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偶然と巡り合わせの末

皆さんこんにちは、こばんと申します。
「あなたの田村ゆかりはどこから? Advent Calendar 2022」17日目を担当させていただきます!
東京で1時間経過するとき神戸では60分が経過してしまう季節になりましたが王国民諸氏たちはいかがお過ごしでしょうか?
私はというと1時間分の時間だけでどれくらいのカケラが上位世界で存在するのだろうと考えるだけで夜も寝れません。(なく頃に厨でスマヌ)

昨日のアドカレは ようかんまんさん( @fotus4 )の「えっちなゲームからCCH」でした。
今でも時折スレに出てくるような懐かしのタイトルの連続でニヤニヤしながら読ませていただきました。
書きっぷりがとても丁寧で読みやすく、徐々にゆかりんに収束していく感じとかが特に面白かったです。
特にゆかりんの笑顔が好き!っていうくだりには無限に『それな!』って思っていました。
私はリジ―がシエルに一途に向き合う描写が大好物です。

今年の10月には”田村ゆかり LOVE ♡ LIVE 2022 *Meet Me?*”公演(以降、MM)が執り行われました。このMM1日目のMCにて今回が初見の王国民、歴戦の王国民等いろいろな人が参戦していることを実感したゆかりんは「みんなの歴史とか思い出とか聴いてみたい」という趣旨の発言をされていました。

MM1日目レポ抜粋

ゆかりんを認知する機会はさまざまだと思います。
”歌手”としての田村ゆかり
”声優”としての田村ゆかり
”アイドル”としての田村ゆかり
”ラジオパーソナリティ”としての田村ゆかり
”フォトモデル”としての田村ゆかり
一例を挙げただけでもこんなにあります。
諸氏にとってのゆかりんとの出会いはどこだったのでしょうか?
ライブ後の打上げとかでたびたび話題になる内容ですが、コミュ障の私の場合いわゆる一問一答のようなやりとりになってしまうパターンばかりでしたw
ここまで16名の有志の方の記事を読ませていただきました。出会いの過程は見事にバラバラなのに、最終的にはゆかりんが好きになるという結論に行き着くところが居酒屋で談義しているような雰囲気味があってとても楽しかったです。
あああああ…お酒飲みながら読めばよかった…。
改めてこの素晴らしい企画を提案・運営をしてくださった つばきさん ありがとうございました!

さてここからが12月17日分のアドベントカレンダーになります。
お題目的に本当はゆかりんと出会った瞬間のことをクローズアップすべきなのだと思いますが…このおじさんの記憶容量は悲惨というほかないです。
いろいろ考えましたが、一瞬でネタがつきそうなので今回は私がゆかりんを認知した瞬間からメロプリに入会するまでの過程について自語りをしていきたいと思います。

1.”田村ゆかり”という人物を認知した瞬間

私がゆかりんを認知した日は忘れもしない2008年の12月のことです。
と言っても、時間が経ちすぎて細かいところまではよく覚えていませんのでご容赦ください。
当時の私は中学生でした。一応、陸上部に所属していて長距離をやっていたのですが、そのときの顧問が嫌すぎて幽霊部員をやってました。
あの日も「部活ダルっ…」と思いバックレて学校からの帰路につきました。
帰宅ルートにあるチェリオの自販機で100円ジュースを買ってサルゲッチュをする、だいたいこれが当時の習慣でした。(サルゲッチュ4発売はよ)
しかし、あの日は帰ってから暇だったのかちょっと奮発してコンビニへ赴きました。クラスメート達から”わぢリーマート”と呼ばれていたファミリーマートです。(今はラーメンの幸楽苑になっている)
この行動こそが最初の転機でした。
店内を物色していると店内BGMが変わりました。何の曲かは分からないけど何となく聞き心地が良いな~と感じて宣伝用トラック(だったのか?)を最後まで聴き、”田村ゆかり”という人物の名前と当時発売されたばかりのシングル”Tomorrow”を認知しました。
それからどのくらい後かは忘れましたが、ちょっと遠方まで足を運びアニメイトで”Tomorrow”をお迎えしました。
当時は自分用のPCもイヤホンも持っていなかったのでラジカセでCDを再生していました。CDを買う文化も私の中ではなかったので、ただ1枚のこのCDだけを無限に聴いていました。
先述の出会いのカテゴリーで言えば私が出会ったゆかりんは”歌手”としての田村ゆかりでした。
まぁ何故かそのとき初回限定版のDVD付をお迎えしまして…当時は家にDVDプレイヤーがなかったためMVを観れたのはさらに後の話なんですけどねw
※ボンクラはこのときから始まっていた

2.沼への誘い

それから1年後の2009年、世の中はいわゆる就職氷河期に突入しました。
みんなが自分の将来をそれなりに考える中、担任の先生から「今のご時世じゃ大学に行っても就職するのが難しいかもしれないよ?」「でもこの学校に行けば就職率は100%だと思うよ!」的なことを告げられました。
しかもその学校なら授業科目に『国語』がないという神カリキュラム!当時の私は国語が本当に苦手で内申点は不動の”3”でした(笑)
マジかよ…じゃあそこ行くわ!
なお、入学直後『国語』はないけど『古文』『哲学』『なんか仏教的なやつ』がカリキュラムにあることに気づいて発狂したのはいい思い出です。
そしてこの学校で私が本格的にゆかりんにのめり込むことを決定付けたアニキと出会いました。

3.アニキとの出会いと初ライブ

完全に結果論ですが、なにかとオタクが集まる学校でした。その影響もあってか”声優”という概念を理解した上でアニメを見始めたのも、”ひぐらしのなく頃に”みたいなB6判のコミックを集め出したのも、インターネットラジオを聴きだしたのもこの頃です。
日に日にオタク度はどんどん深まっていきました。それこそどうしようもないくらいに。
Twitterの黎明期もあの頃だったと思いますが当時の私は「Twitter厨とかwww」って思っていたので見向きもしなかったですw

そんな当時の私の趣味は校内のいろんな研究室を見て回ることでもありました。あの頃は単純に自分が知らない現象を見ることを面白がっていました。
その過程で後に私のパワーエレクトロニクスの師匠にもなるアニキと出会いました。
アニキと出会ってからはその研究室に入り浸りました。教授の授業よりも聞いていて面白かったし何より解りやすかったのは今でもよく覚えています。一緒に新しい実験を試みて成功してはハイタッチをしたり、プライベートでは泊り掛けでスキーに行ったりととても楽しい時間でした。
シュタゲでクリスティーナが『パパの論文を読んだり、パパと理論討議とかをするのが好きで勉強頑張った』的な描写がありますが、アレめちゃくちゃ共感してました。

そしてある日、「田村ゆかりって人のライブがあるんだけど一緒に行かないか?」と誘われました。
もう察しがついてると思いますがアニキは王国民でした。
そして誘われたこのライブこそ”田村ゆかり LOVE ♥ LIVE*Fall in Love* 石川公演”です。
二つ返事で了承しました。しかし当時の私は”Tomorrow”以降のゆかりんのCDは金銭的な意味でも買えていませんでした。また田村ゆかりといえば歌手というよりは『梨花ちゃんの人』という概念ができており声優としての印象が強かったです。

ライブまでは研究室でまだ知らないゆかりん曲を流したり、アニキにDVDを観させてもらったりして勉強しました。
”王国民”と呼ばれるファンたち、王国民の一糸乱れぬコール&レスポンス、これを観て聴いて育った結果、ライブというものの経験が全くなかった私にはこれを基準にした『ライブというのはこういうものだ』という常識が構築されました。まぁこれも後からゆかりんが特別なだけということは理解しました。

そして2012年9月30日………世界は変わりました。

正直いろいろ勉強したつもりでしたがライブ中はすべて頭から消し飛んでいましたw
よくわからないけど、とにかく楽しい!!最後の最後までこれに尽きる素晴らしい時間を過ごせていました。
改めて言葉にするなら、本当に居心地が良い場所で「また来たいな」って思えるような場でした。

4.メロプリ会員へ

FiLから数ヶ月後、アニキは大学へ編入し、アニキとは一旦の別れとなりました。
私はといえば他に研究したいことがいろいろあったのでそのまま研究室の正式メンバーになって自分の未知の探求に執心しつつ、アルバイトでの稼ぎを元手にゆかりんのアルバムを中心に収集するようになりました。さすがに映像作品には手が届かなかったです。
論文を執筆するときはニコニコ動画で過去の『田村ゆかりのいたずら黒うさぎ』を必ずかけていました。ラジオの存在に気づいたのがどのタイミングかは覚えていませんが、何やかんや最新放送分まで全部聴いてしまいましたw
他のアドベントカレンダーでも言及されている”例の王国民動画”を観まくっていたのもこの頃だったと思います。

数年後、学生期間中にやれる研究にもメドをつけないといけない時期が近づきました。メロプリ会員にはこのタイミングでなりました。

当時の会員カードに会員番号と有効期限が記載されることは知っていました。だからこその発想だったのですが…執筆している今、冷静に考えると動機がキモ過ぎて自分で自分にドン引きしました(笑)

5.その後

何やかんや就職し金銭的な余裕も出てきてそれからはどっぷりと王国民ライフを楽しむようになりました。
自力で赴いた初ライブや会場推しとかいう意味不明な行動、復活のFCイベント、ハワイのファンミーティング、1度は全落したTC、20公演弱全国を憑き回ったAFT…本当にいろいろなことがありました。最近ではついにツアーを全通したいと真剣に思うようにまでなりました。

6.思い出の場所散策

せっかくなのでこのアドカレに出てきた思い出スポットに赴いてみました!
まずは中学校へ…さすがに中には入れないので下校ルートと”Tomorrow”と出会ったコンビニに行ってみました。

中学校がある街のマンホール


駅を出ると”富士山とフジザクラをバックに疾走するD52形蒸気機関車”をモチーフにしたマンホールが私を迎えてくれました。
カッコいい…。
ここはかつてこういう街でした。これを見ると帰ってきたな~と実感できます。

部活をバックレたときに行っていた自販機(があった場所)


中学校の裏門を出て、そのまま真っすぐ、2つめの路地を右に曲がるとそこにはチェリオの自販機があって………ない…撤去されてしまいました。
当時の帰宅ルートにあったこの自販機は100円ワンコインで炭酸ジュースを買える大変ありがたいものでした。コンビニを乱発できるだけのお金なんてもちろん持ち合わせていませんからこれが数少ない楽しみでした。
そうか…さすがに10年以上経ってますからね…。
ちぇりおおおおおおお

出会いのファミマへの道中


一度実家に戻りって荷物を置いてゆかりんと出会ったあのファミマがあった場所に向かいました。
地元でちょっと有名な調整池を横切って向かおうとすると…いやお前ら数増えたなぁw
あの頃は2~3羽しかいなかったのに今日は19羽もいました。
新東名高速道路の延伸事業でこのあたりはかなり再開発されてしまいましたが再びこの光景を見れて良かったです。

ゆかりんと出会ったファミマがあった場所


ここが私とゆかりんの出会いの場です。
あのファミリーマートがなくなってしまったことは私が社会人になる前の時点で知っていました。
それでも”出会いの場巡り”という目的をもってここに近づくとあの頃の思い出が蘇ってくるようで年甲斐もなくワクワクしてしまいました。


思い出の時間を進め次の学校へ。
(企業連携の研究とかもやってたりするので写真は全然ありません。)
あの頃と変わらない教授陣に挨拶がてら近況報告をして一緒にお茶をしてきました。

アニキと出会った研究室の実験スペース


見る人が見たらこれが何の実験装置か分ったりするのでしょうか?
当時の教授の名を冠したこの研究室は既に代替わりしており、部屋のネームプレートにその名前はありませんでした…。
実験装置だけでも残っていてちょっと感動しました。

今さらですが、このアドカレのサムネになっている画像は当時ココで撮影されたものです。20000Vを放電する球ギャップに反射して写っている2人はアニキと私です。

7.おわりに

いろいろ自語りしましたが以上が私の生い立ち(?)となります。
部活をバックレてコンビニに行って、国語がイヤって理由で進学先を選んでブラブラしてたら王国民になってた。
・・・こいつマジで何言ってんだ?

14年前の私、聞こえますか?
何やかんやこれから採ろうとする選択肢は個人的には大正解だからこれから出会う1つ1つの縁を大切にしてくれよな!
ただ、メロプリ会員になれる機会はもっと早い時期にあるからそこだけは頑張ってくれよ!「あの公演に行きたかった…」って公演があまりにも多すぎて未来で困ってるから!

ところでこの記事を投稿している12月17日はゆかりんとの出会いになった”Tomorrow”の発売日です!MVと一緒にたまにはシングルの曲順で聴いてみようと思います。

明日のアドカレは ごはんさん(@donkan_jp) の「パワー!!!!」です。
……ぱ、パワー!!!!
一体どのような内容になるのでしょうか。全く想像がつかなくて楽しみですね!

ところで皆さん!冒頭でも話しましたがパラレルワールドとも言えるカケラ!どんな内容のものがあるのか気になりませんか?気になりますね?そうですかそうですか!
そ・ん・な・と・き・は!”うみねこのなく頃に”です!!
最初はベルンカステルを演じるゆかりんのおねいさんボイスを聴きたくてコミックを集め始めたのですがこれが実に面白い!
あとベルンのゲス顔はとても癖になりますのでラムダとアウアウローラさんと一緒にゲーム盤を眺めてみてはいかがでしょうか?
普通の年末年始休暇があればEP1~EP8まで余裕で読破できると思います。
伏線を回収し出したところとか次巻の発売が本当に待ち遠しく感じる良作中の良作です。(もう完結済)
私のおすすめは”EP6-Dawn of the golden witch”です。
とにかく熱いです!こういう話は私の大好物です。
あとこのエピソードの絵を描いている桃山ひなせ先生の絵が”ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編”のときから気に入っているというのもあると思いますが、本当に良い顔を描かれています。是非とも読んでみてください!

長文失礼しました。

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