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時代は分散化。客も分散化。

現在、「Go To イート」や「Go To トラベル」というキャンペーンがされていますけれども。

正直、私はものすごい出不精なので、あんまり興味はありませんでしたが、夫が積極的に使わせて頂いております。

で、結局は私も一緒に行かせて頂いているわけですけれども。

そこでタイトルの「時代は分散化。客も分散化」ということに気付いたわけです。

これは「Go To イート」と「Go To トラベル」の両方で感じたことですが、ここでは「Go To イート」の方の話をしたいと思います。

きっかけは夫の一言でした。

「最近、もらったポイントと地域共通クーポンで払っているから、当分現金触ってないわー。これで感染のリスクも下がるな。笑」

これは単なる冗談でしたが、この「現金を出さないでポイントグルグル巻き状態」っていうのが、かなり私の心に響きました。

ポイントの場合は、ぐるなび等の業者さんに登録する時に個人の情報が入りますよね。

そして中にはドタキャンが多いとか、あるいはちょっと前の鳥貴族とか今のくら寿司のような、業者さんがあまり儲からないような使い方しかしないとか、そういうお客さんもいるわけです。

つまり逆に言えば「ドタキャンなどが少なく毎月の利用金額や件数の多い人だけに比較的高額のクーポンを出すなど、良い客に対してさらに良いサービスを提供できる」ということになります。

それとあと地域共通クーポンも、元はと言えば「Go To トラベル」を利用してもらえるものなので、「この人はGo To トラベルした人である」という個人の情報が追加されているわけです。

一方、現金はその国の「信用」しか含めることはできません。

強いて言えば「多額の現金を持っているお金持ちはその分、社会的な信用もたくさんあるよね」という話にはなりますけど。

何故なら、多額の現金を持つためには、高い収入を得られる仕事に就くなど仕事で成功するとか、あるいは投資で「世間のニーズの高い良い会社の生産活動に貢献する」ことで資産を大きくするとか、そういうことが必要ですから。

しかしこれだと、持っているお金の金額でざっくりとしたことしかわからない、ということになります。

また、その状態だと業者さんがお客さんを集めるためには「新聞に広告を載せて、そこに割引券を付けて皆に配布する」とか、その程度のことぐらいしかできません。

というわけで、お金には三つの機能、つまり「交換(決済)機能、価値保存機能、価値尺度機能」があるわけですが。

この中の「決済機能に現金以外の選択肢ができて、その決済機能から新たな価値尺度機能ができた」という、ちょっとカッコつけた言い方もできますね。笑。

というわけで、客の分散化について「Go To イート」で気付いたことは以上になります。

「Go To トラベル」で気付いたことにご興味ある方は、以下のブログ記事をご覧ください。

(ハンドルネーム「本木なな」は旧名です。

上記ブログではそのまま使っています。

noteとひきこもり支援の活動のために、新たなHNを設けています)


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