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女性消防士の割合は約2.7%

 今日は近所で出初式がありました。消防車が集結した姿は圧巻でした。さて、消防に関して、私の仕事でちょうど請け負っている案件があります。内容は、事業主行動計画の策定の支援です。

 事業主行動計画とは、「次世代育成支援対策推進法」に基づき、事業主としての立場から、職員・社員が仕事と子育ての両立を図ることができるよう職場を挙げて支援する環境を整備するための計画です。地方公共団体が取り組む計画が特定事業主行動計画、民間企業が取り組む計画が一般事業主行動計画となります。

 上記の計画を策定するにあたっては、組織によって課題や取り組むべき内容は異なります。私が関わっている消防組合の課題は、女性職員が全くいないということがあります。これは、この組合だけでの状況ではなく、女性職員が、全くいない組合や市町村は多くありますし、全国の割合でも消防吏員全体に占める女性の割合は約2.7%(平成30年4月1日現在)です。

 女性職員がいないことによるデメリットということもあると思いますが、私が最も課題だと思うのは、本当は消防士になりたい女性が、その道を選べないことにあるということです。

 計画策定支援として、具体的な数値目標と取り組み内容を一緒に考えているところですが、地道な広報と意識改革が大事だと感じています。支援している組合が素晴らしいと思う点もあり、男性の育休取得率は直近で100%で、期間も平均して約1.5ヶ月取得しています。

 私自身はファシリティ(施設)の改善に貢献したいと考えています。例えば仮眠室やトイレ等のあり方を工夫できるよう提案したいと思います。

 今後の出初式でも女性を含めた多様な人が活躍する姿が見れるよう私も少しでも貢献したいと思います。

 


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