見出し画像

Lightning利用への6つのステップ(組織によっては5つ) - 5.パイロットを実施

こんにちは。furu_showです。
このnoteシリーズでは、Lightning切り替えのためのステップを紹介します。
今回は、「Lightning利用への6つのステップ(組織によっては5つ)」の「5.パイロットを実施」をご紹介していきます。

(おさらい)Lightningアプリ利用開始までのステップ

Lightningアプリ利用開始までの6つのステップ
1.大まかな展開プランを計画する
2.Lightningについて学ぶ
3.ギャップを分析、事前準備
4.開発機能の調整(不要の場合もあります)
5.パイロットを実施 ★今回はここ
6.改善による拡大

スクリーンショット 2020-05-22 8.45.24

より細かなステップを理解したい場合
✔︎ LIGHTNING EXPERIENCEロールアウト完全ガイド (読み物として利用)
✔︎ 学習マップ Lightning Experienceへの道のり (Trailheadなどのリソースへのハブとして利用)
✔︎ Lightning Experience への移行方法 (ヘルプ&ドキュメント)

始める前に - 振り返りチェック

前回(3.ギャップを分析、事前準備)ご紹介した、下記Trailheadが完了しているか確認しておきましょう。

では早速今回のテーマを進めていきます。

「パイロットを実施する」とは

ここからは、これまで調整・設定をしてきたアプリケーションで実際にユーザに業務をしてもらうように進めましょう。
その際によく聞かれるのは次の3点です。

1.パイロットを行うメリット
2.どんな人をパイロットにすればいいか
3.どんなポイントでフィードバックを得ればいいか

ここでは、この3点に絞ってオススメの進めかたを紹介します。

1.パイロットを行うメリット

Lightningを展開していく際、3つの選択肢を用いて展開することが可能です。
それぞれのメリットを理解し、自社にどの展開方法がマッチするかを考えてみましょう。ちなみにSalesforceの推奨は「段階的な展開」です。

スクリーンショット 2020-05-22 9.11.26

2.どんな人をパイロットにすればいいか

特定部門やユーザを選定する場合、2つのポイントで考えてみてはいかがでしょうか。

1 ) 効果の高いユースケースが適用できるユーザやグループを選定する
まずは、これまでシステム管理者で確認してきたLightningならではの機能を実業務で用いる場合、効果が出そうなユースケースを想定してみましょう。
例えば、営業部門から始めるということも1つのやり方だとおもいます。
その中でも、Salesforceをよく利用している方を対象にしたり、もしくはプロジェクトとして誰かをアサインしてもらうのも有効なやり方だとおもいます。

2) プロファイルから選定する
前回実施した「LightningExperience準備状況チェックレポート」からプロファイルを考慮して選定するのも1つのやり方です。
この方法や主に複数のプロファイルや大規模で利用している場合に効果があると思います。
この中の「Which Users Are Ready?」を参照してください。

3.どんなポイントでフィードバックを得ればいいか

フィードバックを得るとは具体的に何か。これは皆さんの会社の雰囲気にもよるかと思いますが、意識していただきたいのが「ユーザの意見ではなく、どうしているか」を聞くことです。
感想を聞くことは重要ですが、そのフィードバックを分析する際にぜひ心がけていただきたいのがユーザの「行動」です。
先日こんな記事を見つけてこんな投稿してしまいました。参考にしていただけると嬉しいです。

フィードバックを得るために利用できる機能

フィードバックを得るために利用できる機能は大きく2つあります。

1. Chatterグループを作る
2.フィードバック機能を活用する (ヘルプ&トレーニングはこちら)

オススメは2です。Classicに切り替えを行う際にフォームが表示されます。
このような機能を用いてフィードバックを得るようにしましょう。

スクリーンショット 2020-05-22 9.35.19

▶︎ 詳細:Salesforce Classic に切り替えるユーザのフィードバックフォーム

Lightningへのアクセス権限の設定

「Lightning Experienceへは権限がないとアクセスできない」という根本的なことはご存知でしょうか。
以前こちらのnoteでも記載しましたが、選ばれし者しかアクセスできません。(参照:誰がLightningへアクセスする権限を持っているの?)

画像3

Lightningを展開する際はこの「[Lightning Experience ユーザ] 権限」も忘れずにチェックしておきましょう。
そうでないと、「Lightning Experienceへ切り替える」のリンクが表示されません。

パイロットユーザのトレーニング

「はい、使えるようになりましたので使ってください」だと誰も使いません。しかし、ゼロからトレーニング資料を作るのも大変・・。そんなみなさまはぜひこちらを参考にしてください!
Lightning Experience Enablement Packにはたくさんのたたき台になる資料もありますし、Lightningにしかない機能「アプリケーション内ガイダンス」を用いるとさらにユーザのオンボーティングが楽になるでしょう。あるものは使いまくる!!これは鉄則ですね!

本日の内容を動画・Trailheadで振り返る

▼動画▼

▼Trailhead▼

切り替えから活用促進へ

実はここまでで"Lightningアプリへの切り替え"という意味では終りです
みなさまにお付き合いいただいたこのシリーズですが、実は今回のnoteで「Lightningアプリを利用開始する」という観点では終りとなります。
パイロットを実施するということは"Lightningアプリ利用の第一歩"を踏み出しています。今後は、「どうSalesforceを利用促進していくか」ということを考えていくことになりますね。

もう1つ、実は今回のnoteの中で紹介したTrailheadを完了すると、こちらのTrailheadトレイルが全て完了していることになります。おめでとうございます👏👏👏

ここまで大変お疲れ様でした!そして、Lightningの世界へようこそ!!

次回予告

いかがでしたでしょうか。
今回はパイロットを行うとはどういうことか、そのポイントや展開の方法を紹介しました。

次回はいよいよ最後の 「6.改善による拡大」というテーマで、Lightningを促す機能を中心にご紹介していきます。
ぜひ一緒にSummer20のリリースをターゲットにLightningアプリケーションの利用開始を目指しましょう!

スクリーンショット 2020-05-22 9.54.15

この記事「いいな!」と思ったら、無料ですので是非お知り合いにご紹介ください!😃

Lightning Experienceについて何か相談したいときは、是非 Trailblazer Community (「Lightning Experience 日本」グループ) へご投稿を!

▼Trailblazer Communityへのアクセスはこちらも参考に▼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?