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【2番弟子】今日の小話 #17「フェスボルタアジア 回想」
ジョン・ヒロボルタの弟子のこーきちくんが、フェスボルタアジアの感想をお届けします。
「ジョナサンズ」
まず、俺はなるべく体を動かさず、真剣にメロディーを聴いていた。ジョナサンズのメロディーって時にシュールささえ感じさせてくれるフレーズがあって、僕はそこでイきそうになる。ちょっとマニアックな話になりますが、今回、『クレイジージャーニー』の「じゆうー!」の「うー!」とあがる箇所で、CD版とは違ったライブ版は、上がり過ぎずにちょっと押さえた所がシュールでした。ご本人にも直接言いましたが、
俺、イきました。
全体的にメロディアスで、良かったです。
「シバノソウ」
アイドルっぽさ、観る人によって感じ方は違うだろうし「ぽさ」はあっていいのだろうけど、俺には脱却して見えた。本人が意識していたのかどうかは知らない。しかし、聴かせるアーティストの風格はすでにあり。15才ですよ!? でも、もうその事前印象、要らないよね。もちろん、その年齢でしか出せない良さを保ちつつ。とにかくかわいいー!
俺、イきました。
「佑村河内攻」
速い! 相変わらずのハイスピードストローク? アルペジオ? とにかく速すぎる。和楽器を用いてパンクロックのような速さって初めての感覚。三味線ってあんなだったっけ? サングラスかけてたせいもあってか、旋律が聴き取れる間がない位の戦慄すら覚える旋律ならぬ戦慄の鬼気迫る演奏。本人はいたっておちゃらけた穏やかな方だが、ステージが変えるのか?
俺、イきました。
「石川浩司」
残念ながら、なんとステージを観てない! そこで書く資格があるのかと問われれば、ある。俺は自分の出番待ちでステージの袖の階段に座ってたら、石川さんの「〜見たかい」という、「夜の牛達のダンスを見たかい」のサビの最後のフレーズが聴こえてきた。その「見たかい」というメロディーだけでゾクゾクした。石川さんのステージを語るにはそれだけでも十分だろう。素晴らしいMCは蛇足と言ってもいいくらい、あのメロディーには度肝を抜いた。しっかりCDを買って通して聴き、素晴らしいメロディーと詞を毎日浴びている至福。
もちろん俺、イきました。
「おに山田」
爆笑。手を叩いたのは一度や二度ではない。危険なネタに笑いをこらえた。最後は笑ってホロリとさせる。語り口は昔ながらの紙芝居屋さん。子供達を集めてぜひやって欲しい。ただしロリコン紙芝居だけど。でも普通のより面白いしね。彼のロリータ愛は、エロくも純粋です。変質者では絶対にない、単なる変態です。いや、ただ者ではない変態とでも申しましょうか。
もちろん俺、イきました。
「ミュボルターズ」
渋いロックンローラーだねえ。まさに王道。ミドルエイジの格好良さ炸裂! 哀川翔がロックがなり立ててたみたい。ルックスも似てるし。ギターソロの時、楽屋で飛び入りで盛り上げてと言われたと思ったので、「ギター!」と飛び入って叫びたかったが、空気なんか読んじゃってできず、ステージ終わった後ミュボルタさんにそう言ったら一言、
「済んだ事は後悔すんなよ。」
そして去って行った。男だねえ! ロッカーだねえ! 格好良過ぎるぜ!
もちろん今回も俺、イきました。
「カズキズ」
ノリからなにからなにまで、清志郎の復活だった。MCも、唄もパフォーマンスも。中森明夫さんが言うところの「東京トンガリキッズ」と名付けるのにふさわしい。つえー! 清志郎はきっとカズキズのステージで蘇っていたんじゃないか? ほんとに格好良くてトガったお祭りだった。将来は是非オリジナルでカバーを超えて欲しい。
「DJにるい」
踊らせていただいた。みやまる兄さんらと3人で、もう小さなディスコさながらに。ファイティングポーズを交えつつ、若い頃踊れなかった分、踊り狂い。が、靴底の剥げた靴だった為、ライブハウスを出るまで気が付かなかったのだが、足の裏は水膨れの嵐。群馬に帰るまでずっと激痛でヒョコヒョコ歩き。みやまる兄さんみたいな若者と張り合って踊るとこうなる。
もちろん踊った後は俺、イきました。
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