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オリックスのドラフトについて考えてみた

初めまして。自分の考えを文字で残しておきたいだけなので見せられる文章ではありません…ご了承ください(TT)


ポジションごとに今シーズンの主な選手の成績を振り返りそれを基にドラフトで獲得して欲しい選手を書いていこうと思います。

では早速。

全体チーム防御率 4.04(リーグ4位)

先発投手編(チーム防御率3.89 2位)

現在時点での主な先発投手の成績はこちら。

山本由伸 17試合119.2回8勝4敗防御率2.18

田嶋大樹 17試合103.1回4勝5敗防御率4.01

アルバース 14試合77回3勝7敗防御率3.86

山崎福也 13試合75.1回4勝5敗防御率4.90

山岡泰輔 10試合55回2勝5敗防御率2.78

鈴木優 7試合30回1勝3敗防御率7.50

榊原翼 6試合28.1回1勝2敗防御率4.13

増井浩俊4試合20.1回2勝1敗防御率3.54(先発時)

山本は一時の不調も乗越え2年連続の最優秀防御率のタイトルを手中に収め、現時点で奪三振139と投手2冠も現実味を帯びてきました。日本のエースと言っても過言ではない圧倒的な成績は流石です。

その山本と並び開幕からローテを守るのが左腕の田嶋。防御率は前回登板で4点台に突入してしまいましたがQSは10回と毎試合ゲームを作っています。期待されながら1年間ローテを守った経験が無いため今年は飛躍の年となりました。

アルバースと山崎福也は防御率以上にゲームを作っており貴重な戦力となっています。特に山崎は自己最多の4勝を挙げ、ブルペンの便利屋からローテ投手へステップアップしたことは二軍監督に就任後、真っ先に指導した中嶋監督代行にとっても嬉しいとは思います。

山岡は開幕投手を任されながら2度目の先発で緊急降板し、さらにリハビリ中に胃腸炎を患い体重が激減するなどアクシデントに襲われた1年でした。エースとしてチームが苦しい時に仕事が出来なかった責任感は抱えており心身ともに負担の大きなシーズンかと思います。ただピッチング面では悪いなりに纏めるスタイルを確立出来たのは怪我の功名でしょうか?

鈴木優はシーズン序盤のローテ再編で回ってきたチャンスでプロ初勝利を挙げるなどアピールしましたがその後は四死球の多さから崩れる試合が増えて二軍降格。ただ被打率は.220で奪三振率が8.70のためリリーフからもう一度活路を見出すのも悪くないと思います。

榊原は去年の10試合連続QSのような安定感を期待していましたが今期は少し壁にぶつかってしまいましたね。被打率が.282でWHIP1.87は改善しないとローテ投手としては厳しい…とは言えまだ高卒4年目と若いため来年以降に期待したいです。

今期先発投手として復活したのが増井。9月から投げ抹消を繰り返しながら4度登板し毎試合ゲームメイクしています。直球とフォークの2ピッチだったリリーフ時代からスライダーやカーブも時折織り交ぜながら熟練の投球を披露してます。来年もこの起用法で年間10〜15試合ほど先発してくれればチームとしては有難いのでは無いでしょうか?

他にも竹安大地やドラフト1位ルーキーの宮城大弥がシーズン終盤に先発登板し好投しました。

来年以降も山岡、山本、田嶋の三本柱はチームにとって大きな強みとなります。ファームでも本田仁海が13試合70.2回と経験を積んでいます。宮城や前と共に数年後のローテを担う人材も数多く抱えています。

ただ競争を煽るために即戦力投手を1枚加えることも大事です。下記がその候補選手です。

栗林 良吏(トヨタ自動車)178cm80kg 24歳

村上 頌樹(東洋大)174cm75kg 22歳

大道 温貴(八戸学院大)178cm83kg 22歳

栗林投手は今ドラフトの注目株で1巡目指名は確実の社会人No.1右腕です。大学時代に指名漏れを経験した悔しさをバネに名門トヨタ自動車で1年目から活躍した逸材です。こんな選手どのチームも欲しいですよね(笑)

村上投手は智弁学園でセンバツ優勝も経験した投手。非常にクレーバーだと高校時代から見ていました。この秋のリーグ戦で肉離れで戦線離脱したニュースは心配ですがゲームメイク術に長けており1年目からでも5勝は計算できると思います。

大道投手は地方リーグとはいえ山川穂高や外崎修汰のようなリーグを代表するバッターを輩出した富士大相手にリーグ記録に並ぶ18奪三振を記録した東北地方を代表する好投手です。

上記3人のような即戦力の先発型を確保して強みをさらに伸ばせばリーグ屈指の先発陣になると思います。

中継ぎ投手編(チーム防御率4.31 6位)

山田修義 40試合33.1回3勝4敗15H防御率4.32

ヒギンス 35試合35.1回2勝3敗15H防御率2.29

ディクソン 33試合29.2回0勝3敗13S防御率3.64

荒西祐大 29試合31.1回勝敗なし3H防御率4.88

吉田凌 27試合23回2勝2敗4H防御率2.74

齋藤綱記 27試合20.2回1勝1敗3H防御率4.79

澤田圭佑 24試合21回0勝2敗防御率3.43

吉田一将 19試合27.1回1勝0敗防御率3.62            (リリーフ時)

富山凌雅 18試合18.1回0勝2敗3H防御率4.42

比嘉幹貴 15試合10回勝敗なし6H防御率0.90

漆原大晟 14試合15.2回勝敗なし1H防御率3.45

山田はシーズン序盤から奮闘しチームトップの40登板。ただWHIP1.59、被打率.276は勤続疲労も原因している?奪三振率の高さは魅力的なので使い方を慎重に考えればまだまだ息の長い投手になれるかと。

開幕二軍スタートも昇格後は勝ちパターン入りしたヒギンス。チームトップの15Hは立派です。不安材料は山田と同じくWHIPや被打率の数値。それでもあのチェンジアップは魔球ですので残留して欲しい投手です。

今年もクローザーの座はディクソン。年齢による衰えがチラついていますが彼以外に任せられる人材がいないのも現状。まだ数年は腕を振り続けて欲しいです。

荒西はやはり大事な局面で試合を壊してしまうシーンがどうしても印象が強いため批判の的になりやすいですがチーム4位の登板数です。雑な役回りでも仕事をしてくれるのは貴重な存在ですし必要戦力であるのは間違いありません。

ファームで結果を残すも一軍では伸び悩んでいた吉田凌でしたが今年は覚醒。奪三振率10.57、被打率.128、WHIP1.09は非常に優秀です。四死球の多さが課題ですが次期火消し役に実は1番向いている投手と思っています。

齋藤は嬉しいプロ初勝利を記録した変則左腕。去年の防御率が10点台だったため大きく飛躍した1年でした。ただ対左の被打率が.288は改善しないとこのタイプは今後厳しくなってきますのでもう一皮剥けて欲しいです。

澤田は怪我での離脱が本当に勿体ない…ホールドを今年は記録していませんが各指標の優秀さはチームトップクラスでした。来年は勝ちパターン筆頭候補の1人です。

富山、漆原の「中嶋チルドレン」は次世代を担うリリーバー候補です。富山は10月に入って6失点と息切れ気味ですが常時145㌔は計測するストレートは速球派左腕が少ないパ・リーグでは今後も活躍出来そうです。漆原も現在はビハインド時の登板が多いですが力強いストレートは魅力ですしウイニングショットが見つかれば勝ちパターン入りも見えてきます。

比嘉は夏場に離脱しましたが年齢を感じさせない働きで未だに防御率は0点台です。来年以降も重要な場面での火消し役を任せられる存在です。

ここまで各選手の振り返りを行いましたが今シーズンも低迷している原因はやはりブルペン陣の不調です。開幕戦から山岡にスイッチした神戸と吉田一将が打ち込まれ一挙8失点…次カードのロッテ戦でも火曜日からディクソンが崩れサヨナラ負けを喫し史上初の同一カードr…(以下略)海田や近藤など計算していた投手が居ないので台所事情が苦しいのは当たり前です。

現在もベテランや助っ人勢に頼りがちでフレッシュな面々が台頭も経験が浅く来年いきなり勝ちパターンを任せるには重荷です。割り切ってあと数年は今年と同じくベテラン、助っ人、補強組で耐えて未来に向けた種まきを今からしたいところです。また、先発争いから漏れた場合は鈴木優や榊原翼、K-鈴木もリリーフに転向するのも悪くないかと思います。数年後、TJ手術から復活した黒木優太や近藤大亮を軸にブルペンを強固なものにしていくために今ドラフトで獲得して欲しい選手が下記となります。

小野 大夏(Honda)177cm80kg 21歳

ここ数年のオリックスでよく聞く「高卒社会人」の括りの中では個人的にNo.1のピッチャーです。最速150㌔を誇るストレートは威力十分でチームに少ない速球派リリーバーです。

小林 樹斗(智弁和歌山)182cm85kg 18歳

世代を代表するピッチャーの1人で最速は152㌔の剛腕。高校時代から救援に回ることも多く肩の消耗も他の選手に比べて少ないのも魅力。じっくりファームで育てれば3年後からでも活躍出来る大器です。

捕手編

って本当はこの後も書きたかったのですが正直に言うと気力が持ちませんでした(=野手陣の成績を直視できませんでした😭)

ってことなのでここからは「ぜひうちに来て欲しい!」選手のみを各ポジションごとに書いていきます。

捕手編

関本 勇輔(履正社)177cm85kg 18歳

二俣 翔一(磐田東)178cm75kg 18歳

捕手はこの2人を挙げます。どちらもバランスの取れたタイプの捕手で打撃も悪くありません。會澤翼のようなタイプになれるんじゃないかなと考えています。まずはファームで育てて数年後は打撃型の頓宮、守備型の若月と一緒に3人体制を築けれたらと思います。

内野手編

佐藤 輝明(近大)187cm94kg 22歳

平良 竜哉(九州共立大)170cm72kg 22歳

どちらも思い切りのいいフルスイングを魅せてくれるサードのレギュラー候補。既に佐藤選手は1位指名を公言していて競合は必至の逸材。

対して平良選手は3位縛りとのこと。その順位で指名するかはまだ不透明ですがぜひ来て欲しい選手。2年連続で沖縄にゆかりがある指名が続いているので今年はどうなるか!?

外野手編

五十幡 亮汰(中大)172cm67kg 22歳

来田 涼斗(明石商)180cm85kg 18歳

五十幡選手に関しては今在籍している俊足巧打タイプの選手を一気に置いていくレベルと思っています。走力を活かした守備範囲に強肩を併せ持ち「サニブラウンに勝った男」という通称はインパクトも充分。坂口智隆以降なかなか現れない「1番センター」争いに終止符を…

来田選手は1年夏から甲子園を湧かせた地元のスター候補。3年夏は少し調子を崩したように見受けられましたが大舞台での経験も豊富で評価は変わらないはず。小学生の頃、「オリックスJr」だった経歴もファン心理を擽ります(笑)


以上となります。運命の10.26、今年も良いドラフトになりますように😌





















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