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模様替え

今日は身体中があちこち痛い。
膝を曲げれば、立ち上がるにも一苦労…久しぶりの筋肉痛だ。

昨日はこの暑いのに…
思い切って部屋の模様替えをしたのだ。

まず…わたしがコロナに感染し、4日後に夫が感染、同じ部屋で寝るわけにもいかず、それぞれの回復に合わせて1人づつリビングに布団を運び、別々に寝ることになった。

慣れない布団と部屋に、夫は寝られなかったようだ。
わたしは再感染のリスクを考えると、そんなこと言ってられないという気持ちで、5日間フローリングの部屋で寝た。

わたし達夫婦の寝室は昔から同じ部屋だ。
理由としては、寝ているとき突然具合が悪くなっても、お互いにすぐにわかるからというもの。

シングルベッド2台の他に整理ダンスやロッカーが狭い部屋に置いてある。
この部屋にはこの配置がベストとしか言いようがない…
動かしようもない…

この数年、ある不安が一つあった。
この寝室のエアコンは20年経っている。随分長い間使っている。
時々、ブーンと音がして、いづれ買い替えるようだと思っている。

ところが、エアコンの直ぐ真下にはベッドが置いてあり、取替工事をするには電気屋さんは、場所の余裕が無くて困るだろうなと心配していた。
ベッドは動かしようがないのだ。

そんな時に、コロナ感染だ…
「ねぇ、ベッドを別の部屋に動かそうか……今回はコロナだけど、もしどちらかに介護が必要になったら、このまま同じ部屋にベッドを置いとけないよね、涼しくなったら動かさない?」

わたしがこう言ったのが数日前、
そうしたら突然、前日の夜に
「さっ、明日はやっちゃっおう!」
「なにを?」
「ベッドを動かそう」

よっぽどリビングで寝るのがイヤだったんだろうね…
このままでいい…何かあったらその時はその時だ…って考えの人だったんだけど…

それで、突然の模様替えだ。
寝室からクランクの廊下を通って別の部屋にベッドを移動させる。
そのためには、とりあえず邪魔になるものをリビングに総移動させる…

狭いドアからベッドはそのままでは通り抜けできない…
たまたまヘッドがネジで取れたので分解して動かすことができた。

ベッドを移動させるのは、もちろんいちばん大変なことだったけど、次に大変だったのは長年の埃だ…
塵も積もれば山となる…
想像してたよりスゴイ量に驚きだ。

家具を動かす度に埃の掃除、
まず箒とちりとりで大きな埃を取り、次に掃除機で吸う、そして雑巾で拭く。
これの繰り返しだ。

この暑さ、エアコンはもちろんつけずに作業、久しぶりに汗が目に入って滲みる。
わたし達はコロナの病み上がりなんだけど…よくやるな…
もう、すっかり回復したのかも。

そして完了!
夫の寝室とわたしの寝室が別になった!
夫は自分の書斎と新しい寝室ができ、わたしは今までの寝室が、わたしだけの部屋になった。

テレビ、机と椅子を置き、ミシンと裁縫用具もこの部屋に持ち込んだ。
この歳になって1人だけになれる気楽な部屋、思ったより嬉しい!

これで、いつエアコンの工事が入っても大丈夫だ。
隙間ができお掃除もしやすくなった。
ベッドのシーツ交換も簡単になった。
もう、あんな埃は溜まらないようにしなければ…

そもそも…
なにかが起こるのは、寝てるときに限らないし、同じ家にいてもわからなかったりする。
増して外出中だって危険はいっぱいだ。
まぁ、とりあえず家庭内の呼び出しベルをチェックしてみよう。

今日はカーテンを洗い、網戸と窓ガラスも拭いた。
きれいになることは気持ちいい。
これで年末の大掃除は済んだ気分だ。

これからは少しづつ、わたしの部屋を思いどおりにしていこう。

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