84人の次に読む本との出会い方を案内するブックガイド「次の本へ」
苦楽堂という出版社発行。巻末に「次の本」に出合うきっかけ別インデックスがあり、自分はどのパターンかなと確認ができる内容。もちろん、最初から読んでいって面白そうな本をチェックしていくこともできる。また、様々なジャンルで活躍している方が紹介しているので、自分の興味のある方の読書の傾向を知り追体験することもできる。1人2冊、最初の本とそこから次の本に至った経緯を紹介する形式で、合計168冊の本の紹介にもなっている。
企画がユニークで、2冊目(VOL.2)も出ている。以下、読みたい本の忘備録。日本の古典を知るには「ビギナーズ・クラシックス日本の古典」(角川ソフィア文庫)、六車由美「神、人を喰う」「驚きの介護民俗学」、なだいなだ「権威と権力」、伊藤肇「左遷の哲学」(産業能率大学出版会)、梅棹忠夫「文明の生態史観」、城山三郎「小説 日本銀行」、麻生芳伸編「落語特選」(ちくま文庫)、図書館のことなら菅谷明子「未来をつくる図書(岩波新書)、本屋のことなら内沼晋太郎「本の逆襲」(朝日出版社)、豊田正義「妻と飛んだ特攻兵」、半藤一利「昭和史」(文春文庫)、久しぶりに読みたくなった遥洋子「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」(ちくま文庫)、岡山県の同族経営の倒産の経緯をまとめた林原健「林原家」(日経BP社)、高野文子の漫画、白石一文「神秘」、赤瀬川原平・藤森照信・南伸坊編という3人の組み合わせが面白そうな「路上観察学入門」(ちくま文庫)、天才数学者ガロアの本、「キュリー夫人伝」(白水社)、渡辺京二「逝きし世の面影」(平凡社ライブラリー)、松本清張の処女作「西郷札」、東日本大震災のメッセージを読むなら渡辺憲司「これからを生きる君たちへ」(双葉文庫)、最相葉月「星新一 一〇〇一話をつくった人」(新潮文庫)。
84人の著者の中で興味を持った方は、石橋毅文(ライター)・開沼博(社会学者)・柴野京子(メディア研究者)など。
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