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【カスのたばこレビュー1】 アークローヤル


概要


 アークローヤルは1880年創業のウルグアイのモンテパス社のたばこ。もともとはパイプたばこの余った葉っぱを集めて作られていたとされる(信憑性は低い)。

ちょっと変わったフレーバーで知られるシリーズだが、それらはどれもタール9mg以下なので「アークローヤルは吸いやすいたばこ」とよく言われている。しかしこの無印アークローヤルはタール18mg。
ハイライトよりも重い。パッケージには「パイプ フレーバー」の文字があって、それも好奇心をくすぐる。
 そしてこいつはシリーズ唯一のソフトタイプなのだ。今どき珍しい。開けてみよう。   


開けてみようとは言ったもののすでに開けてだいぶ吸ってしまっている。クシャクシャだけど仕方ない。ソフトはそうなる運命にある。

開けるとラム酒着香のアルコール臭の強い匂いがしてくる。ピースに近いかな。
ペーパーは茶色いけど別にリトルシガーというわけではなく、ただ茶色い普通のペーパー。パッケージもいい感じだけど、このデザインもいい感じ。ただ人によっては「悪目立ちする」と言いかねないかもしれない。

実喫

喫煙が進むと油分が紙に染みてくる


パイプフレーバーを謳うだけあって本当にパイプを吸っているような味がする!どういう仕組みでそうなっているのかは分からないけど、とにかくパイプの味がするのだ。これは完成度が高い。もっと相応しいたとえがあるはずなのだが、桃山の桃の着香がないバージョンのようだ。

 喫味はかなり強く吸いごたえは抜群で、クールスモーキングを心がけたいところ。肺に入れると相当な満足感があるが、口腔で転がして鼻から抜くほうがパイプ感は味わえると思う。

まとめ

パイプたばこや洋モクが好きなら一度は試して欲しいタバコだが、「軽くてマイルドなタバコ」が多い和モクとはかけ離れた方向性のタバコだった。慎重に吸って濃厚な香りを楽しむタバコ。パイプのフレーバーを楽しむタバコ。そんな感じ。雑に吸うとやはり辛みが強くなるので、クールスモーキングが必須だ。 

余談だが、このまえ1箱試して気に入ったので追加で5箱買った。どうやらお気に入りのたばこ入りを果たしたらしい。


 

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