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迷走の日々:スピリチュアルワールド

私は元来スピリチュアルな人だと思う。子どもの時からなんとなく誰かが守ってくれていることは感じていたし、たまに後ろをふりかえって“ありがとう”などと感謝するような子どもであった。家の2階から空をみあげては、“あそこに神様が”などとお祈りしたりもしていた。こういう話はつきないのでまた別の機会にするとして。

そんな私のスピリチュアリティは在米中臨床心理の研鑽をつむことでさらに洗練(?)された訳だが、顔面痙攣においても大いに活躍してくれた。

私の友人たちや仕事仲間にはスピリチュアルな人、スピリチュアルなことに興味がある人が多い。ここでいうスピリチュアルは広義であり、人智を超えたものの存在を認め、自身の精神性の向上のために努力している人も含まれるし、前世や霊に興味があり霊能力がある人なども含んでいる。ありがたいことに私と顔面痙攣とのつきあいが長くなればなるほど皆心配し、色々アドバイスもしてくれた。細胞修復の音楽を聴いてみては、とYouTubeのリンクを教えてくれたり、自分自身の闘病でとても助かったからと遠隔気功ができる先生を紹介してくれたり。教えてもらったものは片っ端からトライして、細胞修復音楽などは修復はさておき睡眠の質が高まる気がして毎晩聴いていたと思う。クリスタルの音色なども紹介してくれたっけ。アメリカで人気があるというドナ・イーデンのエネルギーメディソンも友人の紹介でやってみた。

これら全て直接顔面痙攣の治療につながったのかといわれると答えはノーである。が、手術の成功、そして術後のかなり早い(看護師さんたちも驚くほど)回復はこれらのスピリチュアルワークのおかげと信じている。その話はまた後にするとして、このようなスピリチュアルな世界が与えてくれるのは希望、なのである。私の場合は手術をしないと治らないことは理解はしていた、でも自分にはまだ何かできることがある、コントロールできることがある、という感覚が希望を抱かせてくれたのだ。特に鍼治療で効果が得られずがっくりきていた時、でも手術にはまだ踏み切れない宙ぶらりん状態だった時に希望の光となってくれたのがスピリチュアルワールドだったのだ。

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