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南学教授の提言 公共施設マネジメント「拡充」から「縮充」への発送転換

全国の多くの地方自治体では、公共施設マネジメントが課題の一つになっています。人口構成や財政状況が変化しているのにも関わらず、昔と同じ程度の公共施設を維持していくと、メンテナンスが行き届かずに安心・安全面に支障が出たり、将来の世代に財政的な負担を残すことになります。とりわけ、平成の大合併で、たくさんの町が合併したような自治体は、同じような施設が重複する等で、施設数が過剰に多いということがあります。

施設の再編・再配置を含めた、公共施設のマネジメントが必要な中、東洋大学の南学教授は、その分野の第一人者の一人です。個人的に感銘を受けた考え方がテーマにあるように、 「拡充」から「縮充」への発送転換という考え方です。使われていない施設があっても、いざ廃止しようとすると、地元の施設は無くさないでほしいという住民の反対にあうことがあるようです。南教授の提唱している発想転換は、施設を縮小・コンパクトにしても、公共サービスを充実されることはできるというものです。端的な例としては、移動図書館も該当すると思います。ハコモノが無くても、動く公共サービスとして、住民にとってより便利になる可能性があります。

施設を減らす、小さくすることを悲観的に捉えずに、コンパクトにしたうえで、公共サービスは充実させることができるという考え方は今後ますます重要になると思います。




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