このあとどうしちゃおう

『こないだ おじいちゃんは、しんじゃった。』

衝撃的な書き出しで始まるこの絵本は知ってますか?
絵本でいくつもの賞を受賞しているヨシタケシンスケさんの絵本です。
(ご存じの方も多いと思います。)

絵本って成長するにつれて触れる機会が無くなり、大人になるとめっきりですよね。私もそうでした。子供を持つまでは。

「絵本は子供が読むもの」で大人にとっては、学びや気づきはないものって捉えている人も多いのかもしれません
たしかに娯楽的な要素満載で、子供が興味を引くものもたくさんあります。
私もいくつか子供に絵本を買ったり、読んだりしてきましたが、中には大人にとっても学びや気づきを与えてくれる絵本があるんですよね。
その一つがこの『このあとどうしちゃおう』です。

簡単にお話を説明すると、、、
・おじいちゃん死んじゃう
・おじいちゃんの部屋でノートを見つける
・ノートの中身は、おじいちゃんが死んだ後、どうしたいか?
・書いてあることは、クスっとするような面白い感じ。
 (天国に行くときの服装と持ち物とか、こんな神様がいい!とかとか)
・それを見た孫は思う。
・おじいちゃんは、怖かったのか?それとも楽しみだったのか?
・そして、自分もノートを書きたくなって書いてみた・・・。

というストーリーです。

絵本なんでサラッと読んじゃって読み流しちゃうかもしれませんが、結構奥が深いんです。
死を目前に感じていたおじいちゃんが書いたものですが、死を目前に感じていない孫が書いてみると、『今、したいこと』がたくさんになるんです。

なんとなくわかりますよね。w
死んだら・・・って考えたら、その前にアレもコレもまだやってないわ!ってなる気がしますよね。普段そんなこと考えて生活してないですからね。
ふと考えさせられるんですよ。

この本を読んで、うちを奥様が『うちもみんなでやってみよう!』ってことで一人1冊ノートを買ってきました。
みんなそれぞれやりたいことを何でもいいからやりたいことを書いて、叶ったらスタンプを押していこう!って。

ほんとになんでもいいというルールなのでいろいろ出てきました。

・久保建英に会いたい
・スイミングで黒帽子(最上級)になりたい
・3男が無事に生まれてくる(当時は妊娠中)
・5人で海外旅行にいく
とかとか大きいのから小さいことまで。w

叶ったらスタンプ押して、またやりたいことができたら書くって感じです。
日々暮らしてるとノートの存在も忘れがちなんですけど、これってある意味目標設定みたいなもので、生きる活力にもなるなぁって感じてるんですよ。目標設定っていうとちょっと硬くて嫌なんですけど、子供達にも我々親にも大事だなって。
子供がそんなふうに思ってたんだっていう気付きにもなりますし、じゃあ、それを叶えるにはこうしたらいいね!とかコミュニケーションも増えます。

我が家みたいにノートを作るまではないですが、『このあとどうしちゃおう』の絵本はぜひ読んでみてください。

ちなみに、この本はうちの次男が図書館で見つけてきて、私たちに教えてくれました。この本に出会わせてくれた次男に感謝です。
この本以外にもヨシタケシンスケさんの絵本は面白いのでおススメですよ。

#絵本 #育児#家族#推薦図書

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