利尻クネクネ#9~4500年前に誕生した貴重な湿原 南浜湿原|利尻富士町

約4500年前に誕生した面積約6ヘクタールの日本では唯一ここだけに存在するといわれる珍しい湿原(高層湿原と低層湿原が混在)。また、ミズゴケが発達した海抜5mにある島内最大の湿原でもあります。”日本の重要湿地500”の一つ。

湿原の中には『メヌウショロ沼』があり、100種類以上の草花が咲き乱れています。

合わせて約1kmの2つの遊歩道が整備されており、手つかずの自然を体感することができます。
■メヌウショロ遊歩道(1周0.4km 散策所要時間約30分)
■南浜湿原遊歩道(メヌウショロ遊歩道含む)(1周1km 所要時間約60分)

春から夏にかけて植物の宝庫として学術的にも貴重な湿原です。
特に、ワタスゲとヤマドリゼンマイの群生は見事です。
■5月 ミズバショウ、ザゼンソウ、
■6月 ワタスゲ、エゾイソツツジ、ツルコケモモ、ミツバオウレンソウ
    ノビネチドリ、ハクサンチドリ、カラフトイソツツジ
■7月 カキツバタ、ミツガシワ、ホロムイイチゴ、クサレダマ、エゾカンゾウ
■8月 タチギボウシ、サワギキョウ

湿原の周囲は、アカエゾマツに囲まれ、その向こうには利尻山(1721m)が見えます。夜、利尻山の空に輝く星空を撮影するにはベストポイントだそうです。

ここでのバードウォッチング(カモ類、サギ・シギ類など)もおすすめです。

売店や設備はありません。

This is the only wetland in Japan that has both high-moor and low-moor areas. It is a great place for bird watching.

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