△Sing better△Tourで最高で圧倒的な非日常に殴られろ!

・2020/02/15(27日目)。

・日食なつこの△Sing better△Tourの大阪公演が今日あったので行ったのだが非常に素晴らしく、思わず圧倒されてしまった。もう今はその事しか考えたくない。日食なつこ以外のアーティストの曲だって今ばっかりは聞きたくない。

・と言うわけで今日はライブレポの日記にする。今回は多少の楽曲のネタバレはあれど、具体的な順番のセトリは出さないで語ろうと思う。

・自分は毎回、ライブ前は不安になる。と言っても自分はまだ3回しかライブに行ったことがないが。自分にとっては5000円以上するライブは高額でもしノれなかったら、もし退屈に感じてしまったら、などと考えてしまうのだ。

・その点でこの△Sing better△Tourの構成は最高であった。まず、本人が登場し盛り上がったところで客を立たせてテンポの良いノれる曲で会場を盛り上げる。

・その後一旦客を座らせて落ち着いた曲のターンが始まる。それを十分堪能した後、最後に一番盛り上がる曲をぶつけてくる、という形式であった。一番心躍る構成。

・そうしてこの構成に日食なつこの意図のままに気持ちよく踊らされた。自分たちもノっているしノらされている。最高である。

・また、構成以外にもMCも最高であった。自分は毎月1回やっている日食なつこの渋谷のナイトを聞いているが、まさにそのままである。日食なつこ1人ではクールでかっこいいMCが、komakiさんと2人の時は一気にコメディ調のMCが見れて、見ていてワクワクさせられた。

・特にkomakiさんと2人のMCは軽快な掛け合いが非常に楽しかった。551の蓬莱の蓬莱のイントネーションの話をしていたが、2人して全身でイントネーションを表現していた。最高かよ。

・そしてなんと言っても欠かせないのが曲自体の良さである。正直自分はライブに行くまでみんなで盛り上げて作り上げるような曲は無いのじゃないかと思っていた。もうね、そんなことを考えていた自分がアホかと。馬鹿かと。アボカド。バナナかと。

・「致死量の自由」では観客の手拍子で曲を作り、「ログマロープ」では観客が「鋼の心臓」の部分を歌った。そういう観客の要素も取り入れたライブバージョンの曲、唯一無二なので自分は大好物である。また「vapor」では逆にしっとりとしたアレンジがされていて趣があった。

・そして何よりも良かったのが日食なつこの最新曲「四十路」である。これはライブバージョン以前にまず原曲からして最高である。個人的には数ある日食なつこの名曲の中でもトップレベルである。リンク張るのでいったん聞いてくれ。

・はい、かっこいい。歌詞もメロディもリズムも映像もすべてかっこいい。隙がなさすぎる。

・ただでさえかっこいいこの曲がライブで聞ける。しかもライブ会場に入場時にこの最後のサビが書かれた本人の直筆コピーが配られる。これには期待が煽られまくる。

・そうして、ついに披露された「四十路」はまさに最高そのものであった。一通り歌い切り、最後のコーラス部分になると観客も手拍子しつつ歌うように指示をした。

・みんなが手拍子で歌い始めたころ、日食なつこはピアノの前を離れ、観客とともに手拍子で歌い始めた。まさにすべてを捨てて素手で向かってくるような歌い方にシビれた。

・そして驚くべきことを言い放つ。「ステージに上がりたい人は上がって来い。ともに歌おう。」と。こんな最高なことってあります?自分も行きたかったんですけどあまりに前に行きたい人が多すぎて、ステージいっぱいになっちゃって登れなくてそれだけが残念。それでも観客に超至近距離で囲まれながらピアノに戻り引き始めるさまは圧巻であった。

・さらに「最後のサビをもう一度歌おう」「間違えたって構わない」、と叫ぶ。こうしてともに歌い、ライブを作り上げていく中で自分は本当に心から感動していた。これが日食なつこの熱量か。これがライブの破壊力か。

・そのような素晴らしいパフォーマンスが大量にあり、あっという間の2時間であった。もし日食なつこの曲を知っていてまだライブに行ったことがない人は是非とも行ってみて欲しい。そこには最高の非日常を届けてくれる「日食なつこ」がいるのだから。







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