ミッドサマー アリ・アスター

ついに!ずっと観たかった映画を、スウェーデンの友達とみた。夏至祭はスウェーデンで大切な行事のひとつだけど、映画の描写のここまでは本当、コレは嘘、とひとつひとつ教えてくれたので ふたつの楽しみ方ができた

以下 感想!
結論から言うと、わたしは好きだった!宗教、伝統、抽象的な概念やけど、紛れもなく人間が作り出した概念で、それらの概念の力の強さと言ったら!たとえば、72歳になったら死に、その命がリサイクルされる、という劇中に出てくる死生観は、村人にとっては「真実」で、サイモンのように 部外者が侮辱したりしてはいけないし、部外者によって決して崩されることはないこと
よくある話で「真実はいつもひとつ」なんてことはまっぴらな 嘘!真実は相対的なものだし、ましてや異なる社会における真実なんて、同じ方がヤバいと思う!(だから、コナンくんの社会では真実はいつもひとつっていう 真実が存在してるのかも!)映画を通して思ったことは、信仰心ってマジでなんでもかんでも正当化するなってこと!これもわたしが、劇中に出てくるスウェーデンの村の 部外者で、私もまたある社会に属しているから言えることやけど!たとえば老人を半ば強制的に殺すということは、わたしにとってはあり得ないことで、善か悪かでいうと絶対に「悪」やけど、スウェーデンの村では「善」とされていて、信仰心が善悪をも変えてしまう例のひとつのように感じた
女の人の陰毛を男の人の口にする食べ物に混ぜて食べさせたら恋が成就する なんてマジで気持ちわる!って思ったけど、その村では紛れもない真実、😱😱
その固い信念のもとで、村人たちがおこなう奇妙な集団行動や儀式が マジで美しい!綺麗!妙で、気持ち悪いし、不気味やけど、マジで美しいと思う  人間の真髄を見ているようで心地がいい(ただ、グロい描写は苦手!)クリスチャンがマヤと性行為を行うシーン、最初はキモ!って思ったけど だんだん人間のもとの姿を見ているような気がして、神聖で、美しいなと感じてしまって、なんかよくわからなくなって 笑ってしまった!
未開の地の宗教観念って本当に興味深い!極端な例やけど、北センチネル島っていう絶対に足を踏み入れてはいけない未開の島のことを思い出した
グローバル化や科学やらで、世界が均一化してる中で、独自の宗教観念が根付いたまま、その色を保ちながら存在している社会って、マジで魅力的に感じる!実際どれだけあるのか知らないけど!生贄社会とか、わたしは無縁な社会で生きてきたため 自分に置き換えて考えてしまって 最悪な気分になるけど、興味深い
でもマジで クリスチャン(名前合ってるかわからん)って本当に 最悪!誕生日忘れるし!クリスチャンが死んだ後の、最後のダニーの笑みも痺れた、ああいうシーンがだいすき 私!わたしは、家族を失ったり、心を失くしていたダニーが、ある村の奇妙な信仰心に 心を埋められたような気分になって、なにか満足感を得たから笑ったのかと思った!アリアスターさんの、考察があるみたいやからあとで読んでくる!でもいま思ったけど、信仰心って本当に何にも代えられない気がする 地動説でもそうやけど ある「事実(科学的な)」持ってこられても、受け入れられへんし、でも逆に、ぽっかり穴の開いた心に フィットしてしまうのかな、ダニーの場合もそうやし、カルト宗教とかどっぷりハマってる人間がいるのかも!(カルト宗教云々について わたしは知らない!語弊を与える文章かもしれないが、悪いものだとは言っていない)

でもスウェーデンの ふつうの夏至祭はこんな怖いのじゃない!ちいさいカエルの歌を歌いながら ケロケロいいながら ミッドサマーポールの周りをまわるし、
でも、7種類のお花をつんで、枕の下に敷いて寝たら(夏至祭の前の日)夢に出てくる人は 結婚相手なのは本当らしい!本当に吉沢亮さんとかやったらどうしよう!

カルト映画だいすきかも、「ボーはおそれている」がずっと気になっていて、観れる機会あったら今すぐに観る

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