勝手に40年後の価値観を想像して嫌な気分になった日記 - 2021/09/14

・今更だけど久方ぶりに某政治家がLGBTに生産性が無いって言ったやつの話をしたのでそれに対する個人的なモヤっとした部分を全部上げて整理したい。

『生産性』という言葉は本当に不適切 差別するつもりなかった」自民 杉田氏 | 注目の発言集 | NHK政治マガジン

・まずこの人の発言の生産性の意味を「次世代の納税者を作ること」とだけ定義するなら、なるほどそれは現時点じゃ大半が子を為せない性的少数者は生産性が無いと言えるけど、そもそもが政治って生産性が無い人でも救うものであるべきだと思ってるからここが一番違うなぁって思う所かな。

・同様に性的少数者にはこんなにも生産性がある！って援護記事みたいなのたくさん見たけどそれも本当に生産性が無いような人が居た場合見捨てていいって主張に繋がりかねないから好きじゃ無いんですよね。

・ここまで書いて思ったんですけどこの問題発言って「「LGBTには生産性が無い」から「そこに税金を投入するのはいかがなものか」」っていう二つの問題点があるのか。個人的には後半部分しか注目してなかったな。

・前半部分の「LGBTには生産性が無い」発言に対してはそもそも全ての人が生産性が無いと思ってる節があるから特に何にも思わなかったな。貴方も私も社会という守られたシステムの中でぼんやりと生きてるだけ。

・あと仮にみんなが自由に生き始めて性的少数者が少数者じゃなくなって人類が滅んだとしても別に良くない？ってのは常に思ってる。こんなに前向きな人類滅亡なら何も問題ないじゃ無い。

・ここまで色々言ったけど性的少数者に対して理解が無い人をボコボコに叩いてもいい風潮もかなり嫌だなと思ってる。ああいう発言をしてしまう人って大方が結構年齢を重ねてる人なんですけど、そういう人たちって昔は性的少数者が悪とされていたのに最近急に善として扱われるようになる、価値観の転換に付いていけず振り落とされた人でもあるから正直可哀想って気持ちもある。

・例えば今、人前で堂々と放屁する事は悪い行為であり、大抵の人は自分の目の前で放屁されると嫌な気持ちになるだろう。これが40年後に価値観の変換が起こって人前の放屁は信頼の証！初対面では放屁するのが一流のビジネスマナー！的な価値観になった時、放屁が悪い行為として育ったもう年寄りになってしまった我々は、目の前で放屁してくる未来の若者に対して苦言の一つでも言いたくなるだろう。それを言ったが最後「今だに古い価値観で生きている老害」「こっちは信頼の証として放屁しているのに何故怒られないといけないんですか」「放屁に対して恥ずかしがるその価値観がもう恥ずかしいんですけど」「この老害みんなで叩こうぜ」って流れになる。あ〜〜〜最悪〜〜〜〜〜！！！

・宮下草薙の漫才みたいになっちゃった。何の話だっけ。だからまぁなんでしょう、みんな良く生きようね。

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