散っても終わらない
今年、久しぶりに「あしづりまつり」に行ってきた。
「あしずりまつり」は土佐清水市の花火大会。
これが、かなりスゴい!
何がスゴいかと言うと、打ち上げ場所が近い!
全国の花火大会を見たわけではないが、僕の知っているなかでは一番近い。
ちょっと言い過ぎかもしれないが、200~300メートルぐらいの距離じゃないかな?
自分の真上で花火が散る。周りの建物と体が震えるぐらいの音。
あの小さな街が揺れる。
久しぶりの開催ということもあって街が笑顔で包まれる。
みんなの真上に花火が散ってゆく。
僕はここに来る前に、一冊の本を読んでいた。
自分の人生、生き方を考えさせられる本。
知覧を飛びたった青年たちは、何を思い、誰の為に沖縄を目指したのか。
特攻という作戦で散っていった先人たちがいる。
僕には散っていく花火と彼らが重なって見えた。
「散ったら終わりなのか?」
散ってしまえば何も残らない。
しかし残していかなければ、いけないものがある。
彼らが残したかった物はなんだったのか?
今の日本は彼らが望んだ未来なのか?
戦争は良くないと思う。受け継がなくてもいい。
しかし、日本人として受け継いでいけなければ、いけないものもあると思う。
大切な物は残し、いらない物は取り除き、新しい考えを取り入れ、今を生きる僕たちは、先人に感謝して未来の日本が発展、繁栄していくように、全力で生きていかないといけない。
今の自分はできているだろうか?
先人たちがため息をつくような、行動はしていないだろうか?
恥ずかしくない生き方をしていきたい。
足摺の花火が、いつまでも見られる日本にしていかないといけないな!