んでいたので結構忙しかったです。
それでも22時に帰宅してスプラトゥーン3は必ずやってました。
みんなは6月上旬から志望動機とか履歴書とか書いてたと思います。
 
私は3つの病院を受験しましたが、6月末から履歴書を書き始めました。遅すぎました。もっと早く始めるべきだったと思います。
 
私は文章を書くのが苦手で、その上「研修病院なんてハイポで給料が良ければどこでもいいわ」とか思ってた意識低い系医大生なので、後回しにしちゃってたんですよね。そもそも医師になる志望動機すら怪しいです。 嘘です。
7月上旬に教授に添削してもらい、すぐ出しました。
 

8月~9月

いよいよ就職面接が始まります。
スーツで病院に行って、面接だの小論文だのをこなします。
 
普通に面倒です(直球)
暑いし、緊張するし、面接の前日は勉強に手がつかないし、大変なんですよね。
 
ここまで来たら、あとはマッチング結果を待つだけです。
お疲れ様でした。

蛇足〜FAQ

Q1.6年生って忙しい?

A1.毎日一定時間は勉強必須。でも土日で遊びに行くくらいはできる。
 
6年で大変な時期って、やっぱり国試・卒試・就職面接じゃないですか。
この3つが大変な時期以外は基本的に暇です。
個人的にはそれまでの5年間(私は留年したので7年間)と比較すると、一番楽しい時期でした。
 

Q2.どれくらい覚えるの?

A2.偏差値60の大学受験に受かるレベルの人が化学で覚える量を1とすると、合計で20くらい。
 
1教科あたり1.0~1.5くらいの量があるメジャー科10教科 + 小児科 + 産婦人科
・0.5くらいのマイナー科が7教科
・1.5くらいの公衆衛生
 
でも暗記だけでいいので、数学や物理のような科目がない分楽ではあります。
 

Q3.6年4月でマジでノー勉なんだけど、スケジュールどうすればいい?

A3.6月までにQ-Assistを見終わり、8月までにQB1周終わり、その後は好きにすればいいと思う。
 
好きにすれば、というのは見放しているわけではなく、QB1周さえ終われば何が足りないか見えるはずです。
卒試の勉強をするも良し、就活試験の勉強をするもよし。
 

Q4.採用面接の対策はどうすればいい?

A4.よくある質問系は考えておこう。よっぽど人気病院を受けるなら頑張って。
 
留年した人は絶対それについて突っ込まれるので、なんで留年したか、どうやって解決したか、今の成績は大丈夫かを話せるように対策しましょう。
私は留年について聞かれたのですが、CBTと模試の成績で面接官を黙らせました。
 
あとは志望理由、医師になろうとした理由、将来の展望くらいは用意しましょう。大事なのはリアルではなく「リアリティ」です。多少嘘を交えてでもまとまった内容を話せるよう、構築しましょう。
例えば「私は総合診療医になりたい」のは本当の話として言いましたが、その後の展望として「地元に帰って地域医療に貢献したい」は少し盛りました。どうせ考えなんて変わるんですから、多少盛ってもセーフ!
大事なのはリアル(あなたの思想)ではなくリアリティ(相手が信用する内容)!
 
人気病院を受ける人は…たぶんこんなnoteなんて頼りにしてないと思います。頑張ってください。
 

Q5.6年になるまでに何をしておけばいい?

A5.Q-Assistを全部見る!
 
Q-Assistのメモがあれば御の字です。
就職に関してで言えば、履歴書をササッと書けるように満何歳か、高校や大学の入学・卒業年度などを確認しておきましょう。
あと意外と時間がかかるのは「自分の性格」と「長所短所」です。暇があれば考えておきましょう。
 

Q6.国試合格したら何すればいい?

A6.医籍登録だけはさっさとやれ!
 
医業を行えるのはどれか。
a.合格発表日以降
b.合格証所受領日以降
c.免許申請日以降
d.臨床研修開始日以降
e.医籍登録日以降
答え : e
国試では毎年出てる問題です。
 
医籍登録をしないと、お給料がもらえません。
住民票←市役所でもらう
免許申請書←厚労省のサイトで印刷する
診断書←厚労省のサイトで印刷して、近所の内科で書いてもらう
収入印紙6万円←郵便局で買う
を用意して、県庁か保健所に行きましょう。
 

Q7.逆にいらない参考書は?

A7.イヤーノート、レビューブックは使わなかった。あとは学校で買わされる参考書はほぼ全部いらない。
 
イヤーノートはあって損ないです。私が使わなかっただけです。
暗記用のレビューブックはQ-Assistのサブプリントで充分です。
 
学校で買わされる参考書も要らないです。ハリソン内科学もいらないです。
専攻医になったら買えばいいんじゃないですかね。

終わりに


以上となります。
9000字もの駄文を読んでいただいて、感謝しかありません。 
 
私は無料会員なので、コメント欄を追加できません。
質問等あればTwitterのアカウント、ぜろわさび @0_wsb までどうぞ。
このツイートにリプしていただいても構いません。

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