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SIMULATION2030 対話型自治体経営シミュレーションゲーム

SIMULATION2030(以前はSIM2030という名称)は、町の近未来の財政状況を体感するワークショップで、自治体職員を中心に全国で広がりを見せています。参加者は各課長(総務課長、建設課長、教育課長…)になりきって、限られた予算の中で、事業や公共施設を取捨選択するという内容です。私も内輪で企画したことがありますが、予算が足りないことに加えて、時間も限られていることが体感できるワークショップとなっています。具体的に何を削って何を残すかかなり迷いますし、どんでん返しもあるので楽しいです。

このような取り組みは、全国で広がっており、ご当地版カスタマイズも進んでいます。「月刊地方財務一月号」(ぎょうせい)によると、44都道府県64種類に上っているそうです。下記のリンクは、その一つである三郷市版の紹介がされています。

http://www.hitozukuri.or.jp/jinzai/seisaku/81sien/01/19/Thinking19_105-113.pdf

最近は自治体職員が本を出版したり、セミナー講師をしたりと、エネルギッシュな方も大勢います。自治体職員は、組織文化的にもいろいろな制約があるかもしれませんが、行政のプロといえる存在です。そのような方が上記のようなワークショップの企画やファシリテーターをすると、職員も参加する住民も、町のことが自分ごとになってきます。

私の仕事も、自治体職員がパートナーとなるとこが多いですが、熱意と知識があり、尊敬できる方が多くいます。今回のようなワークショップをお試しでもよいのでやってみて、多くの人を巻き込んでいきたいと思います。

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