日本の歴史探訪《後編》
尖閣列島を巡る中国の目的は、①制海権を太平洋に伸ばす為。②海底油田の採掘権の奮取③海洋資源の確保。今の所有権は確実に日本側にあります。
地主は固定資産税を国に支払い、国は借地料を払い続けてました。其れに尖閣には昔、海鳥の羽毛工場があり何百人も生活してました。しかし、日本領になったのは日清戦争後。所詮、「所有」は国も個人も時間が早いか遅いかの違い、天から観ると人間の愚かな概念。未来志向で考えれば資源の共同開発や漁場の開放も必須で、中国は16億の人口を支える為のエネルギーと食料の自給できない為、覇権競争での勝利はあり得ません。
天皇家には中国秦系と韓国百済系と、南ユダ国のレビ族、イザヤの血統が三つ巴で入っています。
昔の任那は倭国の韓半島に於ける太宰府の様な存在で、建国迄は倭寇が壮んに高句麗、新羅、百済を脅かしていました。天武天皇は天智の狩りを利用して極秘裏に殺害し、モガリも設けず他の墳墓に急遽埋葬させました。
壬申の乱を制して(易姓革命)即位し、古事記と日本書紀の編纂と、当時の国書の焚書を舎人親王に命じています。
天武は韓国系ですが直ぐに血統が絶えて、孝謙天皇時に従来の血統に戻っています。
その為か、現在の天皇家の天皇即位順位に天武等は削除されていますし、神道、仏教上でも祭祀から除外されています。これが何を意味するかは推して知るべし。
女系と女性天皇は根本的に違い、父親が直属の天皇の場合が女性天皇で、推古、聖武、持統、斉明、称徳、明正、後桜町天皇は女性天皇です。
アマテラスは巫女であり天皇ではありません。神武は和名がカム・ヤマト・イワレビコ・スメラミコトと呼ばれ、
「サマリヤの皇帝である創始者」の意味になります。
尖閣は海底油田埋蔵量が莫大で、それを日中台も欲しがっていますが、今後も化石燃料に拘る発想がナンセンスでしょう。
と言うより、石油は地球ガイヤの血液だそうです。よって、人類が勝手にガイヤの血液を搾取、収奪する権利はありません。
今後の地球のエネルギーは、ソーラーや風力、空間のフリーエネルギーに移行すべきです。車はリニヤで浮かせば道路の劣化もないし自然を壊さない。
200海里の漁業権も、魚は回遊するもので、一国が漁場権を独占する時代も陳腐です。国境の無い世界が理想ですが、うっかりすると共産主義者やグローバリストの恣意的思想に陥ります。
先ずは共産主義を排除する事が先決。左翼右翼は本来はフランス革命後に議場の左に平等、右に自由主義者が座った事から派生した呼び名に過ぎません。
フランス憲章は「自由と平等」と言う背反する概念に、「博愛」でバランスをとっています。一方、米国の独立憲章は「自由と放任」のみです。その基盤には宗教的な内面規範が拠り所になっています。
米国はカトリックとプロテスタント、ユダヤ教と言う宗教が内面規範を形成しています。
「万系一系」の天皇論は、天の意志によりユダヤのレビ族、イザヤの妻、へフジバとスーサナウとツークヨミの兄弟が一族を引き連れて日本に三種の神器(アロンの杖、十戒石(アーク)マンナの壺)をもって南ユダ国から逃れ、日本の天皇家と言う祭祀族となったからで、イザヤの父はアモツで、日本神話に出て来る天津神、イザナギ、イザナミ、そしてアマテラスはへフジバの事。スーサナウは荒ぶる馬の事、ツークヨミは月読命の事ですから、不思議に日本書紀の記述と聖書には同一性が見られます。
現在のイスラエルには三種の神器の一つも残っていない訳で、従って王族もいない訳です。
日本の天皇家は男系のみで125代続いていますが、男にしかないY遺伝子が重要で、其処に「徳の継承」が連綿と伝承されていると考えています。
中国と言う国名の意味は、「世界の中心の国」であり、「世界は全て中国の一部」だと言う、所謂、中華思想から来ています。
中国にはそもそも「国境」の概念がないのです。それは元の時代のジンギスハン、フビライハンの頃の領土はアジアの2/3、ヨーロッパ迄に至りましたし、唐や隋、明の頃の領土も東南アジア迄に至りました。自国の歴史を何処迄遡るかによって国境は変わります。依って、国境の問題は厄介なのです。
昔、「尖閣は琉球の一部」と記した文書が中国から出てますし、敗戦後の米国の統治下に尖閣も竹島も入って居るので、米国は当時のヒラリー国務長官が「日米安保の範囲」との認識を示しています。
中国から見たら、海洋資源と共に、海洋覇権の為にも、太平洋に航行する為にも是非とも欲しいのです。
その中華思想的な認識は日本にもあり、「八紘一宇」と言う言葉で、明治天皇が確か、「五箇条のご誓文」の中で陳べた言葉で、つまり、「四方、八方の全ての国々は日本から始まった」と言うものです。此は本当の神の民、古代日本史やリムリア大陸、アトランチスからの変遷を見ると一部当たっている部分もありますが、そんな事を言うと又、国粋主義とかと非難される訳です。
日本が米国の禁輸圧力を受けて、其れが為に東南アジアに活路を求めたのが対米、第二次世界大戦になる訳ですが、その裏には米国内の闇組織と英国は日独同盟のドイツを引っ張り出す目的もありました。
あの戦争はアジアで植民地支配を拡げる英、仏、蘭などを封じ、アジアの同朋を守りつつ、自国、日本を守る為の自衛戦争でした。しかし、結果的に敗戦になればものの道理は逆転し、全て、勝者の都合の良い歴史に書き換えられるものです。
其れと共に、日本国内に巣くっていた共産主義者が水を得た魚の如く跋扈した時代を招きましたが、愛国心から青春や家族を犠牲にして身命を捧げて「神国」日本の威信を遺憾なく発揮したのがあの戦争でした。
正に、日本の捨て身の戦争と敗戦によって、アジアの殆どの植民地化された国々が独立の道が開けたのです。此も歴史の真実です。今の日本の学校教育は、自虐史観で愛国心を根絶やしにし、マスコミは中韓などの顔色ばかり気にして、何処の国の新聞か放送局か「国籍不明」の処ばかりです。昨今の韓国の無礼千万な態度なども、北からの50年以上にも亘る洗脳教育が完成した証左に過ぎませんが、日本の教育現場も似たり寄ったりでしょう。
キチンと客観的に真実の歴史を知る事から国民としての、自己の内面規範や行動規範が生まれると思います。
司馬遼太郎は毎日新聞の記者でした。朝日と毎日、宮城の河北新聞などは左翼からリベラル左翼の論調です。私も司馬遼太郎は好きですが、あれ程資料を吟味した作家でも、自己の思想のスタンスをフィルターとしますから自ずと個人的主観が出るのはやむを得ないでしょう。
今は、良い悪いではなく、先ずは客観的に歴史の真実を押さえて、その上で自己の賢明なる判断力を働かせる事です。私は約40年間も自分なりに政治思想の勉強をしました。世界思想や思想新聞、諸君、正論、知識などを読み、最近までは、日本政策センターの「明日への選択」を読んでいました。
靖国は殉死者と戦犯が合祀されているから中韓が反発するのです。これは死生観の違いから来る文化的ギャップの問題。ODAはインフラと軍事費です。中国の海洋覇権の為の重要原資でした。一昨年から廃止したのは正解です。
今のような眉中派ばかりの政界では、今に日本は台湾に続き中国の属国になる運命で、かつて江沢民は50年後に日本は地図から消えると演説してます。
日中戦争の発端も毛沢東の赤軍の蒋介石軍への攻撃を、日本軍の攻撃に見せ掛けたノモンハン事件から始まりました。共感主義者の巧妙な戦略はソ連や北朝鮮、中国でも同じ構図です。ルーズベルトもスターリンの共産主義を甘く見ていて、韓国動乱で目を覚ましたのです。それから日本の自衛隊を国軍にする様に吉田茂に提言しましたが、吉田茂は経済復興を優先し、防衛は米国の傘に入る日米安保保証条約を結んだのです。其れで、韓国動乱の特需景気もあり、経済は発展しましたが、今日にも亘る平和ボケに陥ったのです。
小林よしのりのコミック雑誌「戦争論」は文字が矢鱈に多く、読破するのは結構難儀ですが、日本の昭和史の真実を克明に描いていますので皆さんにもお勧めです。
思い付くまま書いていたら、とんでもない雑文になってしまいました!!
悪しからず。
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