お前はお昼に外でおじやを食べたことがあるか~庄屋のおじや~
先日、こんな記事を読んだ。
九州にある和食レストラン・庄屋には「おじや」があり、しかもそれが主力として推されているらしい。
ホンマか??
記事を読んでも正直信じ難い。
仕事柄外で食事をすることも多く、しかもその食べる時間は昼時を過ぎることが多いのでそうした時の駆け込み寺として庄屋に行くことはあった。
だがおじやがそれほど推されていたのか、と問われると分からないというのが今の答えだ。
大体庄屋に入ると刺身とか天ぷらとかに目が向いてしまうので、これまでも庄屋のメニューとしっかりと向き合ったことがなかった。
という訳で確かめてきた。
こういうのは一回は食べてみないと気が済まない。
肝心のおじやに行く前にどれだけおじやが推されているのか確かめてみたいと思う。
まずはお品書きから。
表紙からおじやである。君めっちゃ推すやん。
続いてメニュー内。
それぞれ簡単な紹介文が載っている。
定食の紹介文が3行。
海鮮も3行。
おじやは7行。好きなものを早口で喋るオタク?
ちょっとお品書きを見てもこの扱いの差。お品書きを開くと真っ先に出てくる、というほどに扱いが大きいという訳でもないのだがこの静かに推してくる様は意識して見ると面白い。
因みに公式サイトを見ても、
グランドメニューで「せいろ」「御膳」に並んで別枠で「おじや」。
コンセプトの紹介のイメージにおじや。おじや大好き人間である。
さて本題のおじやを見てみよう。
メインのおじやに加え、佐世保に本社がある庄屋らしく同じ長崎の松浦名産であるアジフライに茶わん蒸しまでついてくる贅沢さ。これで値段が1000円ちょっとなのだからお得というものであろう。
なお、松浦がどれだけアジフライを推しているのかというと
ローカル電車がこの有様である。
おじや単体を見ると見た目こそ大きく変わらないが食べ進めていくと中には細かく刻まれた野菜が入っており、やさしい味わいである。
そして、メインに入っている餅。写真では沈んでしまっているがこれが時間をおくとどんどんおじやの中に溶けていき、とろみがついて時間を経るごとに美味くなる。
なんでこの餅が溶けだしてとろっとしたおじやが少ししか食べられないんだ俺は……っ!!
そしてこの端に添えられたゴマと青唐辛子味噌。これがただ食べ進めてくると飽きが出てくるであろうおじやの味変としてとても良い。
なんと満点の内容で考えられたセットであろうか。
という訳で初めて食べた庄屋のおじや。思っていた以上に良かった。
これは庄屋に行った時また食べてみたいな、と思える味である。
店舗は基本的に九州・山口にのみ存在するのでもし今後こちらの方面に旅行するようなことがあれば食べてみてほしい。
ただ一つ注意するなら、当然の事ながらあっつあつで出てくるので夏場などはおススメしない。汗だっくだくになるので。
お前はお昼に外でおじやを食べた事があるか?
俺はある。
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