それでも花は咲く

我が家の木工薔薇が花盛り　

虫除けと枯葉剤を間違えたという
痛恨のミスから１年経ったが

親友宅からお裾分け頂いた
黄色の木工薔薇は
無事に生き残り

花を咲かせてくれている

黄色という色は
希望の色…という思いもあるので

私の心も
なんとなく和む気がしています

学校が休みになると
私の仕事である
放課後デイサービスは
毎日、朝から出勤となる訳です

三密を避けろ！と言われても
送迎で車には乗らなきゃならず
子どもたちもくっついて来る訳で

出来ることと言えば
人気のいない場所を探して
一緒に行くことくらいしかありません

なのでほぼ毎日、
山を散策することと

免疫力が下がらないよう
鬼ごっこをし続けること

そうすることが出来るくらい
今の現場は
自然の中で恵まれた環境に居ます

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この環境の中
日々を送っている為
世間のことが分からなくなってました

「忙しい〜」

って話したら

「仕事あるだけマシだよ…？」

って半分叱られた感じで
私には「？」でした

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昨日、
お店の方に
特別な連絡を頂いた為

２週間ぶりに
ショッピングモールへ

読んで頂いたお店の方と
お話をさせて頂きました

そしたら、
２週間前と現場が全く変わっていて

「今月はもう数日しか店に居ない」

って言うんです

その間は政府からの
休業補償でってことらしく

私がお店に伺ったのは夕方でしたが、
今日が初めての接客！とのことで

現場がこんなに早く迫っていて
私自身が
浮世離れしていることを知りました

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元々、殆ど
テレビを観る週間がない上

今は始めたばかりの現場で
ヘトヘトになる為

即、お風呂に入って
寝てしまってる状況の私

リアルな現場を
ようやく
知りました…。

ちょっと前、
相談所に居た時は
少しだけ世間に近かったけれど

本当に知らなかった！

お店の方の話では
「こんなんじゃ、潰れるとこ出るよね」

って言ってて、

「生活苦から命を経つ人も増えるかも」

なんて話までも…。

生活困窮者の現状も
相談所時代に垣間見て来ましたが

それが
こんな身近なところまで
迫る状況になっているのが
今！なんて！

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日々忙しくて
危機感を感じる余裕など無かった
私なのですが、

身につまさせる思いでした。

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私の仕事は、
子どもたちの命と心を守ることです

そして
経済的な危機が起きたとき
予算を削られがちな仕事です

が、

本当の危機のときには
最前線に出る人たちを支える為にも

常に機能し続けなくてはならない

そしてこの
生活困窮に陥る可能性が今、
子どもたちのお家の方々にも迫っていて

そのことが
子どもたちに与えかねない
様々な事象にも
敏感にならなきゃいけないんだなと

改めて感じた１日でした

枯葉剤を撒かれてしまった
私の家の庭と
今の世の中が少し重なって見えて…

それでも花は咲く

美しく…香り高く

私もこの木工薔薇の様に
強かに生きて行かねばと
改めて思うのでした

それが
私に課された
新たな役割な気がしています