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SDGsの進展

 SDGsのスコア化がAIを活用して行うことができるようになるそうです。

 スコア化されたデータを各団体がどのように活用するかが問われてくると思います。

 私は大学の専門が国際協力関係で、当時はMDGs(ミレニアム開発目標)が国際的な開発の目標でした。当時は、自分たち学部生の間では認知されていましたが、世間一般的には聞き慣れなかった言葉だと思います。

 SDGsに引き継がれた現在、認知度は高くなっており、ビジネス誌等でも目にするようになりました。

 外務省ホームページの文言を引用すると、MDGsは途上国の開発問題が中心で、先進国はそれを援助する側という位置付けであったのに対し、SDGsは、開発側面だけでなく経済・社会・環境の3側面すべてに対応し、先進国にも共通の課題として設定しています。 

 SDGsでは、企業の創造性とイノベーションに期待が寄せられており、役割が重視されています。また、自治体SDGsという定義も出てきているように、地方自治体の役割も重視されています。

 企業にとっては、SDGsを達成することで、2030年までに世界で年間12兆ドル以上の市場経済がもたらされる(「Better Business Better World」)とされています。また、企業の非財務面の対応であるESG(環境、社会、企業統治)を重視する姿勢は、株主や消費者にもポジティブに働くでしょう。

 地方自治体にとっては、その存在そのものが、持続可能なまちづくりを目指すべき組織であり、企業との連携やグローバルな交流を行う役割も担っています。例えば、日本の場合は、多くの市町村で少子高齢化がひっ迫した課題となっており、この課題への取り組みは、他の多くの国々に示唆を与えると思います。

 冒頭に触れたSDGsのスコア化は、企業や地方自治体といったスタークホルダーにとって、取り組むべき目標を明確にし、進捗を数値的に管理できるツールになると思います。

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