「ミッドナイト・トレンディ」が好きすぎる大人スノ担の妄想
SnowManに魅了されて早1年が経とうとしています。
もともと、クイズ番組に出ていた阿部亮平(以下:阿部ちゃん)は気になっていたのですが、仕事中の合間に(←)うっかり観てしまったYoutubeがきっかけで、どっぷり沼に浸かってしまい、2021年7月にファンクラブ入会。
しかし、去年のツアー、今年の滝沢歌舞伎は全滅。ファンクラブの恩恵を受けていなかったのですが、なんとありがたいことに今年のツアーに1公演参戦できることになりました。
ツアーといえばアルバムを提げてのものがほとんどです。彼らも、セカンドアルバム「Snow Labo.S2」を先日リリースし、これを提げてのライブツアーとなります。
今回はこのアルバムに収録されている「ミッドナイト・トレンディ」という楽曲の、個人的な感想と妄想を綴っていきます。この曲が好きすぎて、リピートしまくっていて、この曲以降をあまり聴けていないほど(え)、大好きな楽曲なのです。
ちなみに、筆者はスノ担歴1年の新参者です。ジャニーズJr.時代から応援している方からすれば「まだまだわかってないわね」と思うこともあるかもしれませんが、ここは大目に見ていただけると幸いです。
まず思い出したのがこの小説
この楽曲を聴いて、筆者の頭にまず思い浮かんだのは「スローグッドバイ(著:石田衣良)」という短編集に収録されている『スローグッドバイ』という作品です。
この作品は、別れる恋人同士が「さよならデート」をする物語。フリーライターの主人公とその恋人であった彼女が、思い出の地、横浜で「さよならデート」をするというもの。
作中、主人公が運転する車は首都高を走ります。行きと帰りで、ふたりの交わす言葉の変化や、数の変化が、彼らの心境を身近にさせ、まるで自分ごとのように切なくなっていきます。
「ミッドナイト・トレンディ」は、歌詞の内容から「さよならデート」というポジティブなものではなさそうですが、「別れ」そして「高速を走る車」はこの『スローグッドバイ』と共通するものがあります。
もし、『スローグッドバイ』が映像化されるなら、「ミッドナイト・トレンディ」を主題歌にして欲しい……(切実)(なんなら私が脚本描きたい)。
余談ですが、筆者はこれが初めて読んだ石田衣良氏の作品。『スローグッドバイ』も大好きな作品で、冒頭の一文を空で言えるほど。
実はこれ、「君彼」シリーズの最終章なのでは?
SnowManの楽曲には「君彼シリーズ」というものがあります。(言い方が正しいものかは不明です)
①君の彼氏になりたい。
②僕の彼女になってよ。
③僕に大切にされてね。
このシリーズは歌詞の中で時間が進んでいき、主人公と思われる男性が、好意を寄せている女性との関係を進めていこうとする様子が描かれています。歌詞をざっくりとまとめるとこんな感じ。
①では夜8時〜夜11時半(12時も少しある?)
→僕のお家に来てるけど、キミ、帰るの帰らないの、どっちなんだい!(byなかやまきんにくん)
②では夜11時半〜深夜2時
→部屋で一緒に過ごしてたらいい感じ!部屋の明かりも消したし、もうキスは目前!だけどその前に潔く告白します!
③では深夜2時〜朝方4時
→どうしてか、僕のパジャマを着た君と一緒に毛布にくるまっている。勇気をだして朝までいようって言ったのに、パジャマ置いて出て行くなんて……どういうことなんだい!!(byなかやまきんにくん 2回目)
この楽曲についても様々な解釈がスノ担さんの間でされており、にやけながら見ているのですが、③のあとの話が実はこの「ミッドナイト・トレンディ」なのではないか? というのが今回の内容(筆者の妄想)です。
下記、筆者の考察という名の妄想にお付き合いください。
上記3分作に出てくる女性(=「ミッドナイト・トレンディ」に出てくる女性)は、ちょっと小悪魔的な感じの女性。弄ぶ、というわけではなく、主人公(もうこの際SnowManのメンバーを想像した方がラクだし楽しい)のことは気に入ってるけど、本命にまではしないというポジション。都合がいい男かというと、そうでもない感じがする。微妙なポジション。でも、主人公はその女性にゾッコン。30半ば既婚の筆者からすれば「もっといい子いるよ〜!」とアドバイスしたくなるのだが「こういう恋愛を経て、最終的に自分に合う人と幸せになるのよね。もっと遊べ」なんて、我が子を見守る母、あるいは歳の離れた姉のようになってしまいます。
余談ですが、曲中、「Fu!」と叫ぶパートがあります。この「Fu!」には小悪魔的な彼女に対しての「まったく、君にはかなわないよ!」というため息が表現されているようにも取れます。
その彼女と、なんやかんやあって、晴れて付き合うことになったのはいいけれど、いつも求めるのは主人公から。こんな関係に嫌気がさしたのか、彼女から別れを告げられたのかはわからないけど、「最後」と思われる時間を高速道路の車中で過ごします。
この台詞を言ったのは主人公、女性、どちらとも取れます。
主人公が「やり直そう」とか、「もっと会おうよ」とか言っちゃった後の女性の返事。その反応を見て別れが待ち受けていると悟る主人公。
または、彼女が「もう疲れたの」とか、「今日で最後にしよう」とか言っちゃって、主人公がオウム返しのようにぽつりとつぶやく。そして別れなのかと悟る。
どちらが言ったとしても、主人公が別れを悟っているところに帰結する気がします。
まだ別れを確信していない主人公に追い討ちをかけるように、最初に出てきたフレーズ(引用部分)がまた出てきます。「言ってるじゃん、終わりだって」と後押しする歌詞の構成に思えてなりません。
曲の最後、主人公のやっぱり別れたくないという気持ちが垣間見えます。話し合って、もう一回やり直そう、仕切り直そう、という気持ちの表れでしょうか。でも、その話し合いも虚しく、二人は別れてしまうのでした……。
(Fin)
という物語を私は頭の中に思い浮かべました。こういう風に妄想すると、3部作〜「ミッドナイト・トレンディ」のセトリで聴きたくなりません? ならない?
楽曲を彩るSnowManメンバーの歌唱力
この楽曲はSnowManメンバーの歌唱力と表現力なしでは完成されません。SnowManで歌を引っ張っているのは「しょっぴー」こと渡辺翔太という認識が強いですが、この楽曲は各メンバーのいいところがふんだんに出ていて、ハーモニーもとてもピッタリハマっていて気持ちよく、「え、SnowManレベル高!」と誰もが思ってしまうこと間違いなしです。
岩本照(Mr.岩本、ひーくん)
Mr.岩本といえば、エンタメ溢れる振り付けをすることで有名ですが、実は歌唱力もめちゃくちゃ高い。
先日、ありがたいことに彼の主演ミュージカル「キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン」を観てきたのですが、声量がすごい。また、体幹が鍛えられているせいか、声にブレがない。なかなか激しいダンスをしながらも、綺麗な高音の楽曲を奏でていたのには感動しました。
深澤辰哉(ふっかさん)
SnowManのリアコ枠の彼が大人の関係?と思われるパートを歌っているのは、なんともいえない、たまらない。30歳を迎えた彼だからこそ、出せる色気がふっかさんの歌うパートには詰まっています。
宮舘涼太(ダテ様)
ダテ様の声がロイヤルセクシーすぎで耳がロイヤルになってしまう(謎)。所々現れる「て」の発音がすごく好き!
ラウール
まだ19歳の彼が、20代半ばの他のメンバーと互角にこの楽曲を歌えるのがすごい。恋愛経験を重ねていくのもきっとこれから、という彼に、どうしてこんな切なく艶のある声を出せるのか……。
目黒蓮(めめ)
この楽曲で、元々の歌のうまさがもっと引き立っている気がします。彼は「あ行」の発声がすごくきれいだなと思っていたのだけど、今回「た」の発声でそのきれいさを確信してしまいました。聴いていて気持ちいい!
佐久間大介(さっくん)
もうね、ため息が出る。それくらい表現力がある。表現力モンスター。声にもしっかりと表情をつけることができる、もしかしたらSnowManの中で一番幅広く活躍していくのではないかと思うくらい、表現力の引き出しが多い方です。
渡辺翔太(しょっぴー)
安定した歌のうまさ。彼がいるから、他のメンバーが安心して表現できるんじゃないかと思ってしまいます。歌の全てを支えているのが彼ではないでしょうか。高音になってもしっかりとした歌声。
向井康二(こーじ)
この楽曲に限らず、今回のアルバムで彼の良い歌声が全面に押し出されている気がしてならない! どの楽曲のどのパートを聴いても「好き……」ってなる。
阿部亮平(阿部ちゃん 筆者の推し)
白状すると、ファンになって1年経った今でも、自担の声がわからないのです。致命的。でも、よくよく聴くと「あ、これ阿部ちゃんかな」と。今回もめちゃくちゃ聴き込んで「あ、これかな」と思った箇所が、低音パート。掛け合いのところだと思われます(違ったらすみません)。一言一言を丁寧に、語りかけるように歌い上げる彼が愛おしい。好き(←)。
まとめ
この楽曲をSnowManファンの間にだけ留めておくのは、非常にもったいない! 広めたい。シティポップを聴いてきた世代にも聴いてほしい。公式さん、Youtube動画出してくれませんか? と心底思うほど、この楽曲が好きです。そしてこの楽曲に鮮やかな9色の彩りを吹き込んでくれたSnowManにも感謝したい!間違いなく、個人的2022年No.1の楽曲になりました。この楽曲が気になったら、ぜひSnowManのアルバムを聴いてみてほしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
追記
2023年6月、ライブDVD発売に伴い公式サイトから映像が投下されましたので、追加します✨感謝‼️
※歌詞引用元:「ミッドナイト・トレンディ」
作詞:作曲:編曲 きなみうみ
(きなみうみさん、素敵な楽曲ありがとうございました(感謝))
※2022年9月26日追記
深澤さんのお名前に誤字があったので修正しています。
※2023年6月24日追記
公式YouTubeよりライブ映像のURLを追加しました。
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