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チャリ駒形の東京湾奥河川シーバスパターン - 2月編
2月 バチ抜けが本格化! ワンダーの実力をリアライズ
東京湾奥河川をホームにシーバス歴20年超のキャリアを持つチャリ駒形が過去の経験と実績に基づく月毎の攻略法を解説。寒さ厳しい2月だが日照時間が伸び、季節は着実に春へと歩を進める。1月のパターンとの違いが気になるところだ。
「東京湾奥河川の1月と2月は、シーズナルパターン的には大きく変わりません。違いは、例年2月になると湾奥河川の各エリアでバチ抜けが本格的にはじまります。場所によってはアミパターンもはじまります」。
1月のベイトはバチとハゼ。2月はアミも加わって攻め方の幅が広がる?
「そうなんですが、ただバチでいうと2月は抜ける場所が増えるし、バチパターンの難易度は1月より下がります。バチ抜けを初めてやる方でも比較的釣りやすいので、ビギナーの方ほどバチに絞ったほうが良い時季といえますね」。
”水底の砂や泥の中に生息しているイソメやゴカイなどの多毛類・環形動物が、産卵の為2月中旬頃から中潮や大潮の夜に常夜灯周りの岸壁際や流れの淀んだ場所の水面を漂い始める現象、それを「バチ抜け」と呼びます。底にそのまま浮遊しているのは底バチと呼びます。1~2月の比較的大きめの川バチシーズン、3~4月の塩分濃度の高い場所で抜けるやや小さめの港湾バチシーズン。”
2月はバチ抜け攻略で釣果は堅い。狙う釣り場の条件は?
「湾奥河川ならどこでも可能性があります。僕は市原や木更津周辺など千葉側の湾奥の小河川や運河に行くことが多いですね。バチ抜けがはじまるのが早いエリアで、小河川や運河のシャローを狙います。狙うタイミングは『1月』で解説したとおり、満潮が夕マヅメと重なり下げに入って2時間くらいから。バチのサイズは大小入り混じる時季でワンダー(シリーズ)の独壇場になります」。
シーバスルアーにシンキングペンシルというジャンルを確立したワンダーは、バチ抜けでも色褪せない実績をあげ続けている。バチのサイズに合わせたワンダーシリーズの使い分けがキーになる?
「バチが大きめのときはワンダースーパースリム135ライトが良いですけど、小河川や運河のバチ抜けでオールマイティに活躍するのがワンダー60。風が強くてワンダー60が浮上しすぎるときは、ちょっとだけレンジが下に入るワンダースリム70。この二つが主軸で、僕はスリム70を使うことが多いです。レンジ差は自分の感覚でいうと5cmくらい。このわずかな差で釣果がどちらかに偏ることがあります。無風ベタ凪ならフローティングタイプのワンダースリム70ライト-Fまたは90ライト-F。水面でバチがピューッと泳ぐようなi字系の引き波が効果的です。下げはじめる前に水面を泳ぐ気の早いバチも演出できます」。
ではバチ抜け攻略時のワンダー各種の使い方は?
「基本的にはみんな一緒です。アップクロスで投げてバチが泳ぐように流れに馴染ませながらゆっくり巻きます。フローティングタイプはダウン側に入れて、ラインスラックを回収する感じで流しながらスーッと引き波を立てるという使い方もします。とにかくワンダーをバチ抜けで使うときは巻きすぎや水の噛ませすぎはNGなので注意しましょう。そうすればワンダーの実力を実感できます。バチ抜けは5月頃まで続きます。ビギナーの方も2月に攻め方の基本を身につけておけば、3月、4月の釣果アップにつながりますからね」。
早春の東京湾奥河川でシーバスを狙うならワンダーシリーズを必ずケースに詰めてフィールドに向かおう。
2月の東京湾奥河川 推奨ルアー
ワンダー60
ワンダースリム70
ワンダースリム70ライト-F
ワンダースリム90ライト-F
ワンダースーパースリム135ライト
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記事 双木直行
写真 チャリ駒形
アミパターン:12~6月
アミとは1cmにも満たないヨコエビやイサザアミなどのプランクトンの事。汽水域の河川や河口付近で多く発生する。
バチ抜けパターン:12~6月
バチとはゴカイやイソメの総称で、満月の大潮の夜に地中から抜け出し産卵のため水中をただよう。
東京湾
2~3月 河川のバチ抜け
4~5月 港湾部のバチ抜け
ハゼパターン:12~3月
冬になると表層にベイトがいなくなると始まるのがハゼパターン。主に沼地に生息し、2月、3月は河川や港湾などでパターンになる。
イカナゴパターン:
サーフや河口などの砂地に生息している。夜は砂に潜り、日の出とともに砂から出てくる。全国どこでも。
コノシロパターン:10~3月
冬から春にかけて、20~30cmのコノシロが港湾や河口などで群れを作って泳ぐ。
メバルプラッギング:12~5月
ライトプラッガーの真骨頂!!冬から春先にかけて、表層を意識して上を見上げて漂うメバルを、足場の良い漁港・河口、常夜灯周辺でプラグルアーで楽しむ釣り。
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