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お局目線でBAを斬る

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
わたくしめは、人混みがイヤ&お金もないので特に遠出もせず、基本的に家で過ごしておりましたが、いつも使用しているファンデーションが無くなってきたので買いに行きました。

愛用しているコスメブランドAのカウンターに行くと、「何かお探しですか?」と声をかけられる。少しキョドった見るからに若い女性のBA(以下、仮にマツダとする)。新入社員っぽいのでミスがあるかもしれない、と心して向かう。「ファンデーションのリフィルを買いに来ました」と告げてメンバーズカードをカウンターに置くと、「では、お名前を教えてください」と。はい出た~!メンバーズカードを裏面に向けて名前を見せてるのに確認しない~!マイナス1点。「伊勢崎おかめです」と名前を告げると「本日はどのような商品をお探しでしょうか?」はいマイナス2点目~!あーし最初に言うたよね?「ファンデーションのリフィルを買いに来ました」ってさ(伊勢崎怒りの倒置法)と心の中でイラつきつつ「ファンデーションのリフィルを買いに来ました」と再度告げる。端末で今までの伊勢崎の商品購入履歴を調べたマツダ。「ファンデーションですね。前にお使いの〇〇シリーズでよろしいでしょうか?」と聞かれたので「はい、それの春夏用でお願いします」と答える(※この時点まで「どうぞ(椅子に)おかけください」の一言がなかったのでマイナス3点目)。

すると、後ろの方にいたパイセンBAに何やらコソコソと相談し、指示を受けているご様子。そして該当の商品を手に取り、私の前に持ってきた。

マツダ「こちらが、いつもお使いのファンデーションの春夏用でございます。他にご入用のものはございますか?」
伊勢崎「特にないです」
マツダ「では、今、大変おすすめのクレンジングがありますので、サンプルをお渡しいたしますね♪」
伊勢崎「ありがとうございます」
マツダ「お会計、◇◇円でございます」
(お金を出して会計)
最後に、心配になったので色番が合っているのか念のためにパッケージを確認し、マツダに「これは春夏用で間違いないですね?」と念押ししたら「はい!」と大きい声で返事。よし。

カウンターを立ち去り、しばらく百貨店内をうろうろして帰宅し家でくつろいでいると、ケータイに見知らぬ番号から着信があったのに気づいた。電話番号を調べてみると、さっき立ち寄ったコスメカウンターと出てくる。「あれ?お会計にミスでもあったのかな?」と思いながらかけ直すと、「さきほどはありがとうございました。Aのマツダです💦伊勢崎様のケータイでよろしかったでしょうか?(おどおど)」と。もうこの時点で非常に嫌な予感。

伊勢崎「はい、どうしましたか?」
マツダ「実は、さきほどお渡ししたファンデーションは春夏用ではなく、秋冬用でございまして…」
は??????????あのさ、あーし最後に確認したよね?「これは春夏用で間違いないですね?」ってさ(伊勢崎怒りの倒置法2回目&マイナス4点目)。「おめぇさ、『これは春夏用です』つったよな?あ?ふざけんなよ?」と言いたいのを我慢して
伊勢崎「あ、そうでしたか」
マツダ「大変申し訳ないのですが、お近くに来られた際にお立ち寄り頂いて交換させて頂きたいのですが」
伊勢崎「すみません、仕事とかでしばらく行けそうにないので、送って頂くことはできますか?」
マツダ「(受話器の送話口を手で押さえながら背後にいるパイセンBAに向かって)あの~、なんか~、送ってほしいとかゆってるんですけど~いいですか~?え?あ、は〜い。わかりました。お送りいたします」(※会話丸聞こえ&どこまでがパイセンとの会話かわからないので追加で一気にマイナス5点)
伊勢崎「では、商品を受け取り次第、手元にあるものをそちらに送り返します」
マツダ「念のためにご住所を確認させてください」
伊勢崎「大阪府×××××です」
マツダ「承知いたしました。では、発送しましたら連絡いたします。」
と電話を切った。
※こちらから折り返し電話をしたのに「通話料がかかりますのでこちらからかけ直します」との申し出がなかったためさらに追加でマイナス1点。

その10分後、また着信があり、
マツダ「あのすみません、ご住所の確認なんですが」
伊勢崎「さっきお伝えしたとおりですが…?」
マツダ「あっ、すみません。番地の確認だけ…」
伊勢崎「◎◎です」
マツダ「ありがとうございます。では発送し次第、連絡いたします」
(追加でマイナス1点)

その30分後、またまた着信があり
マツダ「あの、こちらから発送する際に、着払いの伝票を入れておきますので、それでご返送ください」
伊勢崎「わかりました。ありがとうございます」
(さらに追加でマイナス1点)

その10分後、またまたまた着信があり
マツダ「何度もすみません💦今から発送しようと思うんですが、ご希望のお届け日時とかありましたら教えて頂けますか?」
伊勢崎「宅配ボックスがあるので、特にありません」
マツダ「わかりました。発送したら連絡いたします」
(またまた追加でマイナス2点)

その1時間後、またまたまたまた着信があり
マツダ「何度もすみません💦💦さきほど発送いたしましたのでよろしくお願いいたします」
伊勢崎「ありがとうございます」
(この連絡は予告通りなので無失点とする)
・・・・・・・・・・

翌日、春夏用のファンデーションが無事に届いた。

※実際の伝票である

うっす!
いやまてまて!字うっす!!

ほとんど白紙やん!?

上半分のみぼかしているが、うっすら見えている文字は、佐川急便の方で上から濃く書いてくれたものと思われる。どんだけ筆圧ないん?死ぬ前のジジイか!(知らんけど)名前のとこもう真っ白やん!?佐川の配達員さん、よう伊勢崎ってわかったな?ほんでこっちから送る着払伝票入れてくれてるのはいいけど、佐川急便やし。佐川って、コンビニとかからカジュアルに発送できひんやん?なんで佐川にしたし?集荷に来てもらうのめんどいやん?は?

さらに、常識ある社会人であれば、ひとことお詫びメモと何かのサンプルくらい入れくれるんじゃないかと思わないでもないが、当然なかった。もうマツダには期待していないのでよしとする。

その翌日、手元にある秋冬用のファンデーションを送り返した。マツダ宛に「お手数をおかけしました。お品物を返送させて頂きますので、ご査収ください。ありがとうございました」とのメモを添えて。

あのさ~、マツダよ、新入社員か知らんけど、ミスは誰にでもあることやし、しゃあない。ほんで「報・連・相」の「連」を実践しようとしたんかな?でもさ、何度も電話かけてくんのやめてくれるかな?まとめて聞けばいいやん?今日だけで何失点してんのよ?あんたサッカーのゴールキーパーやったらもう試合出してもらえへんよ?こっちもそんなヒマちゃうんよ?そらあーしかて、新入社員の頃はいろいろやらかしたわ。大変さはわかるからあんまりお説教みたいなこと言いたくないけど、今日の対応はひどいで?私が秋冬用のファンデを開けて使ってなくてよかったな?そこは感謝してやほんま。まあ、この失敗を糧に立派なBAになってや。たのんどくわ、ほんま。






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