もんてろソロ「十一色目」

もんてろソロ「十一色目」は
伏見ローリングマンでの
【魁の宇宙船vol.4 名古屋編】でした

「今日はきっちり30人で収めたよ」
と魁ちゃん

早々とソールドしたこの日のイベント
まだまだ来たいと思っていた人もいたわけですから、テーブルを撤去するなどして
詰め込む手立てはあったはずです。

しかし
それを敢えてしなかったのは・・・

形を変えた未来で
二人がいちばん望んだ

【今】

最高な「カタチ」に
変えることができた
「私たち」の【今】を見てもらうにあたり
ゆっくりと落ち着いた雰囲気で
この特別で幸せな空間を
心ゆくまで堪能してもらいたい!

魁ちゃんともんてろの
そんな配慮が窺えた
どこまでも
あたたかくやさしい空気感だった
伏見ローリングマン

そんな
「しあわせ空間」に
それぞれが
それぞれの想いを抱いて集った
30人

「あの日以来」という人も
少なくありませんでしたから
やさしくあたたかい空気感の中に点在した
緊張なる面持ち。
お互いが顔見知りではあるものの
それぞれの「大切な部分(想い)」に
ドカドカと踏み込む事を気遣って
挨拶程度に会話をとどめます。

しかし
ライブが進む毎に
そんな
緊張を含んでいた人たちの表情に
幸せの色がどんどん増していくのです!
そして
ライブが終わった頃には
皆が皆、
一様に晴れ渡った表情へと変わっていたのです!

心の中につかえていたもの
それらがどっと流れ落ちたのでしょう。
堰を切ったように
あちらこちらで
会話の花
笑顔の花が
咲き始めます

来て良かった!

夢見てるみたい!

生きてて良かった!

こんな未来、思いもよらなかった!

嬉し涙と優しい笑顔

「もんてろがこんな表情でチェキを撮ってくれる世界線かぁ・・・」

もんてろとのチェキを
愛おしそうにそっと手のひらで包みながら
その数年ぶりの一枚から目が離せなくなっている人もいます

形を変えた未来

今がいちばん幸せだと
二人が言う
その意味が
その訳が
これで本当に分かりました!

本当に来て良かった

そんな言葉が
あちらこちらから聞こえた
夢のようだけど夢じゃない
魁ともんてろのキセキの物語り

順番は前後しますが
先ずは
魁ちゃんの弾き語りから
この物語りのレポートを始めたいと思います。

「各地でお祝いされて、しあわせ、だ〜〜っ!」

京都、大阪
そしてこの日の名古屋と
たくさんの再会を果たし
「おめでとう!」の言葉をかけてもらってきた
魁ちゃん

その感謝と嬉しさを表現する
恰好の一曲

絶叫する60度の
しあわせ、だ】
ライブをスタートさせた魁ちゃん

久しぶりに来てくれた人や
絶叫のTシャツを着てくれている人を見つけ
「嬉しい!」と笑顔を浮かべます

おばさんになっても
お婆ちゃんになっても
歌い続けるから

いつもみんなと約束し
言い続けてきたけど

「いよいよホントにおばちゃんになってきちゃった」と笑いを誘います

生まれ故郷の名古屋で
元相方であり
一生の相方である
もんてろとやる
初めてのツーマン(※)


前回はALLiCAとあんた何かでしたから
(2023/3/16 新宿LOFT「それなりに形を変えた未来)
魁ともんてろ「だけ」の
ツーマンは初めてとなります。

名古屋出身、新宿在住
あなたの心に潜りたい!
シンガーソングダイバー魁です

やっぱり落ち着くという
故郷、名古屋のみんなへ「ただいま!」と高らかに叫び
二曲目の【予感】へ


私がおばさんになると言うことは
みんなはおじいちゃんになってるってこと(笑)
愛あるディスりを交えながら
みんなとの思い出の「在処」が
Twitterの中に多く残っているね!と
話し始めます。
リプやコメント
その時のチェキや集合写真など
折によっては検索し
一緒に乗り越えてきた
一緒に生きてきたと感じているのだと言います

魁ちゃんにとって
またもんてろにとっても
とにかく大切なのは「人」

支え支えられ
そのために歌っている
そのために旅をし
そのためにステージに立っている

Twitterはみんなと歩いた足跡のアルバム

まだまだ
ずっと
私やもんてろの事を
推していてください

【僕の知らない君】

みんなのことを「恋人」だと思って
描いたというこの曲を
一人ひとりの心に届けます


MCと曲がリンクし
想いが重なっていく魁ちゃんの弾き語り。

「もんてろと分け合ってね」

ファンからお土産を渡された時に
添えられたひと言。
だけど
あの当時のもんてろは本当に怖くって
声をかけることすら躊躇われて
結局分けられずに
一人で持ち帰ったりしたというエピソードを交え

・・・そんなもんてろが

今では

「何でも話せる唯一の人」と親しみを込めて
言ってくれる

そんな間柄に変わったことを
心から嬉しそうに語る魁ちゃん。

実はあの頃の私の夢は
もんてろと仲良くなることだったのかも」
と振り返りながら
フロアの隅で
グラスを片手に見守る
もんてろへ軽く視線を移した
魁ちゃん

中には絶叫の時の方が、
「あの時の方が楽しいに決まってんじゃん!」

そう言う人がいるかもしれないけれど
私は今、
今の方が楽しい!
今の方が幸せ!

今のもんてろが好き!

だから
形が変わって良かったな!って
本当に思います

【形を変えた未来】

その歌声に
その歌詞に
ステージを見つめるもんてろ
そっと
アイコンタクトを送る魁に

会場のあちこちから聞こえ始めた
涙の音

この涙こそ
これまでどうしても拭いきれなかった
そんな人たちの心の澱を
すべて流し去ってゆくのです。

二人が変わったんだから
僕たちも変わらなきゃ

そんな想いが
はっきりとみんなの中に芽生えた
まさにその瞬間だっのです!


すべての時間
その瞬間を愛おしく思えるのは
心からの幸せに感謝しているから

今を一緒に生きてくれる
みんなへ
家族へ
もんてろへ
そしてあなたへ

ギターを置いて
ピアノで届けた

【ふるさと】


そのままピアノでもう一曲

前日、
米子から名古屋入りした魁ちゃん
前回の「米子」に想いを馳せたとき
思い浮かべる一つの顔があります

2、300人は入るハコに
5、6人しかいなかった・・・あの日。

フロアライブとしてやった
あの景色の中に
今は来なくなり
(エックス上での)足跡も見つけられなくなった
あの人の顔があったな・・・って

【君に聞かせたかったうた】

この歌を聴くたびに思います

真摯に応援してくれるファンを
魁ちゃんがどれほど大切に想っているかを

だからこそ元気でいたい
元気でいなくちゃ!
そう思うと同時に
魁ちゃんの歌の最中に申し訳ないけれど

もしオレが突然
もんてろのフロアに居なくなったら
もんてろはどう思うんだろう・・・

もんてろに
こんな切ない気持ちを覚えさせたくはない!

元気でいたい!

ずっとそばにいたい!

そう改めて思うのです。

「みんなも歌作って欲しかったらライブに来なければ・・・」
魁ちゃんは
そうおどけて見せたけれど

だからこそ余計に
魁ちゃんの中にある「寂しさ」「痛さ」が
感じられるのです。

魁ちゃんの切なる願い
私の前から突然「いなくならないでね」


気付けば10年・・・

ステージを降りるタイミングは
いっぱいあった
ものすごいメンヘラで
もんてろしか知らない
「脱走」事件だったり
濱田さんと大げんかしたり
「やめてやる!」って思ったことは数知れず
絶叫が止まった時だって
私だって結婚して子供産んで・・・
そんな道を選べたはず
天体3349が止まった時もそう。
もうバンドなんて嫌だ!
人と一緒になんてもうやりたくない!

そんな気持ちを思い止まらせてくれたのが
みんな。
そんなときみんなの声が聞こえてくる
想いが届いてくる
だからステージに立ち続けられた。

今日もこうしてステージに立っている
そして、あんなに仲の悪かったもんてろと
仲良くなって
私のステージをもんてろが見守ってくれている

ありがとう!

【下を向いて歩こう】

迷いながら見つけた見つけたもの

それは・・・今
私の目の前に広がる景色
私が見つけた「たからもの」


いつも待っててくれてありがとう
地元のみんなが見守っていてくれるから
帰ってくる場所があるし
旅にも出て行けます

【ステージパス】


MCと曲が見事にリンクして
魁ちゃんの想いが映像として浮かび上がってきます

これまで

そして未来

事柄
人柄
間柄

この十年間の
起承転結を40分のストーリーとして
見事に仕立て上げた
最高の弾き語り。


魁ちゃんが描いたこの日のストーリー

しあわせ、だ
予感
僕の知らない君
形を変えた未来
ふるさと
君に聞かせたかった歌
下を向いて歩こう
ステージパス


この日のローリングマンの景色で
真っ先に思い浮かぶのが
目にもあざやかな「黄色」

魁ちゃんの今年の生誕Tシャツのカラー

そのTシャツに身を包んだもんてろ
その上にシースルーのビスチェ

もうね、可愛さ違反です!

二人が同じTシャツ姿で
ずっと笑顔を浮かべている
もうそれだけで
エモーショナル

やさしい唄を歌えるようになった
もんてろの6回目となる
京都、大阪に続く
魁・生誕Day3
名古屋編、伏見ローリングマンでの
ピアノ弾き語り

名古屋という街は絶叫する60度が始まる前に
魁&もんてろとして
それぞれの音楽人生が始まった場所なんです

本格的にデビューする前の大須時代から話を遡ったもんてろ

2014年8月に
絶叫する60度として活動を始めてから
当たり前のように毎日ライブをしまくった日々
そして
2019年に
魁の言葉で言うところの

「休符」
約四年間、ライブの無い日々を過ごす中で
改めて
絶叫する60度として過ごした「毎日」が
かけがえの無いものだったと気づき
あの頃があったからこそ
今この瞬間、
一本一本のライブ
そしてこうして再会出来る「みなさん」が
とても愛おしくて
大切にしたいと言う気持ちで溢れております!

そう心境を綴ると、
あの頃に想いを馳せ
「あの日々があったからこそ」
その気持ちを忘れないように
そう思って描いた曲

【あの花】から
「特別」な弾き語りをスターさせたもんてろ

弾き語り初披露だった「あの花」
黒鍵を多用するこの曲はとても難易度が高く
この日の二日前に(13日)
「もんちぃらんど」(もんてろのファニコン)で

練習風景をライブ配信してくれた際、
その難しさに
悪戦苦闘するシーンを見せていたもんてろ。

ただこの日の演奏は
素晴らしいのひと言!

本番に強いのもさることながら
自身が
「精神と時の部屋」と表現し
スタジオに篭(こも)って
全集中モードで取り組む練習(鍛錬)

その成果が見事に表れていました!

緊張したぁ〜

めちゃめちゃ難しかったんですよ!

夜行バスで名古屋入りし
朝一番でスタジオに入りガッツリ練習した
エピソードを交え
それが報われた
この瞬間にホッと胸を撫で下ろした
もんてろ

その際、
フロアは少しざわざわしていました。
初めて
「もんてろの弾き語り」を目にする人が多かったですからね

そもそも
もんてろが弾き語りを・・・って
その事実がもう
夢か現実かといったところへ持ってきて
目にしたその演奏が
本格的に弾き語りを始めて
半年あまりとはにわかに信じられない!

そな想いが表れた
ざわつき

「すごい!」
「上手!」
「信じられない!」

そんな囁き声が聞こえたフロア


【ぬりえ】

肩の荷が降り
そしてあたたかく見守る
「みんな」にさらに勇気をもらうと
もんてろが
自身の心のうちを話し始めます。

あの「天邪鬼」だった
もんてろが
飾らずに
心からの想いを
「好き」だという感情を
まっすぐにの
「まんま」のもんてろの言葉で
届けるのです

「みんなは何でも話せるような人って身近にいますか?」

私はね、今までいなかったんですけど・・・と
たまたま遠征に出かける直前に見た
テレビでの内容を交えながら

自分に当てはめた時に
思い浮かんだ・・・その人を

「あっ!魁だな」


はっきりと
まっすぐに言い切った
もんてろ

家族にも話せない事を話してたり
(何だろう・・・ね)
(みんなには言えないような)二人だけの秘密があったり

あの頃が嘘だったかのように
今ではそんな間柄になった
魁との間柄を
とても嬉しそうに話すもんてろ

この魁のお誕生日企画の旅先でも
こんなことしたいよね!
あんなことしたいよね!
あそこ行ってみたいよね!

などと
これからの未来
楽しいことがいっぱい待ってる事を
語り合ったのだと言います

形は違えど
二人で同じ景色を見て共感し合える
そんな【今】を
本当に愛おしく思っていると
やさしい表情で話す
もんてろ

そして
そんな愛しい日々を繋いだ先に
自分の大きな目標として掲げている
【Zepp名古屋】のステージ

そこに
魁と二人で立つこと!

君となら
君だから
どんな色にだって
塗り替えることが出来る!

そんな想いを込めて作った
【ぬりえ】を
最大限の感謝を込めて唄う
もんてろ

アウトロの一音まで
心を込めたアルペジオ奏法で
丁寧に弾いた姿に
魁ちゃんへの「愛」が滲み出ていました。


【僕とぼく】

魁の事が大っ嫌いだったのは有名な話しなんですけれども(笑)

そんな魁の事が嫌いで
人間のことが嫌いだって言っている自分も
すんごく大っ嫌いで
何て弱い自分なんだろう・・・

絶叫の時はそう思っていました

今はどうかと言うと
「弱い」のも実は強みであったり
「弱い」からこそ人の痛みが分かる
そんなふうに思えるようになったと言う
もんてろ

まだまだ・・・だとは言いながら

自分のことを
自分で受け入れられるようになった
認めてあげられるようになってきたとも
合わせて言います。

受け入れることによって
自信が持てたりだとか
音楽の幅が広がったり
表現の幅が広がったりする事に
自分自身で期待とワクワクが持てるようになりました!

それもこれも

魁のお陰
みんなのお陰
家族のお陰

今の私があるのは
支えてくれるすべての人のお陰

そんな
みんなの想いが育ててくれた
「私」=「ぼく」と
これからも
ずっと生きていきます!

その先にある
「目標」をしっかり見つめながら!

やさしい弾き語りでありながら
そんな「強さ」が「意思」が際立っていた
この日の「僕とぼく」


【キャスト】

自分で言うのも何だけど
やさしくなれたからやさしい歌詞を書くことが出来るようになりました。

「ゴキブリ」の歌詞を書いた時を述懐しながら
自身が紡ぐ言葉の変化に
自身の成長を照らし合わせます

この名古屋で濵田さんと出会い、
魁と出会い
名古屋から広がって
目の前にいるみなさんと出会い
誰も出来ないような人生を送れているのも
本当に
かけがえのない出会いがあったからこそ

一人ひとりが私にとって
大切な
代わりの効かない存在(キャスト)です!

ボクらにとって
これ以上嬉しい言葉はありません!
そして、その想いは
そっくりそのまま
ボクらの想いでもあります

あなたが主役でいてくれるからこそ
あなたが舞台にいてくれるからこそ
あなたのキャストでいられることが
心から嬉しいのです!


【カウントダウン】

この曲を最後に
魁に繋げたいと思います!

そうもんてろが言うと

「まだ10分あるよ!」と

魁ちゃんの声が袖から聞こえます

40分の持ち時間は
まだもんてろには長かったのか・・・

「えーーーっ、ホッとしてたのにぃ」と
苦笑いなもんてろ

魁ちゃんの甘えを許さない
突っ込みに

「どうしよっかなぁ・・・」、と
視線を上方へ向けながら
考えを巡らせるもんてろ

その時
ファニコンでの配信での
やり取りを思い出したのか
もんてろの表情に
悪戯な笑みが浮かびます

視線を戻し
その笑みをフロアに向けながら
「ちょっと立ってもらってもいいですか!?」
とリクエストした、もんてろ

「もんちぃらんど」を見ていたワタシは
ここで「アレ」をやるんだ!なと察します

「ポニョ」

三途の川のポニョを!

先日の「WAXX」で
「俺たちのWAXX」な期待に応えるかのように
ポニョ三連チャンで沸き散らかしたのは
知る人ぞ知るお話し

弾き語りで「それ」やったら
カオスだよねぇ・・・なんて話しを
「もんちぃらんど」でしていたばかり

とは言え
ピアノ弾き語りとして習得している訳ではなく

早巻きを
許してもらえなかった(笑)
苦肉の策で
咄嗟に思いついたこの挑戦!

「ええぃ!やったれ!」の
場当たり的なスタートではあったものの
そこは
もんてろの舞台度胸といいましょうか
ポニョと言ったら
例のアレですから
「笑い」を見事に組み合わせながら
スクワットへと導いたのです

その様子を
袖から顔を出し
スマホに収めはじめる魁ちゃん

さわりの部分しか習得していないので
全部弾けるように練習しときますね!

との言葉に

いやむしろ、習得しなくていいからと
弾き語りでスクワットさせるという
荒技を習得しようとするもんてろへ
釘をさしたフロア

こんな「遊び心」が生まれるのも
このあたたかい空間があったればこそ

本当に楽しいひととき

そして改めて
ラストの一曲
【カウントダウン】への
ストーリーへと戻っていきます。

もう次の東京で
誕生日会的なツアーは最後
久しぶりに行った京都や大阪
そしてここローリングマン

すごい楽しかったぁ

共に行動した魁ちゃんや
みんなとの再会
新たな出会いに思うところとは別に
今となっては難しくなった
「一人の時間」を過ごせたこと

家族への感謝も忘れない
もんてろ

形を変えた未来で
果たした再会

変わったようで
その実、中身や想いは変わっていない!
そんな
「あたたかさ」に触れてきて
しみじみと感じてる想い

「幸せだなぁ」と口にします

そして改めて
魁ちゃんへ「ありがとう!」を伝えると
魁ちゃんもまた
「ありがとう」と袖から返すのです

まさかね
今こうして自分が弾き語りをするなんて!

自分の弱いところを
どうにかして隠そうとしていたあの頃には
想像もしていなかった
未来

弾き語りなんて特に
唄の巧拙がはっきりと出てしまうもの

それを始められたのも
自分が変われたから
変わるきっかけをくれた「みんな」がいたから

そのお陰で
「弾き語り」ならではの楽しさを知ることができ、そしてこの日のように
40分という長めの時間を弾き語り一本でやり切れたという自信を持て、
次のステージへの意欲につながって
私の今の
とても大切なバンドたる
「あんた何か」へ還元できます!

力強い言葉で締め
この幸せを噛み締めながら
魁ちゃんがいちばん好きだという
「カウントダウン」を唄いあげたるのです!

感動の拍手に包まれた
ローリングマン
そして
袖からも拍手が聞こえてきます

「すごいね!
どんどん上手くなってる!
今日がいちばん!」と魁ちゃん。

改めて満場の大拍手が沸き起こります!

幸せなのはこちらの方だよ!
そう言わんばかりな
みんなの大きな大きな拍手
それを
深く下げた頭を
しばらくそのままにしながら
心の中に大切にしまい込むかのように
受け止めていたもんてろ

MCから歌への流れ
情景が浮かぶストーリー
弾き語りでありながら
もんてろの
いや、もんてろと魁の記録映画を見ているような本当に素敵なライブでした!

あの花
ぬりえ
僕とぼく
キャスト
(ポニョ)
カウントダウン


アンコールは二人のコラボ

こちらの期待通りに
絶叫する60度の楽曲をプレゼントしてくれて
さんざん涙したフロアへ
さらなる
「しあわせ」の波状攻撃です!

魁ちゃんの生誕企画でありながら
最高の「贈り物」を貰ったのは
間違いなくワタシたちの方でしたね。

さぁ、いよいよ
その時

魁ちゃんがもんてろを呼び込みます。

すると

「お酒を飲むと三番に行きたくなるんだよねぇ」と
ステージに姿を見せた
その刹那
小走りでステージを降りるもんてろ

因みに
「三番」とはトイレのこと
これサービス業の隠語で
「一番」は食事、「二番」は休憩、「三番」はトイレ

笑いに包まれる
ゆる〜りとした空気

「ステージに出てからそれを言う!?」

魁ちゃんの言葉とフロアの笑い声を背に
「三番」へ走るもんてろ

間を繋ぐ魁ちゃん

もんてろはマジで凄いと思う!
弾き語りを始めて半年・・・?

(※ワタシに確認を求める魁ちゃん)

※厳密にはもう少し長いんだけれども
もんてろが「本格的に」と
その期間を「半年あまり」とフォーカスするなら「半年あまり」で間違いないのです!

さっきもさ
専門的な話を(コードの話)してたんだけど
全部通じるんだよね!
初心者の人だと全く通じないのが普通なんだけどそれが普通に全部通じる。
本当に勉強してるし努力してる
弾き語りももの凄いスピードで成長してるし
これからがホントに楽しみ

初心者のもんてろを見れるのは今だけ!
ホント、みんなは貴重な体験をしてるんだよ!

と・・・力説。

するとそこへ
「三番」から戻ってきたもんてろが
「何!?悪口?」とおどけ

「よし、やろっか!」
「やろ!やろ!」と
二人で声を掛け合いながら
セッションの準備に取り掛かります

予想つくと思うんだけど
絶叫の曲をやるんだけどね・・・笑

と魁ちゃん

こうやって素直に歌えるようになるなんて
思ってなくて
ちょっと前までは
絶叫の曲を聞くとしんどくなって
歌いたくないなって思ってた

と続けると

もんてろが「分かる!」
私も聞きたくなかったもんと相槌をうちます

それが今では
素直に歌える
一緒に歌える
そんな関係になったこと
そんな未来を作れたこと

つくづく未来って、分からない
つくづく未来って、おもしろい

二人が口を揃えます。

こんな未来をだれが想像したでしょう・・・?

というより
本人たちですら
想像もできなかったと言うのですから、
ワタシたちが想像出来るはずもありませんね。
この二人には
絶叫の頃から
見たこともない景色、
想像の遥か上をいく景色を
何度も見せられてもらってきましたが
この景色
この未来はもう
「奇跡」としか表現のしようもありません!

しかも、
ただ絶叫する60度の唄を歌うのではなく
二人が「弾き語り」で
セッションしながら歌う「未来」が来るなんて・・・

上手(かみて)にギターの魁ちゃん
下手(しもて)にピアノのもんてろ

「立ち位置が(逆)」

そう言いながら
違って見える景色をむしろ楽しんでいるかのような二人。

歌い出しのきっかけを
お互いに探り合いながら
キャッキャする仲睦まじさを
二人の軌跡を思い出しながら
感慨深げに見守るフロア

あの日以来
魁ともんてろのユニゾン
アカペラスタートの
【三年days】で二人の声が重なります

僕は君を傷つけていた
君も僕を傷つけていた

久しぶりさを感じさせない
身体に
魂に
沁みついた旋律

弾き語りゆえに
際立つヴォーカルに
この数年の成長と変化が伺えます

それぞれのソロパートを歌い終えると
もんてろの主旋律に
魁ちゃんがハモリを被せます

泣くつもりなんて無かったけれど
あまりの二人の美しさに
涙が溢れてきます

大人になった二人の
「三年days」
痛みを知った二人の
分かりあった二人の
十年目に歌った真実の
「三年days」

「終わっちゃうね」
「東京、帰りたくねぇ〜」

この愛おしい時間よそのままに!
とばかりに
もんてろが心の声を言葉にします。

そんな想いが
次の曲への時間を引き延ばします

まさか
お互いに楽器を弾きながらやるとは思わなかったよね!おもしろいね、人生って

・・・と笑い合う二人

続ける勇気
戻ってくる勇気
そして
許し、認め合う勇気が
あの日約束した

いつかみんなで笑い合おう

みんなで幸せになろう

その想いを叶え
現実のものにした

「形を変えた未来」

二人が想いを込めて歌ってきた
歌詞そのままに

心を合わせ
その歌詞を噛み締めるように

桜は二度散る、そして二度咲く

を歌った二人

「終わりは人の諦めが作る」


この二人の物語りは、まだまだ終わらない!
むしろ
ここからが本当のスタート

この日の「奇跡」を目の当たりにした
「みんな」が思った共通認識

あたたかい拍手と歓声の中
魁ちゃんが言った
「またやろう!」に大きく頷いた
もんてろ

もんてろと魁が示した

形を変えた未来

それは
これ以上ない「幸せのカタチ」

しあわせ、だ

そんな二人の共演が
5月8日の「モンパレvol.51」でまた見れますよ!

おそらくもんてろは
この日はピアノではなく「オケ」だと思います。
このイベントの特性上、
魁ちゃんも「オケ」で・・・なんて
そんなレアなライブを期待したりもしています!

要チェックですよ!

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