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keychron購入ガイド
どうもおはなです。
いつもの与太話ですが、私は学生時代からNFL(アメリカンフットボールのプロリーグ)のファンです。先日Instagramを開くと、私がNFLにハマるきっかけとなった選手の移籍情報が駆け巡っていました。電撃移籍にショックが隠しきれず、気持ちの整理がついておりません。今後、大好きだったあの選手を追って推しチームを鞍替えするか、移籍先での活躍を祈念しつつ引き続き真のファンとして現在の推しチームを応援するか、悩ましい選択に頭を抱えています。
さて、皆さんはkeychronのキーボード選びに頭を抱えていませんか?
keychronのキーボードが欲しいけど、あまりにも豊富なラインナップとオプションのせいで、どれを購入すればいいいのかわからないという悩みはあるあるですよね。
今回は、keychronの“選び方”と“買い方”にフォーカスし、初心者の私が体験して気になったポイントという目線でご説明します。
ただし、私もまだまだ未熟者ですので、もし間違いなどがありましたら、遠慮なくご指摘いただけますとありがたいです。
この記事が、これからkeychronのキーボードを購入したいと考えている人のガイドブックになれば幸いです。
それでは早速行ってみましょう!\パチパチ/
《keychronのキーボード》
keychronは香港とフランスに拠点を置くメカニカルキーボードのメーカーです。
keychronの魅力と実際に使ってみた感想については、前回の記事でくどい程に熱弁しておりますので、是非そちらからご覧ください。
メカニカルキーボードの主な特徴
・1キーにつき1つの独立したキースイッチという部品がある
・スイッチによって様々な個性(音や重さなど)があり、カスタム性が高い
・スイッチが独立しているため、部分的な修繕や交換が可能
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キーキャップの下にある独立したキースイッチを叩くシンプルな作りになっていて、このキャップとスイッチの組み合わせにより様々な打鍵感、打鍵音に変化します。
それ以外にも、ケースの材質やキーボードの構造、はたまたスイッチ自体のカスタム等、無数の要素で“THOK”と呼ばれる最高の打鍵音を追い求めるロマンが詰まっておりますが、今回は初心者向けなので割愛。というか私も勉強中。
【先に知っておきたい豆知識】
実際にキーボードを選択する前に、keychronのキーボード選びに役立つ豆知識をお伝えしておきます。
モデル名について
モデル名についているアルファベットはそのキーボードのシリーズを、ナンバリングはサイズとプロファイルを示している。
メインは、コストパフォーマンス抜群の“K”シリーズ、カスタム性が高い“Q”シリーズ。
“K”シリーズは、偶数のナンバリングが通常プロファイル、奇数がロープロファイルという法則。
“Q”シリーズは全て通常プロファイルかつ有線接続のみ。
ナンバリングの数字の大きさは、キーボードのサイズとは特に関連なし。
プロファイルについて
keychronのキーボードには2種類のプロファイルがある。
・通常プロファイル
所謂普通のキースイッチ。汎用性が高くカスタムしやすいが、高さがある。
・ロープロファイル
スイッチの背が低く、よりスリムでコンパクトな印象に。持ち運びも容易。
技適マークについて
技適とは、「技術基準適合証明」の略。
総務省令において規定されており、国内で無線通信機能を使用するためには、この認証を得て、その証明である技適マークを取得する必要がある。
現在keychronの製品でこのマークを取得しているのは、国内正規代理店の“kopek”で発売されている「K1」「K2」「K8」の3モデルのみ。
技適マークがないモデルは、機能としては無線接続可能でも、使用には注意が必要。
スイッチ交換について
オプションのHot-Swappableを選択すると、はんだ付け等なしで簡単にスイッチを交換できる。
ただし、交換できるのはメカニカルスイッチ同士、オプティカルスイッチ同士に限られ、機構が異なるスイッチ間での交換はできない。
【keychronの選び方】
それでは、本題の選び方について考えていきたいと思います。
そもそもkeychronでキーボードを選ぶ際に何を迷うかと言えば、モデルの選択肢が多い上に、オプションの組み合わせが無数にあってこんがらがってしまうといういうところではないでしょうか。逆に言うと、モデルとオプションをしっかり分離して決めてしまえば、割とスムーズに欲しいキーボードを特定できるという肚です。
モデルから優先して決める
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モデルだけでもかなりの数があって迷うよ、という声が聞こえてきそうですが、冒頭に掲載した"モデル名について"という情報をご覧ください。
実は、ある程度名前の付け方に法則があり、自分の用途に合ったモデルを探すのはそこまで難しくありません。ここで大事なのは、優先順位をつけて、対象を絞り込んでいくことです。
❶有線接続のみでも可 or 有線/無線接続対応
まず、無線接続機能が欲しい場合には、"K"シリーズのキーボードに絞られます。
❷通常プロファイル or ロープロファイル
ロープロファイルが欲しい場合は、"K"シリーズかつ奇数ナンバリングに絞られます。
❸コスパ重視 or 機能性重視
コスパ派は"K"シリーズ、機能派は"Q"シリーズを優先して探してください。
❹ フルサイズ or コンパクト
ここでようやくサイズを検討します。
・テンキーとファンクションキーを使う → フルサイズ
・ファンクションキーは使う → テンキーレス、75%
・どちらも使わない or 持ち運びたい → 70%、65%、60%
上から順番に降りていくと、サイズを考える頃にはどのシリーズのものが適しているか把握できているはずなので、後は好みのサイズを決めればモデル選びは終了です。
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オプションを選択する
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モデルが決まったら、次にオプションを選択していきます。
モデル選びの際と異なり、好みに依るところが大きいので、財布と相談して自由に選択していきましょう。
※各オプション毎に、高い方を選ぶと10ドルずつ追加になるイメージ。
アドバイスとしては、オプションは後から追加できないため、迷うんだったらつける!位の気持ちの方が後悔しないでしょう。
『VERSION』
❶プラスチックのみ or アルミニウムフレーム
手軽さはプラスチック、安定感と高級感はアルミニウムの方がそれぞれ優れています。
❷RGBあり or RGBなし
光らせたい人はありを選択。モデルによってはホワイトバックライトのみもあります。
『SWITCH TYPE』
❸オプティカルスイッチ or メカニカルスイッチ
こだわりがない場合は、汎用性があるメカニカルをお勧めします。
※オプティカルは物理接点がない特殊な構造のスイッチです。
❹固定 or Hot-Swappable
スイッチ固定か交換可能かというオプション。ここがメカニカルキーボードの面白いポイントなので、余裕があるなら是非Hot-Swappableを!
『SWITCH OPTION』
❺赤軸/茶軸/青軸
リニア(静か)/タクタイル(中間)/クリッキー(カチカチ音)という区分
主に使う場所や時間など、作業環境に適したものを選びましょう。
打鍵音や打鍵感にも影響するメカニカルキーボードの心臓部とも言える部品なので、興味がある人はもう少し詳しく調べてみてください。(以下参考動画:やまかふぇさん)
※他のスイッチを選択できるモデルもありますが、考え方は同じです。
『"Q"シリーズのみ』
❻Fully Assembled or Barebone
完成品か本体のみ(キーキャップとスイッチ無し)を選択可能。
手元にキーキャップとスイッチを持ってない場合は、Fully Assembledを選択しましょう。
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こうやって1つずつ整理してみると、割とすんなり購入するキーボードのモデルとオプションが決まったのではないでしょうか。
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【keychronの買い方】
keychronはAmazonや家電量販店で取り扱いがあることもありますが、私は以下の2パターンのいずれかで購入することをお勧めします。
keychron公式サイトで個人輸入
(メリット)
・安い
・セールがある
・ラインナップ豊富
(デメリット)
・英語対応
・到着まで時間がかかる
・送料がかかる
・技適マークがない
日本の正規代理店"kopek"で購入
(メリット)
・英語不要
・技適マーク取得済み
・すぐに手に入る
(デメリット)
・モデルが限られる
・割高
・在庫が不安定
もしあなたが選んだモデルが、「K1」「K2」「K8」のいずれかであれば、技適マークを取得している正規代理店のkopekさんで購入した方がいいでしょう。
(追記)「K3」も取り扱いが開始されました!
そうでない方は、英語対応になってしまいますが、公式サイトからの購入を頑張りましょう。結構セールをやっているイメージなので、待てる人はSNSなんかをチェックしつつ、セール期間を狙っておくのが良いかと思います。
※私はブラックフライデーセールで、通常時99ドルの「K6」を、79ドルで入手できました。お得!
【実際の購入履歴】
ここで、私が実際にkeychron公式サイトから「K6」を購入した際の購入履歴を参考までにご紹介します。
トータルでかかった費用
キーボートと一緒に、純正のパームレストと交換用のキースイッチ(35個入り)2パックを購入しました。
keychronの公式サイトで注文した商品は、DHLを使って配送されるのですが、こいつが少し曲者。“遠隔地”に指定されている地域に配送される場合、注文と支払いが完了し油断しているところに、発送までに追加でお高い送料を支払うように求めてきます。
私もおめでたく“遠隔地“に住んでいるという田舎者指定を受けましたので、追加で送料を支払った結果、トータルで支払った金額は以下の通りです。
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keychron K6(アルミニウム,RGB,茶軸,Hot-Swappable):79.20ドル
純正K6用パームレスト:20.00ドル
Gateron ミルキーイエロー軸スイッチ(35個入り)×2パック:23.60ドル
通常配送料:20.00ドル
追加配送料:31.00ドル
合計:173.80ドル
※ブラックフライデーセールでの割引額:24.80ドル
セールの割引額より追加送料の方が高くついて辛い…。
注文から配送までの流れ
注文から実際に手元に届くまでの荷物の動きはこんな感じでした。
ただ、keychronはブラックフライデーセール期間で相当な量の注文を処理していたと思われるうえ、世界的に流通業者がてんやわんやする時期なので、繁忙期でこれくらい時間がかかるという参考にしてもらえればと思います。
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注文(セール初日)…11月26日
追加配送料の連絡・支払い…12月3日
発送連絡…12月10日
香港発…12月11日
日本着(関空)…12月12日
九州着(佐川急便に引き渡し)…12月13日
配送完了…12月14日
所要日数:19日(発注日と配送日含む)
繁忙期のためか発送までに時間がかかりヤキモキしましたが、お高い送料を払っただけあって発送されてから配送完了まではすごくスムーズでした。
なお、佐川急便に引き渡されると(地域によってはDHLが直送することもあるらしい)、追跡番号が変わるため、どうしても気になる方や配送日指定が必要な場合には、DHLのカスタマーセンターに電話すれば、変更後の追跡番号を教えてもらえます。
その他参考情報
購入前に下調べしている中で、買うなら茶軸にしようと決めていたものの、セール前に在庫を確認するとHot-Swappableの茶軸が売り切れている…。
在庫ができたら自動でお知らせが来るようにメールアドレスを登録し、セール開始までに在庫復活の望みをかけましたが、残念ながら売り切れたままだったので、諦めてHot-Swappableの青軸を注文しました。
しかし、なんと注文から数時間後にkeychronからメールが入り、「Hot-Swappableの茶軸の在庫復活したでー。」とのこと。やってしまった。
間の悪さに涙ぐんで諦めかけましたが、拙い英語で「たった今青軸を購入したのですが、可能でしたら茶軸に交換してもらえないでしょうか?」とダメもとでヘルプ宛にメールを送りました。
すると、数分後に「全然いけるで!てかもうシステム内で交換しといたから安心してや。」と返信がありました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74013958/picture_pc_ddb43a7ddab4b8c5925608f290b5a5f6.png?width=1200)
正直手元に届くまでは本当に変更できたのか?と訝っていましたが、しっかりと茶軸のK6が届きました。その節はどうもありがとうございました(その後すぐにスイッチを交換する愚か者より)。
何かトラブルがあっても、ヘルプに連絡すれば対応してもらえますので、ご安心ください。
以上、あくまで私が3ヶ月前に経験した出来事をもとに、これから購入を検討しようかと考えている人の参考になればと考えて書いた購入ガイドです。自分でもまだまだ浅いなと感じますが、ご容赦ください。
そろそろ職場用と自宅用のキーボードを分けたいなーと考えているところなので、引き続きキーボードの勉強を続けて参りたいと思います。
“Q”シリーズのキーボードか、K8 Proが気になる今日この頃でした。
今回もご覧いただきありがとうございました。
またどうぞよろしくお願いします。
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