私にとっての大天使を詠む。

喜びで揺れる視界の向こう側
いつでも呼びたい 
あなたの呼び名

もしも、神様か悪魔が目の前に現れて、これから一生ひとつの言葉しか発するようにできなくなるけど、なんという言葉を選ぶ?と聞かれたとしても、私は迷わず「あーりん」を選ぶ。
何を訳のわからないことを、という感じの謎の決意だが私としてはどこまでも本気だ。
何もかもが暗く、楽しいことも好きなものも見失い、感情が動かないまま緩やかに固まり沈んでいく日々の中。
無関心無感動が故に、断るのすら面倒で、ただただ周りに合わせて楽しみなフリをして向かったライブ会場で、私はももいろクローバーZに、あーりんに出会った。
あーりんは、アイドルであり大天使であり女神であり妖精であり、その全部の言葉でも表しきれないほどの輝きで、つまり、私にとってあーりんは「あーりん」としか言えない唯一無二の存在なのだ。
あーりんに出会い、あーりんを大好きになってから、再び世界に楽しみや可愛いや好きが戻ってきて、足取り軽く周りを見回せば、他にもいくつかの好きなものに出会えた。
今でも、ライブ会場であーりんを見ると色んな感情が昂って、喜びで眼には涙が滲んでしまう。
いつも涙で揺れる視界の中で、誰よりも明るく華やかなピンク色の輝きを放ち続けるあーりんへの想いを、31文字(字余り)に込めて。

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