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オプティマバッテリー

DSのバッテリーは、何年もパナソニックの125D26Rサイズを使っていた。高級な部類に入るもので、それを2年で交換していた。
何年か前に電気系統、特に配線によるトラブルで頭を悩ませていたので、
電気モノで超有名な整備屋さんに持っていって軽く見てもらった。

バッテリーは何を使っているのかと聞かれて、答えると『あそこのはダメだよ、CCAも公表してないしデータを要求しても出してこない』
ここの車屋さんによると、バッテリーはオプティマ一択とのこと
そんなわけで次の交換には、オプティマを使おうと思っていた。

バッテリーに要求される最も重要な役割は何か?

それは、エンジンを始動させること。CCAは、アメリカの規格で数値が大きくなるほど始動性能が高いということになる。そして、これを測定するとバッテリーの劣化具合もわかる。測定するテスターもネットで簡単に手に入る。
早速実測してみると、パナソニックのものは、CCA500程度だった。

DSに使えるサイズは?

125D26Rという規格は、日本のものなのでアメリカのバッテリーとは簡単にサイズ合わせができない。ネットで色々見て周り実測値で入りそうなものを選んで購入。

YT925Uが縦横高さを勘案するとちょうど良い感じ
オプティマはドライバッテリーに分類されるタイプのようだが、重量はそれまで使用していたのよりちょっと軽くなったけど、17kg。
CCAは公称660A

購入したらバッテリー充電器(これも安価な急速充電器は使えないので、要注意。おすすめはアルプス電気製)

充電器 今時のに比べるとちょっと大きくて重い


で補充電して完全満充電してCCA測定をしてみると、なんと900を超えていた。
これに関しては、バッテリー専門店の動画を見てみると、アメリカは訴訟社会だから公称は低く出しているのだろうというコメントを聞けた。それに、出荷するときに必ずしも満充電になっていないこともあるので、車に装着する前に補充電はしておいた方が良いとのこと。

これを修理中のDSの元に持って行った。そこでもCCAを測定して900超えていて、メカニックの人が驚いていた。そこで使ってるのは、ボッシュのものでかなりの大きさだけど、それと比較しても全然数値は高かった。断熱材で周囲を覆った状態で渡して、それを装着してもらった。

さて、修理が完了して復活したDSのエンジン始動は、非常に快適。
それはちょっとした驚き、クランキングしてる時間がほとんど感じられない。
寒い朝にもかかわらず、ほぼ現代の車と遜色なくエンジン始動。
パナソニックも悪いもののワケはないし、比べようにもエンジンパーツから点火系もよくなった今の状態と以前とでは、簡単に比較はできない。ただ、それでもオプティマの性能は、ずば抜けているように感じる。

車の電気のプロの話や本で得たことを書いておこう

  • バッテリーは、温度が60度を超えたあたりから、結構劣化する。
    だから最近の車は、バッテリーをトランクなどに移設していることが増えた

  • 上記のことに関して言うと、素人によるバッテリー移設は危険だと思う。
    もし安易に移設してエンジンまで+端子から太い配線が伸びている状態で、安全対策をしていなくて、事故にあった時プラス線が断線してボディに触れたらその瞬間燃えるだろう。移設するなら電気に詳しい専門の人に車両火災にならないように、ちゃんとお金を払ってしてもらうのが良い。

  • 耐熱電線を秋葉原の専門店で購入したとき、車の電気配線は、あんまりいじらないようがいいよって言われた。

  • 太い配線と細い配線、ショートした時のことを考えると、細いものはショートしたら配線が溶け落ちてヒューズの役目をしてくれるが、太い配線は大電流を流せるので万が一の時は、大変危険なものとなる。必要以上に太くするのは危険を招き入れるようなもの。

  • オプティマの寿命は、結構長く2年でなく、4年くらいはいけるらしい。

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