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徳川吉宗公に謁見した話

3月も終わりかけの某日、車を運転していると、ラジオ(α-STATION)から「東本願寺…コンサート…野沢雅子…マツケンサンバ…」というワードが散りばめられたCMが流れてきたが、「え???ちゃんと聞いてなかったけど何ごと?東本願寺で何が起こるんだろ?」程度に思っていた。

4月に入って、ふとそのCMのことを思い出し、検索してみたところ、これを発見した。

情報量が少ない

4月15日の出演者が、野沢雅子、山寺宏一、松平健ほかで、プログラムに「マツケンサンバⅡ」とある。マツケンサンバ好きの私としては「これは行くっきゃない(©土井たか子)」と思い、チケットを予約した。コンビニにチケットを受け取りに行くと「3列目」とある。ちちちち近い!そんな近くでマツケンサンバを見れるのか!!

4月15日 当日
コンサートは17:30開場、18:00開演だったので、17:25頃、東本願寺に到着した。

謎のオブジェ
御影堂門の外に設置された会場

天気はあいにくの雨模様で、肌寒い。御影堂門の前に設置されたテントの下に10列ほど並べられたテキトー感がすごいパイプ椅子、ここが会場だった。

座席からの眺め

前情報があまりにも無さ過ぎて実際何が行われるのかよくわからず、多少の不安を抱えたまま、開場を待つ。並んでいると、上様の顔がプリントされたピアス(probably 手作り)をつけたガチめの松平健ファンのお姉さまを発見。配布されたプログラムの紙を見ると『組曲 忠臣蔵』がメインのようである。

着席すると、『マツケンサンバ』の「♪オ~レ~オ~レ~マツケン…」のあたりを練習しているバイオリンの音色が聞こえてきた。もうすぐ開演だ。

18:00 開演
『組曲 忠臣蔵』
野沢雅子さんと山寺宏一さんの『忠臣蔵』の朗読の後に、世界的な二胡奏者のジャー・パンファンさんとオーケストラの演奏が続く。ジャー・パンファンさんの力強い二胡演奏とオーケストラの演奏は迫力があって素晴らしく、また、実際に聴く野沢雅子さんと山寺宏一さんの声の美しさは鳥肌ものだった。が、忠臣蔵に全く興味がないので、このときの気持ちは『伊勢崎おかめの正直しんどい』(絶賛放送中)。『組曲 忠臣蔵』はなんと第一楽章から第九楽章まであるではないか!「耐えられるのか、いや、耐えろ伊勢崎」と心の中で自分を鼓舞していたが、野沢さん・山寺さんの語りと忠臣蔵の世界観を表した楽曲にひき込まれ、最後まで楽しめた。せっかくなので、野沢さんの「オッス!オラ悟空」、山寺さんのスティッチなどを聞きたかったが無理だった。

余談ではあるが、私の右隣に男、その隣に女とカップルが座っていた。興味のない男が女に無理に連れて来られたようで、マスクの着用をお願いされているのにノーマスク、撮影禁止なのにステージを撮影しようとしてスタッフに注意されてみたり、ひたすらスマホをいじってみたり、咳き込んでみたり、居眠りしてみたり、ゴソゴソしてみたり、と非常に落ち着きがなかったのが残念だった。

19:30
いよいよ松平健ショータイム。
御影堂門の奥から上様キターー!
衣装がキラキラしていたこともあるが、なんといっても生で、至近距離で見る上様のオーラがすごかった。体内から放たれる圧倒的なきらびやかさ。ザ☆スター。スタイルもよくかっこいい。まぶしすぎて直視できないほどである。右隣の男もスマホをしまい、拍手をしたり「うぉ~」と言ったり、上様の登場に喜びを隠せないでいる。

上様がまぶしすぎて思わずこのポーズ

最初は徳川吉宗として『暴れん坊将軍のテーマ』を歌い、野沢さんと山寺さんに、「将軍は、このあと政(まつりごと)があるので帰られます」と促されていったん退場し、お召替えを経て、あらためて「マツケン」として登場されて『マツケンサンバⅡ』を披露された。腰元ダンサーズもいる。着物が美しい。

『マツケンサンバ』は聴いていて心底楽しくなる曲だ。本当は立ち上がって一緒に歌い踊りたかったが、さすがに恥ずかしい。会場を見回すと、健様ガチファンのお姉さま方がペンライトを振っておられた。一緒に歌い踊れないなら、せめて私もペンライト的なものを持ってくればよかったと激しく後悔。会場は屋外だし、通行人も見ようと思えば見られる丸見え状態だったのに、誰も足を止めて見ていないのが不思議だった。「まさかこんなところに松平健がいるわけない。きっとカラオケでもやっているのだろう」と思われたのだろうか。

こんなにも豪華なメンバーでのコンサートだったのに、ほとんど宣伝がなされていなかったことが不思議だ。ラジオのCMで知ってから検索しても、コンサート情報にたどりつくまで何クッションかあったし、コンサート内容も、上掲のポスターだけではよくわからない。もっとうまく告知できなかったものかと悔やまれてならない。

上様からパワーをもらったその日の晩、さらに上様パワーを注入しようとしてマツケンアクキーを枕元に置いて寝たことは言うまでもない。

ちなみに、このコンサートの模様は
FM大阪・kiss FM KOBEで
5月21日(日)19:00〜19:55
FM京都(α-STATION)で
5月21日(日)21:00〜21:55
BS-TBSで
5月27日(土)13:00〜14:00
6月  3日(土)13:00〜14:00
放送されるとのこと。
ご興味があれば、ぜひ
見テクダサイ!
聴イテクダサイ!
楽シンデクダサーイ!

(これは上様への私信)
上様。わたくしめ、上様にお目にかかれて身に余る光栄にございます。この日のことは、一生、いえ、死んでも決して忘れますまい。ありがとうございました。

最後に、「マツケンサンバⅡ」をお聴きいただこう。
そして、私は国の偉い方々に言いたい。
「マツケンサンバを日本の国歌にすべきです」と。

https://www.youtube.com/watch?v=XazyhnymUQo



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