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本音のおしゃべり

ここ数年、親しい友人とはできる限り月1で会うようにしている。
以前は年に数回だったけど、歳をとって時間もでき、会えるときには会っておこう…という話になった。

前回会ったのは6月、
既に半端ない暑さに、この夏は会うのはやめていた。

「そろそろ会って話したいね」
ということで、久しぶりに会うことにして日時も決まったのに…わたしのコロナ感染で延期になった。
そして、昨日3ヶ月ぶりに会うことができた。

友達との繋がりは自分にとって大事なものだ。
でも、毎日の生活のなかで、いろんなことが起こり、つまらないことに一喜一憂したり、気持も低空飛行になったりすることもある。
そんななかでは、友達に対しての気持も変化することがある。

自分自身の気持ちに小さな揺れがあり、友達と会わなくたっていいじゃない……会ったからって楽しいのか…?
などと考えたりもすることもある。

会うことになんとなく気乗りしない気持ちがある。
なぜかな…
わかってる、会って話すことが以前ほど楽しいとは思えなくなってるからだ…

何を喋っても、長年の勝手知ったる友人同士なので、気を使わなければならないことはあまりない。
でも、それがかえって(わたしも含めて)自由過ぎて他者を気遣えないこともある。
全ての時間がそうではないし、大口を開けて笑い合うことがほとんどだ。

友人は大事だし、増してこの年齢まで培ってきた長い時間は何ものにも代えがたい。
これからも、こんな友人はできないだろう。

でも、話してて、同じではない考え方に今更ながら驚くこともある。
考え方は違って当たり前、そういうときはお互いに言い合うこともある。

久しぶりにみんなに会えるのだから、楽しいはず…とは限らない。
そういう気持ちに落ち込んだりすることもある。
だからといってその縁を切ることはない。

共通の趣味で知り合った友達とはまた異なった繋がりがある。
趣味を挟んだお付き合いは楽しいが、その趣味から離れると連絡が途絶える友人もいる。

とまぁ…
会いに行くまでに、あれこれ考えたりしたが、会えば結局友人との時間はとても楽しかった。

1人の友人が
「楽しかったね、やっぱり本音で話せる人は少ないからね…」

そうなんだよね…
全部何から何まで話せるわけはないけど、他のどの友人よりもわたし達は深いとこまで話せる…

野菜作りのベテランでもある友人に、モロヘイヤ、ピーマン、オクラ、ししとう、ゴーヤーをいただいた。

帰りの荷物は重くなったけど、会う前の少し重い気持ちは軽くなり、次に会う楽しさは膨らんだ。

歳をとったせいではないと思うけど、なんだかんだと気持ちはユラユラする…
もう、充分年寄りだけど、これからもっと歳をとったら気持はどう変化していくんだろう…

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