山林の下見


各市町村が取りまとめしている空き家バンクから気になる物件を見つけ、現地へ見学に行ってきました。私が住まいしている地方では不動産などには山林の物件が出ておらず、空き家のオプションとして付いているケースが多いようです。今回の物件もそのケースでした。今回対応してくださった不動産の方曰く、売主さんは山だけ売りに出しても売れないから出さないことが多いようです。不動産屋で山林を取得したい人がくると、山林所有者さんへ声をかけるケースがあるとか。一般的に空き家も売りに出ているものは全体の3分の1にもみたいと聞いたことがあります。山林物件も似たようなものなのかもしれないです。
現地を見に行き、また一部の公図も頂きましたが、山林面積はわりと細長い形となっていました。幸いある程度土地がまとまっていたため、私が求めている最低条件はクリアです。複数人め山林を所有者していることが多く、パッチワークのように飛び飛びになっているのも珍しくありません。その場合、作業道をつけるにも他の所有者さんの了解をもらわないといけないので手間暇かかってしまいます。そもそも所有者さんと連絡がつくかどうかも怪しいところです。昔は一人で大きな山林を所有すると、山火事等の自然災害が起きた場合一人で背負うことになるため、複数人で所有することでリスクヘッジしていた様子。以前の木材価格は現在の数倍はあったので自然災害に見舞われると相当痛手だったと思われます。
現地を見に行き、取得に前向きで進んでいた矢先に、この地域の山林一帯が森林計画になっていると後から不動産の方から聞きました。森林計画になっていると計画を立てた事業者に対し補助金が降りるため、山林整備のための補助金申請が出来なくなります。補助金の二重取りのような形になってしまうためのようです。計画を立てたのであれば山林整備をしてくれれば良いのですが、全く実施されていないのが現状だとか。。。山林の土壌が弱いとかで計画が頓挫している様子。山林取得にはまだまだ確認と調整が必要だと感じたところです。

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